芋木ノドッケ、雲取山 ( 芋木ノドッケ:1,946m、雲取山:2,017.1m ) 2018.6.22 登山



【PHOTO & 記録 芋木ノドッケ、雲取山 4】

傾斜はますますキツクなってくるが、 一方で道の方がかなり曖昧になってきたので、前回と同じく左手に見える支尾根に向かう。

滑りやすい斜面を登り、その支尾根に登り着いた後は、そこから右に折れて支尾根を辿る。
ここも急斜面であるが、草の中に白い小さな岩がいくつも転がっている斜面を進むのはなかなか気持ちが良い。
しかし、ここでもアブが纏わり付いて煩い。

急斜面を登り、途中から左手に回り込んで、前回と同じく踏み跡がある場所に辿り着く。
前回見えた 雲取山やその右後方の 飛竜山は全く見えない。

再び細い草付きの尾根を辿り、再度フキの群生地を抜けて傾斜が少し緩んでくると、 道はコメツガやシラビソ、そしてダケカンバが見られる樹林帯へと入っていく。

かなりへばってきているが、この樹林帯を登り切れば 芋木ノドッケなので、頑張って登っていく。

下草のない、倒木が多い急斜面を一直線に登る。
身体はかなりバテており、少し登っては立ち止まって上を見上げるというパターンを繰り返しつつ、何とか登って行く。

かなり苦しいが、漸く先の方にトラロープと標識が見えてきたので、 ここは力を振り絞って最後のひと登りを行う。

そのトラロープを潜れば 芋木ノドッケの頂上で、到着時刻は 11時7分。
狭い頂上には誰もいない。

実際の頂上と思われる、境界標柱が立つ少し高い場所を越え、 酉谷山 (とりだにやま) 方面へと少し進んで、前回と同じ場所にて休憩する。
ここでもアブが煩い。

なお、こちらもガスに囲まれつつあるのであろうか、樹林の間からは白い空間しか見えず、 さらには少し気温が下がりつつあるようである。

11時17分に出発。
今回は 前回進んだ方向とは反対の 雲取山方面を目差す。

標識に従って少し下ると、道がやや分かりにくくなる。
右に下って行く道もあれば、左側にも道が見える。
少し迷ったが、左側にピンクテープがあったので、左へと進む。

少し下ると斜面を横切る道が続くようになるが、 どうも良く踏まれている形跡がない (写真)

おかしいと思いつつも、 さらに少し先に進んで行くと岩場となり、そこからは 雲取山方面が見えるようになる。
残念なことに、雲取山の頂上は、最早 完全にガスの中である。

一方、この先も道は続いているものの、最近踏まれた形跡が皆無であり、 このまま進めば方角的には辿ってきた二軒小屋尾根へと合流しそうなので、道間違いと悟り、来た道を戻る。

正規の道に戻るには、 また登り返さねばならないことを覚悟していたのだが、ありがたいことに途中から左に下る明瞭な道と合流する。
どうにか正規の道に戻れたようである。

斜面を小さな振幅にてジグザグに下る。
一旦鞍部に下り着いた後は、木の根が剥き出しになった細い尾根を少し登った後、細い尾根の下りが続くようになる。



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