甲斐駒ヶ岳 再登山 ( 甲斐駒ヶ岳:2,967m ) 2009.9.20 登山



【PHOTO & 記録 甲斐駒ヶ岳 再登山 7】

そして南には北岳。 逆光気味でやや黒みがかって見える。
手前の小太郎山まで下りてくる小太郎尾根は太く力強い。
頂上から右へは中白峰沢ノ頭へと続く尾根が長く延び、 北岳に安定感を加えている。
そして、その尾根の後方には、北岳の鋭角とは対照的な 間ノ岳の鈍角がどっしりと構えている。
間ノ岳から右へ流れる稜線の先にある小突起は三峰岳。三峰岳の右後方に見えるズングリした山は 悪沢岳だとすると、 その右は荒川中岳か ? そして、その右手前は塩見岳であろう。
本日の快晴が嬉しくあるとともに、 先日の白根三山を思うと、かなり悔しい。

北岳の左には、 富士山を背後に従えた 鳳凰三山が見える。
尤も、ここでも鳳凰三山のうち、見えるのはオベリスクが良く目立つ地蔵岳と、 その右後方の観音岳の 2山であるが・・・。

確かに地蔵岳、観音岳の 2山も魅力的ではあるが、 むしろ、観音岳の手前に見える赤抜沢ノ頭を挟んで、 地蔵岳とほぼシンメトリーをなしている高嶺が なかなかの魅力を振りまいている。

西に目をやれば、 木曽駒ヶ岳を中心とした中央アルプスが見えている。
甲斐駒ヶ岳木曽駒ヶ岳の間に位置する伊那市の人たちは、甲斐駒ヶ岳を東駒ヶ岳と呼んでいるそうである。
実際、20年前に甲斐駒ヶ岳に登った時は、頂上の標識にもそのように書かれており、 悪意ある者が東の字を削っていた。
そうなると、木曽駒ヶ岳が当然 西駒ヶ岳と言いたいところだが、 伊那市からは木曽駒ヶ岳を見ることはできず、西駒ヶ岳は伊那市から望める 将棊頭山を指すのだそうである。

そして、中央アルプスの右には、 御嶽も見える。

北西の方向には、 鋸岳が見える。
やはり、かなり険しいルートが第一高点まで続いている。

そして、鋸岳の左後方には、うっすらではあるが 乗鞍岳の大きく裾を広げた姿が見える。
乗鞍岳の右手には鉢盛山の盛り上がりの後、 焼岳笠ヶ岳、 そして穂高連峰槍ヶ岳 へと続く山並みが見える。

北北東に目をやれば、八ヶ岳が一つの島のように独立して浮かんでいる。
その大きく広がった裾は本当に美しい。
間に富士見高原や小淵沢、富士見の町並みを挟み、こちら岸には白く光る雁ヶ原を有する 日向山、 そして鞍掛山、 大岩山などが見える。

頂上をぐるりと周り、展望を楽しんだ後は、 岩に腰を下ろして握り飯を食す。

眼下には摩利支天がよく見える。
摩利支天に登るには、先程の駒津峰への分岐を下り、途中から分かれて、灌木の間に見える岩の道を登っていくようだ。
摩利支天自体は魅力的に見えるが、先程も述べたように、摩利支天への分岐までかなり下って行かねばならず、摩利支天を往復した後、 またそこを登り返してくるのはちょっとしんどい。
やはり摩利支天登頂は諦めることにする。



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