鳳凰山 (観音岳・薬師岳) ( 観音岳:2,840.7m ) 2014.5.10 登山


【PHOTO & 記録 鳳凰山 5】

やがて、周囲に大岩が頻繁に現れるようになり、さらにはガマの岩と書かれた標識のある岩場に来ると (時刻は 10時51分)、 岩の間から間ノ岳西農鳥岳、農鳥岳が良く見えるようになる。
青空に白き峰々が良く生えており、テンションがグッと上がる。

ガマ岩を過ぎ、少し登って振り返ると、 樹林越しに富士山を見ることができた。
本日初めての富士山であり、しかも タイミング良く振り返らないと見つけにくい状況なので、 少し得をした気になったが、先に述べたように、 実際は火事場跡で富士山を見ることができたのであり、逆に 小生が肝心な時に見落としていた次第である。

やがて、周辺の木々も疎らになってくる。
左手を見れば、再び間ノ岳西農鳥岳、農鳥岳が見える。森林限界も近いようである。
そして、最後はダケカンバの疎らに生えている雪の斜面を登り切ると、大きな岩が立ち並ぶ場所に飛び出したのだった。
ここにも錆びて何が書かれているか分からない標示板があったが、ここを砂払岳としているのであろうか。
時刻は 11時7分。

ここから振り返れば富士山が見える。
先程は樹林越しで上半分しか見えなかったのだが、ここからはスッキリと全体を見通すことができる。

そして、左手を見れば、 岩の間から仙丈ヶ岳が見えている。
登山道を外れ、その岩の間を進んでみると、仙丈ヶ岳の左には北岳間ノ岳が続いているのが見える。
素晴らしい眺めである。

特に北岳は、 先程までその姿を隠すような位置にあったボーコン沢ノ頭が左にズレたため、 東側斜面 (バットレス) の姿が良く見えるようになり、迫力が一層増してきている。

また、北岳から右に下る尾根の先に小太郎山があり、 尾根はそこから野呂川の方へと下っていて、 仙丈ヶ岳とは尾根続きではないのだが、一見 北岳と仙丈ヶ岳は尾根続きのように見えている。
そして、良く目を凝らすと、その尾根の後方に中央アルプスも顔を出しているのが分かる。
帰宅後、写真を拡大してみると、3つ並ぶ中央アルプスの峰は、南駒ヶ岳、 赤梛岳、空木岳だということが判明した。

そして、さらに嬉しいことに、 本日これから登る観音岳、そして薬師岳がよく見えたのであった。
薬師岳はその頂上が分かりにくいが、観音岳はスッキリとした美しい姿を見せてくれており、テンションがグッと上がる。

また、観音岳の左側には、高嶺アサヨ峰も見えており、 さらにその先に仙丈ヶ岳が続いている。
こうなると、早く甲斐駒ヶ岳の姿を見たいものである (実は、高嶺の後方に、 少しだけ姿が見えていたのだが、この時は気づかずじまい)



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