|
道は明るい尾根歩きとなり、溝状になった道を進む。
足下の雪は徐々に増え始めるが、一方で日当たりの良い場所では全く雪が無いといった状態が続く。
道が緩やかに登り始めると、左手に疎らに生えている木の間から、
大山の斜面とその途中にある 大山阿夫利神社下社が見えてくる (写真)。
また、前方の樹林の上方には大山の頂上部が少し見え始め、頂上にある無線中継所のアンテナが確認できる。 |
やがて、丸太の横木が連なる斜面の先に青空が見え、
そこに登り着くと目の前に東屋が現れる。
東屋の後方には大山、そしてその手前にある大山の肩がその姿を見せている。
見晴台に到着である。時刻は 8時8分。
『 山岳安全 』 と彫られた石碑の前を進み、
東屋の横を通ってテーブルとベンチが並んだ場所へと進む。
この時間はテーブル付近に日が当たっており、居心地が良さそうである。
また、この時間、先達は皆もっと先に進んでしまっているのであろう、周辺には誰もいない。 |
|
|
本日は行程も短く時間的に余裕があることから、居心地の良いベンチにて少々休憩する。
顔を上げれば、正面には大山、その右手には三峰山が見え (写真)、
さらに右には厚木市であろうか、街並みが見えている。
8時13分に出発。
ここからは関東ふれあいの道と分かれて、真っ直ぐに進むことになる。
関東ふれあいの道の方は、左手斜面を下って杉の林に入り、大山阿夫利神社下社へと続いている。 |
道はすぐに樹林帯に入り、少し下った後、登りが始まる。
傍らにあった標識には 『 大山 2.0km 』 と書かれている。
丸太の横木がある道を登る。
目の前に高みが見え、以前はその高みに直登していたと思われる道が残っているが、現在は通行止めとなっていて高みの左から巻くようにして登っていく。
途中 雪が現れるものの、すぐに雪は無くなり、日当たりの良い道が続く。 |
|
|
高みに登り着き、以前の直登の道と合流した後 暫く進むと、
岩がゴロゴロした場所を抜け、やがて道は斜面の左を横切って進むようになる。
ここで斜面に 2羽のアオバトを見る (写真)。
アオバトを見るのは本当に久しぶりであったが、そう言えばここから 15km程の所にある大磯の海岸では、
海水を飲むべく アオバトが連日飛来していると聞く。
左手樹林越しには相模湾が見えている。アオバト達にとっては短い距離なのであろう。 |
道はやがてジグザグに斜面を登っていくようになり、
進む方向によって江ノ島方面 (写真)や
天城山方面が
交互に見えるようになるが、いずれも逆光気味や霞み気味である。
この頃になると、足下に雪が頻繁に見られるようになるものの、未だ土の部分も多い。 |
|