相州大山 ( 大山:1,252m、 三角点は 1,248.0m ) 2016.1.27 登山



【PHOTO & 記録 相州大山 5】

富士山の右には 上河内岳、聖岳赤石岳といった白き山々と、 その手前に布引山、笊ヶ岳等の黒き山が絡む南アルプスが見えている。

写真の中央右手に見える白き山が 赤石岳
南アルプスが 赤石岳までしか見えないのは、写真の通り小丸が遮っているからである。
小丸から左に下っているのが小丸尾根で、その下方に大倉尾根、さらに下方に表尾根と、3つの尾根が重なるように見えている。

小丸の右には花立、 塔ノ岳が続いているが、 大倉尾根は花立に、表尾根は塔ノ岳に続いているのは言うまでもない。
なかなか形の良い塔ノ岳の右には、日高 (ひったか)、竜ヶ馬場、 丹沢山と続く、先日辿った尾根が見えている。
丹沢山がかなりのボリュームであることに驚かされる。

また、竜ヶ馬場と丹沢山を繋ぐ稜線の後方には不動ノ峰が顔を出しており、 蛭ヶ岳が見えない中、 丹沢山塊第二位の高さであることを 誇示しているようである。

写真 左から 1/4程の所に見える山が塔ノ岳。そしてその右に上述の山々が続き、 ボリューム感溢れる丹沢山に続いている。

丹沢山の右には 太礼ノ頭、円山木ノ頭、本間ノ頭と続く丹沢三峰が続き、その ピークの間から 大菩薩嶺甲武信ヶ岳といった山々が見えている。
そして、丹沢三峰の右後方には 飛竜山雲取山、芋木ノドッケ、 鷹ノ巣山といった奥秩父の山々が並んでいる。
こちら側から見る 雲取山は、鈍角ながらも なかなかの形をしていて一寸驚くが、 よくよく考えたら七ツ石山から見た姿そのものであった。

写真の後方に並ぶ山は、左から 唐松尾山、飛竜山、 そして 雲取山、芋木ノドッケ、鷹ノ巣山。
写真 右端が鷹ノ巣山と思われ、雲取山は写真 中央右寄りの山。
芋木ノドッケは 雲取山の右側の山である。

素晴らしい展望を十分楽しんだ後、 また鳥居の所まで戻り (10時12分到着)、右に道を取って 大山阿夫利神社下社へと下る。

良く踏まれた雪道を下っていくと、すぐにヤビツ峠との分岐に到着。 時刻は 10時18分。
ヤビツ峠の方に気持ちの良さそうな雪道が続いているが (写真)、ここは左に折れて下社を目差す。
傍らの標識には 『 下社 1.7km 』 と書かれている。

ここからは日当たりの良い斜面を下っていく。
そのためであろう、すぐに足下には雪に混ざって土が現れてきたので、『 下社 1.6km 』 の標識があるベンチの所で チェーンスパイクを外す。

そのすぐ先で、 富士山がよく見える場所に下り着く。 富士見台である。時刻は 10時30分。
富士山の手前には二ノ塔、三ノ塔が大きい。

ここで年配の登山者 (小生も同じであるが) に、 この先の雪道の状況を聞かれる。
登りはアイゼン不要だが、下山時はアイゼンがあった方が良いと答えると、その方はアイゼンを持ってこなかったので、このまま下山するとのこと。
勿体ない話だが、安全を考えれば致し方ないところか。

溝状になった道を下る。
途中、軽アイゼンを装着していないが故に少々怖い思いをした場所が 2箇所ほどあったものの、順調に下り、 10時38分に 『 十六丁目追分の碑 』 が立つ場所を通過する。
ここからは左に折れて明るい斜面を下る。

途中、岩に穴が空いた 『 天狗の鼻突き岩 』 や、 幾重にもタマネギの皮をむいたような 『 牡丹岩 』、そして左右同形の巨木で樹齢 5〜6百年という 『 夫婦杉 』 (写真) などといった興味深い自然物が現れる。

夫婦杉を過ぎると、道は杉の樹林帯の中を下るようになる。
少々アイスバーンになりかけの場所を下り、やがて門のようになった 2つの岩の間を通り抜けると、下方に石碑が見えてくる。
石碑には 『 阿夫利大神 』 と彫られており、傍らに 『 白山神社』 について記述した 立て札が立っていたが、石碑との関係が今一つよく分からない。時刻は11時6分。

この石碑の前からは、長い石段を下るようになり、下ったところで鳥居、 さらには鳥居の前に立つ登拝門を潜って 大山阿夫利神社下社の一角に入り込む。



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