檜洞丸 ( 檜洞丸:1,601m ) 2017.1.18 登山



【PHOTO & 記録 檜洞丸 6】

3分程写真を撮りまくった後、先へと進む。

ここに至るまでに水分補給は行ったものの、 食べ物は何も口にしていなかったためかなり空腹感を覚えてはいたのだが、檜洞丸まであと 0.8kmとのことなので頂上はすぐと思い、 休まずに頂上を目差す。

しかし、これが失敗であった。この 0.8kmは、 ここまでの標識の距離表示とその所要時間から得られた感覚とは違いかなり長いのである。

次から次へと現れる木の階段を昇り、斜面を登っていく。

かなり距離を登って来たと思いながら登っていくと、 やがて石棚山経由にて箒沢へと下る分岐に到着。
しかし、そこにあった標識には 『 檜洞丸 0.6km 』 とある。
時刻は 10時39分なので、 先程のベンチから 17分ほどかけてわずか 0.2kmしか消化していないことになる訳で、完全に感覚が狂ってしまう。
空腹を我慢していたため、かなり身体が辛い。

なお、途中で 富士山を見通せる場所があったのだが、 やはり 4合目 (目分量だが) より上は完全に雲の中で、先程 展望台で見た姿が嘘のようである。

この分岐から道は左方へと緩やかにカーブしながら高度を上げていく。

階段を昇り、木道が現れると、左手前方に檜洞丸の丸い頂上部が見えてくる (写真)
まだまだ距離があり、今までの 0.6kmとは全く違う距離がそこに存在しているようである。

この頃になると曇り状態が長く続き、陽がほとんど差さなくなる。
これに伴い気分もやや沈む。

階段、木道、階段と小刻みに続く道を進んで高度を上げていくと、 やがて傾斜がなくなって長い木道が現れる。

その手前にて右手を見れば相模湾、 そして真鶴半島と思しき岬が海に突き出しているのが見える。
真鶴半島の後方に見えているのは初島であろうか。

木道は途中から 2つに分かれており、見晴らしの良い右側の木道を進む。

右手には 丹沢の主脈が並んでいるのが見え、 中でも 塔ノ岳がよく目立ち、 その頂上の尊仏山荘も確認できる。

こちらはその 塔ノ岳方面。
上述の通り 頂上には尊仏山荘も確認することができる。

塔ノ岳は鈍角三角形ながらもスッキリとしており、 こちらからもその頂上からの展望が良いことがよく分かる。

やがて木道は再び 1つになるが、その手前、 左右の木道の真ん中にはお馴染みのシナノキの大木があって、存在感を示している。
太い幹の中心部がウロになっていてバスタブのようであり、そのバスタブの縁から数本の幹が空に延びているのである。

さすがにこの木のことは鮮明に覚えており、檜洞丸に登っていることを実感する。



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