檜洞丸 ( 檜洞丸:1,601m ) 2017.1.18 登山



【PHOTO & 記録 檜洞丸 8】

いくつかあるテーブルの 1つに腰掛けて、がっつくように食事をする。
ノドも渇いていたのであろう、500mlのペットボトルを一気に飲み干す。
少し落ち着いたところでテルモスの紅茶をユックリ飲む。本日はそれ程寒くないものの、やはり暖かい飲み物はリラックスに繋がる。

なお、檜洞丸の頂上は意外と広いが、周囲を樹林に囲まれていて展望はほとんどない。
唯一、埼玉方面と思しき方角が開けていて、同じような高さの山々が並んでいるのが見えたが、全く同定できない。

また、頂上ではほとんど陽が当たらなかったのだが、 時々雲が切れてスポットライトのように陽が当たる状態となる。

11時21分、下山開始。
頂上にいる間に後続の方が登ってくるかと思ったのだが、誰も来ない。

さて、下山のルートであるが、犬越路方面への道も踏まれてはいるものの、 地図を見るとかなり時間がかかるようなので、ここは無難に往路を戻ることにする。

下り斜面に入ると、相模湾や 富士山まで続く山並み、 そして山中湖などの光景が目の前に広がるが、如何せん肝心の 富士山が雲の中では画竜点睛を欠く。

木道を進み、石棚山経由にて箒沢へと下る分岐には 11時38分に到着。
分岐の先を見ると、ツボ足状態の足跡が 1つあるのみである。

先程よりもさらに霞み始めた南アルプスを見ながら下る。

ここからは、登りの際にその姿をハッキリとらえられなかった檜洞丸をカメラに収めようと努めながら下る。
しかし、樹林が邪魔をしてなかなかとらえることができない。
何とか写真に収めはしたものの、かなり下ってきていることから、今写真に収めた山が檜洞丸だという確信があまり持てない状況である。

順調に下り、展望台には 12時23分に戻り着く。
ここまで下って来て誰にも会わないということは、このつつじ新道を登ってきたのは小生だけということなのであろう。

この独占状態に気をよくしてテーブルに腰掛けてユックリと休憩する。
やはり 富士山は その山頂部分が少し見えているだけである。

12時36分に出発。軽アイゼンを付けたままでワイヤーロープが木の中から出ている場所まで下る。
さすがにこの先は軽アイゼンも不要なのでここで外す。時刻は 13時5分。

写真は 『 檜洞丸 0.8km 』 の標識より少し下方から見た 富士山

5分程休んでさらに先へと下る。

ゴーラ沢出合には 13時19分に下り着く。
東沢の上流を見ると、檜洞丸方面が見えそうだったので少し上流まで進んでみたが、 残念ながら檜洞丸自体は見えず、その左の熊笹ノ頭付近しか見えなかったのであった (写真)

東沢を渡渉し、少し登って平らな登山道に辿り着く。
振り返ると、ゴーラ沢出合ではどうしても見ることができなかった檜洞丸が樹林越しに見えたので、少し驚く (写真)
この後、檜洞丸はミツマタの群落付近からも見えており、今朝ほど写真に収めた山は奇しくも檜洞丸だったようである。

この後も順調に下り、登山口には 13時59分に下り着く。
林道を左に進む。

振り返れば 大室山がよく見え (下の写真)、その後方には雲があるものの青空が広がっている。
天候は今頃になって回復したようである。

林道を暫く歩き、西丹沢自然教室には 14時5分に戻り着く。
偶然にも、朝と同様にバスが待機していたが、このバスは 14時40分発の谷峨駅行きのようである。

本日は快晴との予報の下に 20年ぶりに檜洞丸に登ったが、 残念ながら天気予報は外れてしまったものの、それなりに景色を楽しむとともに、一応 富士山も見ることができ、 雪山も堪能して満足のいく山行であった。
特に、新年早々山を独り占めできたのが嬉しい。
また、長い縦走の最後の山として登るのと、檜洞丸だけをユックリ登るのとでは山に対する印象が全く違っていた。本当に来て良かった。

なお、下山時、駐車場には 6、7台の車が駐まっていたが、皆さんどこへ行ったのであろう。



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