芋木ノドッケ、雲取山 ( 芋木ノドッケ:1,946m、雲取山:2,017.1m ) 2018.6.22 登山



【PHOTO & 記録 芋木ノドッケ、雲取山 2】

アセビのトンネルを抜けてひと登りすれば小さな高みに登り着く。
正面には鹿除けのネットが張られており、道はそのネットに沿って右へと進んでいく。時刻は 8時3分。

道は一旦少し下った後、また小さく登って岩がゴロゴロしている場所を登り越し、 その先にて上へと延びていく尾根に取り付く。

広い尾根の急登が暫く続く中、薄い踏み跡を追って登っていく。
相変わらず、倒木や落ち葉が多く、さらには道が踏み固められていないのでザレて滑りやすい。

さらには連日の雨によるためであろうか、踏み跡は前回よりも薄くなっているような気がする。

怠い身体に鞭を打つようにして登り続ける。
すると、今度は眠気が襲ってきて、フラフラする感じを覚えるようになる。
ワールドカップを見ているので、就寝時間が遅くなってしまっている中、山に登るべく早起きしたことで、睡眠時間は 3時間弱、 身体の不調も相まってかなり辛い登りである。

それに加えて、 前回は全くいなかったアブに攻撃を受けることになる。

右手がチクリとしたのでふと見ると、そこにアブがとまっており、 うまくたたき落としたと思ったら、刺されたところから血が出ているという状況。
どうやらアブに血を吸われてしまったようである。
その後も身体の周りを数匹のアブが飛び交い、追い払うのに神経を遣う。

結局、下山するまでに 8ヶ所ほど刺されてしまい、 帰宅後にそこがかなり痒くなって苦しむことになる。
以前、安平路山に登った際には顔をブユに刺されてしまい、 皮膚科に行く羽目になったが、今回は手、腕、襟足、そして襟足より上の髪の毛の中を刺されたものの、刺したのがアブだったためなのか、 何とか医者に行かずに済んだのであった。

体調の方はますます悪くなり、 立ち止まって目を閉じれば、数秒間眠ってしまうような状況である。

一方、道の方は、一旦平坦になってその状態が暫く続いた後、 また登りが始まるというパターンが何回か続く。
また、尾根の幅も狭くなったり広くなったりといった変化が現れる。

周囲には記憶通りに巨木が目立つようになり、 尾根が広くなると、周囲の巨木の数も多くなってくる。

左手には明らかに 雲取山と思しき高みが チラチラ確認できるようになるが、見通すことができず、また億劫さが先に立って、見通せるような場所を探そうという気も起こらない。

やがて、 道は左右の支尾根に挟まれた浅い窪地状になっているところを登っていくようになる。

この斜面を登り切れば、 この二軒小屋尾根における唯一の明確なポイントであるモミソノ頭があるのは分かっているのだが、足下の落ち葉がかなり深く、 しかも肝心の体調の方が今一つのため、足が進まない。

それでも、前回と同じく、途中から窪地状の中を登ることを避け、 左の斜面に取り付いて左側の支尾根に登ることでこの状況の打開を図る。



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