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暫く登っていくと、前方に左に下る尾根が見えてきて、 道はその尾根上を目差すことになる。 登り着けば何か新しい展開が得られるかと思ったが、残念ながらその先には杉の林が続き、
展望が開けることはない。 |
日が当たり始めた杉林の中を登る。 やがて、斜面を横切ってつけられた桟橋が続くようになるが、 この桟橋を見てその立派なことに驚かされる。 この道は鴨沢などのコースに比べ、登る人はその半分にも満たないと想像されるのに、
この整備状態は驚きである。 |
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暫く続いた杉林が終了すると、今度は雑木林の中、
落ち葉を蹴散らして歩く日だまりハイクが続くようになる。 先程と同じく、前方に左に下る尾根が見え、道はそこを目差して登っていく。 |
左手に谷を見ながら緩やかに登っていくと、 周囲は檜林に変わり、それが暫く続くようになる。 この檜林はなかなか立派であるが、道の右手上方には 『 昭和44年度春植 丹波山分区 東京都水道局 』 と書かれた標識があったので、 ここまで育つのに 48年かかったことになる。 |
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檜林を抜けると、樹林の間から近くの稜線が見えるようになる。 |
暫くの間、 左に下る斜面を横切る、日当たりの良い場所を進んだ後、道は再び檜林へと入っていく。 緩やかな登りが続き、さらには時々平らな道が現れるので足への負担はあまりないのがありがたいが、 一方でなかなか高度が上がらず、また山襞をなぞるように進むため、歩いている時間の割に目的地には近付けていないようである。 |
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