雲取山荘が近くなってきたことを感じつつ、 さらに緩やかに登っていけば、道は樹林を抜け、前方に雲取山荘の建物が見えてくる。 右手に 『 コケの国立公園 』、 『 有毒植物 』 といった環境省・埼玉県による 雲取山について説明した パネルが立ち並ぶ横を進んで、12時28分に雲取山荘に到着。 体調不良もあり、かなり疲れていたので、小屋前のベンチに倒れ込むようにして座り、
暫し休憩する。 | |
暫し休憩した後、トイレをお借りし、さらには ベンチ横にある水場で顔を洗って気合いを入れ直して 12時43分に出発する。 階段を登った後、
登山道に入る前に田部重治 (たなべじゅうじ) 氏のレリーフに立ち寄る。 |
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山道に戻って少し進むと、道が 2つに分かれる。 雲取山を目差しているので当然 右の道に入るのだが、 ここからは長い登りが待っており、それを考えると少し怯んでしまう。 | |
と、その時、 雲取山荘の方から若い登山者が登ってきたので、これは先に行って貰うべく、少し寄り道して右手にあった祠を見に行く。 小さな祠で、木製の柱、羽目板、扉等はかなり古くなっているものの、
銅板葺 (どうばんぶき) の屋根はまだ葺き替えられてからそれ程経っていないのか、
銅色 (あかがねいろ) に輝いている。 |
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若い登山者をやり過ごした後、 再び登山道に戻って斜面に取り付く。 道は明瞭であり、しかも植生保護のためなのか、道の両サイドにはロープが張られている。 しかし、傾斜はそれ程ではないものの、体調不良の身体にはキツイ。 | |
喘ぎつつ斜面を登る。 道がほぼ平らになると、周囲のコケは無くなってササ原が続くようになる。 ササ原はやがて終わりとなり、周囲には再びコケが見られるようになる。 |
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