檜洞丸 ( 檜洞丸:1,601m ) 2017.1.18 登山



【PHOTO & 記録 檜洞丸 3】

やがてテーブルのある場所に登り着く。時刻は 8時25分。

テーブルの傍らには箱形のコンクリートの塊があり、 そこ積もっている雪の上に荷揚げに使ったのか 2つの滑車、そしてワイヤーが飛び出ている。
しかも、ワイヤーの方は何と木の中から飛び出しているように見えるので少し驚く (写真 左から 1/4程の所にある木の根元から、輪っかになったワイヤーが飛び出ている)
雪の下の様子が分からないため、木、コンクリート、そしてワイヤーとの関係がよく分からないが、なかなか不思議な光景である。

ここからも登りは続く。最初の方は雪のない箇所があったものの、 その後は雪道が続くようになる。
しかも、所々で凍っている場所も現れるようになったので、先程のベンチで軽アイゼンを装着すべきだったと反省するが、 それでも登りの場合は大きな支障も無く登っていくことができる。

道は檜洞丸から西へと下る尾根を直登しているようで、登りが連続する。
しかし、時々緩やかな勾配の道が現れるので、正月太りの身体でもそれ程息は上がらない。

左手を見れば、東沢が流れる谷を挟んだ向こう側の斜面に林道が見えている。 地図で調べると、犬越路隧道を経て神ノ川・月夜野へと抜ける林道から南・東へと派生している道のようである。

かなり高度を上げてきたと思いながら振り返ると、樹林越しに 富士山が見えたので思わず声を上げる。
木の枝が邪魔をし、さらには先程見えた箒沢権現山が 富士山の右側をかなり隠してはいるものの、 青い空を背景とした真白き姿は美しい。

東名高速道にて 富士山が見えたので、 この檜洞丸でも見えるであろうと予想していたが、やはり実際に 富士山を見ると嬉しい。

その後も、振り返ると 富士山は見えはするものの、 木々が邪魔をしてなかなか見通すことができない状態が続く。

足下の雪には凍結箇所が増えてくる。
少々スリップしてロスはあるものの、アイゼン無しで何とか登って行く。

黙々と雪道を進んでいくと、先の方を大きな鳥が横切っていったのでビックリする。 雉子である。
鮮やかな色彩をしていたのでオスであろうが、山で雉子を見たのは九州の 双石山以来のような気がする。

やがて少し平らな尾根道が続くようになった後、 その先に下りが待っていたので (写真)、これを機に軽アイゼンを装着するとともに少々休憩する。
時刻は 9時2分。

雪はチェーンスパイクで十分な状況ではあるが、実は昨年の 12月に 北横岳に登った際、 三ツ岳の岩場でチェーンスパイクのゴムを傷つけてしまったらしく、帰宅後ゴムに切れ目が入っていることに気づいたのであった。
従って、本日は軽アイゼンしかないのである。

久々の軽アイゼン装着に手間取り、9時9分に出発。
やはり軽アイゼンがあるとスリップせずに効率良く進むことができる。

小さく下って行くと、下り着いた所には標識が立っており、 そこには 『 展望台 0.3km、檜洞丸 2.0km 』 とある。
展望台までもう少しである。

なお、道はこの標識の前をそのまま通過していくのであるが、 標識の所から左に下って行く踏み跡がある。
どこに続いているのであろうか。



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