相州大山 ( 大山:1,252m、 三角点は 1,248.0m ) 2016.1.27 登山



【PHOTO & 記録 相州大山 1】

1月22日(金)に雪の 塔ノ岳、丹沢山に登ったことで、 暫くの間 低空飛行状態にあった登高意欲も、漸く元に戻りつつある感じである。
こういう時は間髪入れずに山に登り、さらに楽しい思いをすれば完全復活となると思い、次の金曜日辺りにまた山に行こうと思っていたところ、 金曜日からは雨との予報が出ており、さらには山沿いは雪になる可能性もあるとのことで少々慌てる。
結果、先般の丹沢山と同じく、天候に追い立てられるようにして山に行くことにしたのだが、色々予定があって、27日の水曜日しか空いていない。 しかも、その日はできれば 16時頃には家に戻っていたいのである。
1月18〜19日に降った大雪の影響で、未だに小生の山の行動範囲が狭いままである中 (冬用のタイヤを持っていないため)、 いろいろ検討した結果、結局 またまた 丹沢ということになるが、 大山 (おおやま) に登ることにする。

3回連続の 丹沢ということになるが、 久々に鍋割山や丹沢山に登って、丹沢の魅力を再認識し、大山にも登ってみたくなったのである。
無論、家から近く、登山時間も短いということが大きな決め手になったのは言うまでもない。
この大山には過去に 3回登っており、 塔ノ岳から表尾根を縦走してきた後にヤビツ峠から登ったことが 2回 (そのうち 1回は日向薬師へ下山、もう 1回はヤビツ峠ピストン)、そして記録には上げていないが、 家族とともに当時休業中 (今は廃止) であった不動尻キャンプ場から唐沢峠経由で登ったのが 1回である。
そのため、当初は、初めてとなる表参道を登り、下山は見晴台経由にてまた表参道を下るという計画を立てていたのだが、 その場合、登りは朝早いのでコマ参道、女坂 (あるいは男坂) を進むのは問題ないとしても、 下山時には観光客と一緒になる可能性もあるので、やはり躊躇するところがある。
色々悩んだあげく、最終的に計画を変更し、人が比較的少ないと思われる ふれあいの森日向キャンプ場から登ることにする (道路上に雪がないことはヤマレコで確認済み)

1月27日(水)、朝 5時50分に自宅を出発。 空には雲一つ無く、間違いなく本日は快晴のようである。
横浜ICから東名高速道に乗って厚木ICまで進み、そこから小田原厚木道路に入って、すぐに厚木西で県道63号線に下りる。
少しの間 小田原厚木道路の下を進んだ後、田谷の交差点にて右折して県道604号線に入り、500m程進んだ愛甲宮前にて左折して国道246号線に入る。
暫く国道246号線を進んだ後、市役所入口にて右折して県道63号線に入り、2km弱進んだところで西富岡にて左折して県道603号線へと進む。 やがて、温泉入口の信号を過ぎると、道は県道603号線と分かれて一般道へと変わるが、道自体は直進である。
前方には大山の姿も見えてくる。

日向川に架かる橋を渡ると、やがて道は日向川に沿って進むようになり、 道幅も徐々に狭くなる。
浄発願寺を左手に見て、山の中に入って行き、再び橋を渡って日向川が右側に見えるようになると、 ふれあいの森日向キャンプ場の駐車場が右手に見えてくる。到着時刻は 6時45分。
駐車場は道路と日向川の間のスペースにあり、道路に直角に 1台ずつ駐車するようになっていて、 かなりの車が駐車できるのであるが、平日というのに駐車場には既に 10台近い車が駐まっている。


朝食を済ませ、身支度をして 6時59分に出発。車道をさらに先へと進む。
前方を見上げれば、大山と思しき山が朝日を浴びて赤く輝いている (左奥の山。実際は大山の肩あたりの高み。)

キャンプ場へと通じる急坂を右に分け、ヘアピン状の道を登っていくと、 すぐに車止めのゲートが現れるが、車道自体はさらに先へと続く。

やがて、日向ふれあい学習センターからの登山道が左から合流する。
大山へはその合流点から道路を挟んで反対側 (右手) にある階段を昇っていくことになる。

この合流地点にはベンチとともに簡易トイレもあったので利用させてもらう。
7時12分、階段を昇って山に取り付く。

道は杉林の中を登っていく。
この道は 『 関東ふれあいの道 (首都圏自然歩道) における 『 大山参り蓑毛のみち 』 になっており、従って足下はしっかり踏まれている。

杉林の中をジグザグに登っていくのだが、 ふれあいの道という割には結構 傾斜があるので侮れない。
20分程展望のない斜面を登っていくと、足下に少しずつ雪が現れ始める。
しかし、雪の量はまだ少なく、土の部分の方が断然多い。

やがて、上方に地蔵尊が見えてくる。
地蔵尊は赤い頭巾 (ターバンやマフラーのようにも見えるが) を被っており、赤い前垂れ、 そしてチェック柄の袈裟というかマントを纏っている。
これら身につけているものは皆 新しそうなので、信仰あつき方がおられるのであろう。時刻は 7時47分。
地蔵尊の前にある標識には 『 大山 3.0km 』 とある。

地蔵尊の所から道は右に折れ、 今までの急斜面とは打って変わってほぼ平らな道が続くようになる。
すぐに ふれあいの森日向キャンプ場に直接下る道を右に見て平坦な杉林の中の道を進む。

やがて杉の木が疎らとなり、自然林に変わり始めると、 左手の展望が開けるようになる。

相模湾、真鶴岬、 そしてその後方に伊豆半島が見え、大室山、 天城山もハッキリ見ることができる。
さらに右には箱根の双子山、そして駒ヶ岳、神山も見えており、神山の右手前には恐らく大涌谷からのものと思われる垂直に昇る白い水蒸気 ? も見えている。
雲一つ無く、日の光で周囲は明るい。今日は本当に良い天気である。

写真は 天城山方面。
中央の一番高い山が万三郎山。そして、左に 1つ高みを挟んだ後、少し飛び出している高みが万二郎山。
また、写真左の高みは大室山で、手前には真鶴岬も見えている。



相州大山 登山データ

上記登山のデータ登山日:2016.1.27 天候:快晴単独行日帰り
登山路:ふれあいの森日向キャンプ場駐車場−関東ふれあいの道入口−(九十九曲ハイキングコース入口)− 地蔵尊−ふれあいの森日向キャンプ場分岐−見晴台−大山の肩−大山−無線中継所−ヤビツ峠分岐−富士見台−十六丁目追分の碑−白山神社−大山阿夫利神社下社− 二重社・二重滝−見晴台−ふれあいの森日向キャンプ場分岐−ふれあいの森日向キャンプ場−ふれあいの森日向キャンプ場駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−厚木IC−(小田原厚木道路)西厚木IC− (県道63号線)−田谷−(県道604号線)−愛甲宮前−(国道246号線)−市役所入口−(県道63号線)−西富岡−(県道603号線)−温泉入口− (一般道)−ふれあいの森日向キャンプ場駐車場 (車にて)
交通復路:ふれあいの森日向キャンプ場駐車場−(一般道)−温泉入口−(県道603号線) −西富岡−(県道63号線)−市役所入口−(国道246号線)−船子陸橋−(国道246号線・国道129号線)− 金田陸橋−(国道246号線)−深見西−(側道)−大和小学校前−(一般道)−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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