雲取山 ( 雲取山:2,017.1m ) 2017.12.20 登山



【PHOTO & 記録 雲取山 6】

そして、少しザレている斜面をひと登りすれば、 奥多摩小屋の前に登り着いたのであった。漸く石尾根に到着である。時刻は 11時55分。

ここに至る迄 ほとんど急登はなく、かなり歩きやすい道が続いたので膝には良かったものの、 その反面、高度を稼ぐのがユックリなため、時間がかなりかかってしまった。
まあ、リハビリ登山としては良いコースと言えよう。

尾根上にポツンと置かれているテーブル (少々ガタガタしており、また、前はもっと小屋寄りに置かれていたという記憶がある) に腰掛けて暫し休憩。

尾根上だけあって、ここからの展望は抜群であり、正面には 富士山がよく見える。
さすがにこの時間になると、富士山の下方には雲が多く見られるが、雲に浮かぶ 富士山も魅力的である。

富士山の左下方には 雁ヶ腹摺山が見え、 富士山の右下方には黒岳とそこから小金沢山へと続く 小金沢連嶺が見えている。
そして、さらにその右に 大菩薩嶺が続いている。

大菩薩嶺から 右に下って行く尾根の後方には、布引山、 笊ヶ岳、偃松尾山、そして 聖岳赤石岳悪沢岳、白河内岳、 塩見岳農鳥岳といった南アルプスの山々が蜃気楼のように浮かび上がっている。

写真 後方右の山が 赤石岳で、その左が 聖岳である。
写真後方 中央左手の山が双耳峰の笊ヶ岳で、その左が布引山。

上記写真の右には 悪沢岳が続くが、 こちらはそのさらに右側。

写真後方 中央の山が 農鳥岳、西農鳥岳。
その左に見えているドーム状の山は 塩見岳

上記の写真の様に、 農鳥岳よりさらに右側の南アルプスの山々は、前飛竜、 飛竜山へと上っていく尾根に 遮られてしまっている。
さらには、その飛竜山の右側も、この石尾根の先にあるヨモギノ頭で見えなくなっている (写真)

ノドを潤し、腹を満たした後、12時4分に出発。
ここからは何遍も通っているルートを辿る。

すぐにヨモギノ頭へと直登する道とそれを巻く道に分かれるが、 ここは巻き道を進む。

樹林帯の中、足下にササが茂る道を進んでいくと、やがてヨモギノ頭経由の道と合流し、 その少し先で小雲取山への登りが始まる。
暫く登ると一旦道は平らになるが、その先でさらにキツイ登りが待っている (写真)。 もしかしたら、ここの登りは本日で一番キツイかもしれない。

それでも、先程の休憩が良かったのか、 あるいは今までゼロだった登山者が一気に増えたことに刺激されたのか、それとも石尾根に至る迄にあまり厳しいアルバイトがなくて体力が温存されていたのか、 この石尾根は一番足が進むような気がする。



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