檜洞丸 ( 檜洞丸:1,601m ) 2017.1.18 登山



【PHOTO & 記録 檜洞丸 1】

さて、新年を迎えたものの、初登山ができない状態が続く。
昨年の暮れ以来 左膝の調子があまり芳しくないため登山を控えていたからであるが、漸く膝の調子も回復してきたかと思った矢先、 今度は 1月8日から 9日にかけての雪で一気に登山の対象範囲が狭まってしまう。
小生の車はノーマルタイヤのため、積雪や路面凍結がないとの確信を得ない限り車の使用が難しいからで、一方、そういう情報はなかなか入って来るものではない。
それでもヤマレコなどを見ながら何とかノーマルタイヤの車でもアプローチ可能な地域を探していたところ、どうやら 塔ノ岳丹沢山 (大倉尾根)大山 (表参道や雷ノ峰尾根) などはノーマルタイヤでも問題なく登山起点までのアプローチが可能であると知る。
しかし、昨年暮れに白沢峠経由にて 笠取山に登り、 改めて初めてのコースを登るのは刺激的で楽しいと感じたばかりだったので、これらの山々には申し訳ないがあまり登る意欲が湧いてこない。

ただ、そうこうしているうちにズルズルと時は過ぎ、 1月20日にまた雪が降るとの予報も出てきたため、これはまずいと 慌てて 18日に山に行くことにする。 行き先は西丹沢の檜洞丸 (ひのきぼらまる)
駐車場のある西丹沢自然教室までノーマルタイヤの車でも大丈夫との情報をヤマレコにて得られたことに加え、 この山に登るのはほぼ 20年ぶりであること、そして何よりも西丹沢方面から登るのは初めてだということが決め手となったものである。
なお、この檜洞丸には過去に 3回登っているが、いずれも塔ノ岳、丹沢山、 蛭ヶ岳を縦走した後の 最後の山という位置付けである。
そのため、この山に登り着いた時にはかなり疲れてしまっており、さらには時間も遅くなっているため展望もあまり得られず、 従ってこの山に対する印象はほとんど残っていないのである。
雪がある今なら静かな山旅が楽しめ、檜洞丸自体の良さも確認できそうなので、今年初の山行に期待が膨らむ。

1月18日(水)、5時30分過ぎに横浜の自宅を出発する。 予報通り空には雲もなく、本日は快晴のようである。
横浜ICから東名高速道下り線に入り、大井松田ICを目差す。途中、まだ薄暗い空に白い 富士山が ぼうっと浮き上がるようにして見えていたが、やはり新年最初の登山なので檜洞丸からも 富士山を見たいところである。
大井松田ICにて高速を下りてからは国道255号線を北に進み、すぐに籠場インターから国道246号線に入って西へと進む。
道なりに暫く進み、御殿場線 谷峨駅入口の信号を過ぎると、やがて清水橋の信号に至るのでそこを右折して県道76号線に入る。
後は西丹沢自然教室までこの道を進めば良い。丹沢湖、中川温泉を過ぎ、山に入っても懸念した路面凍結はなく順調に進む。
そして、西丹沢自然教室の駐車場には 7時4分に到着。
向かい側のバス停には 7時10分発 新松田駅行きのバスが待機している。


車内にて朝食をとり、西丹沢自然教室のトイレを使わせてもらった後、 身支度を調えて 7時18分に出発する。

駐車場には既に 1台駐車しており、身支度中にもう 1台やってくる。
さらには、この自然教室より先の方に進んでいった車が 2台あったので、山では何人かと会うことになりそうである。
混み合う山は嫌であるが、冬場においては先行者なり後続者がいるのはありがたい。

西丹沢自然教室の前を通って車道をさらに先へと進んでいくと、朝日が当たり始めた 大室山が前方に見えてくる。

この大室山にはこちら側から 2回登っているものの、 最後に登ったのは 1999年であるから、もうあまり記憶に残っていない。
この立派な山容を見ると、もう一度登ってみたいという気にさせられる。

やがて、車道の右手に檜洞丸 つつじ新道の登山口が現れ、 傍らの標識には 『 檜洞丸まで 4.8km 』 とある。時刻は 7時25分。

標識に従って右側の小さな谷に入る。
V字型をした、狭く少々荒れ気味の谷で、足下には水がチョロチョロ流れている程度。
幸い凍っている箇所は少ないので難なく登っていくことができる。

このまま谷を詰めていくのかと思ったら、すぐに左の斜面に取り付く場所が現れる。
左に曲がって梯子を昇った後、道は斜面をジグザグに登っていく。

足下には落ち葉が敷き詰められており、冬枯れの道という感じであるが、 周囲には意外に緑の木々が多いことに驚く。
アラカシ、シラカシ、アセビなどのようである。

桟橋 (さんきょう) をいくつか渡りながら高度を上げていくが、 急登という訳ではないので正月太りとなった身体にとってはありがたい。

やがて、前方に尾根が見えてきて、道はそこに向かって登っていく。
登り着いた所は確かに尾根の一角になっており、そこにあった標識には 『 檜洞丸 4.4km 』 と書かれている。 時刻は 7時41分。

道はここから左に曲がるが、そのまま尾根に登っていくのではなく、 南側斜面をほぼ水平に横切っていくようになる。
足下に雪は無く、また乾いているので全く問題なく進むことができる。

右手を見れば、東沢の谷を挟んだ向こう側に山並みが見えている。
板小屋沢ノ頭、ヤブ沢ノ頭、石棚山といった山々と思われるが、大きな特徴がある訳ではないので同定が難しい。

やがて、その山々が奥へと延びていくその先に白く丸い山が見えてくる。
もしかしたら、あれが本日目差す檜洞丸かもしれない (写真 中央左奥)

一方、気になるのは天候の方で、予報は快晴であったにも拘わらず空には意外と雲が多く、 太陽はなかなかその雲を越えられないでいる。



檜洞丸 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2017.1.18 天候 : 曇り 単独行 日帰り
登山路:西丹沢自然教室駐車場−檜洞丸登山口 (つつじ新道)−ゴーラ沢出合−展望台− 箒沢分岐−檜洞丸 (往路を戻る)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−大井松田−勝沼IC−(国道255号線)− 籠場インター−(国道246号線)−清水橋−(県道76号線)−西丹沢自然教室駐車場 (車にて)
交通復路:西丹沢自然教室駐車場−(県道76号線)−清水橋−(国道246号線・国道129号線・国道246号線)− 深見西−(国道246号線)−大和小学校前−(一般道)−上瀬谷住宅前−(一般道)−上瀬谷小学校前−(一般道)−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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