緩やかな下りが続いていた道も、一旦道が平らになった後、 今度は緩やかに登っていく。 いつの間にか足下のササ原は無くなって下草が疎らに生える道に変わるとともに、
周囲は自然林となる。 そして、小さなピークに登り着くと、
そこには 『 野陣ノ頭 1845m 』 と彫られた、なかなか立派な手作り標識が木に括り付けられていた。 | |
この野陣ノ頭からは、
小さなアップダウンはあるものの、ほぼ平らな道が続き、その後 徐々に高度を下げていく。 地図では、この野陣ノ頭の後、
権衛ノ頭、サワラノ平といった名の付いた場所を通過しているようであるが、心に余裕がなかったためであろうか、全て標識を見落としてしまう。 |
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やがて足下に下草は見られなくなり、
落ち葉や土の道が続くようになると、少々道が分かりにくくなる。 途中から、傾斜も少々キツクなり、滑りやすい斜面に苦労しながらジグザグに下っていく。 | |
5分程休んだ後、出発する。 時折、左手が開けるが、ガスでほとんど展望は得られない。 ピンクテープ以外、人工的なものは何も現れない状態が続く中、
やがて 『 日原方面 → 』 と書かれた手書きの標識が現れたのでホッとする。 |
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狭くなった尾根を下って行くと、 今度は 『 日原、雲取山 』 と書かれた古い標識が現れ (15時3分)、 さらに少し先で 『 工事中 』 を示す注意書きが現れる (時刻は 15時10分)。 ここから暫くは工事区間となるが、工事されている部分を見ると、 今歩いている登山道とは別の登山道を作っているようである。 | |
その工事区間を過ぎ、 さらに 8分程下り続けると、漸く丁字路が現れて唐松谷林道に合流する。時刻は 15時24分。 左が日原で、右に進めば唐松谷林道であるが、唐松谷林道の方は現在通行止めになっており、 侵入しないようにロープが張られている。 ところで、思えば 1997年の 雲取山登山の際に通った 大ダワ林道、唐松谷林道はいずれも今は通行止めになってしまっている訳で、21年の月日をつくづくと感じた次第である。 |
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