甲斐駒ヶ岳 ( 甲斐駒ヶ岳:2,965.55m ) 2016.8.31 登山



【PHOTO & 記録 甲斐駒ヶ岳 2】

ササ原の斜面を登り、少し平らな場所に登り着くと、 そこには記憶通りに 『 駒ヶ岳黒心龍神 』 と彫られた石碑、そして石仏が置かれていた。
時刻は 7時23分。

3分程休憩した後、出発。ここからはササ原の急斜面が始まる。
恐らくここが 八丁登りと言われる急斜面であろうが、この辺から日頃の運動不足が露呈し始める。
さらに風邪気味ということも加わってとにかく苦しい。少し登っては立ち止まって上を見上げるというバテた時のパターンを繰り返しながら登る。

先の石碑の所で一緒になった女性はドンドン先へと進んで行き、差がつく一方である。

山に登る度に日頃の運動不足を痛感し、 普段から運動せねばと強く思うのだが、下山するとそんなことはケロッと忘れてしまう次第で、 この頃ますます体力低下がひどくなっている状況である。とにかく苦しい。

なお、ここの登りも展望がほとんど無いが、時折 右手樹林越しに 日向山とその頂上付近にある白き 雁ヶ原を見ることができる (写真)

辛かった登りも徐々に傾斜が緩み始め、 やがて 前回休憩した場所に到着する。 時刻は 8時8分。

ここからは 鳳凰三山地蔵岳がよく見えるはずなのだが、 本日はガスに覆われていて全く見ることができない。

これでテンションがグッと下がってしまった上に、身体の方が休憩を強く欲しているため、 前回と同じく木の根に腰掛けて休憩する。

小腹を満たし、8時16分に出発。
嬉しいことに、その頃になるとガスの中から地蔵岳のオベリスクが姿を見せ始め、少し元気をもらう (写真)

この休憩場所からも登りが続くが、 ここからはそれ程の急斜面ではなく、また周囲はササ原に代わって苔生した土が目立つようになる。

足下はすぐに平らとなり、やがて弓を持った武神が彫られている石碑の立つ場所に到着する。
ここが地図上に記されている前屏風ノ頭かもしれない。時刻は 8時23分。

その石碑から少し進めば刃渡りで、到着時刻は 8時27分。
ここはナイフリッジの岩場を登っていくことになるのだが、鎖が付けられているので安心して登っていくことができる。

一方、ここは岩場のため展望が一気に開ける。
地蔵岳の他、 八ヶ岳、 そしてすぐ手前には 日向山鞍掛山などお馴染みの山々が見えている。
しかし、全体に雲が多く、遠くの山々は見ることができない。

こちらは刃渡りから見えた 八ヶ岳

写真 中央左側のとがったピークが 阿弥陀岳
その右にはギボシ、権現岳が確認できる。
主峰の 赤岳は権現岳の後方にあるはずなのだが、 残念ながら雲に隠れてしまっている。
また、権現岳から右に下る稜線途中に見えている鈍角三角形の大きな山は三ツ頭である。
なお、写真では分かりにくいが、阿弥陀岳の下方手前にはギボシから続く 編笠山が見えている。



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