高みの回り込みを終えると、目の前に百間平の台地状の広がりが現れ、思わず声を上げる。 百間平と言っても完全に平らではなく、いくつかの高みがある。
先程はそのうちの 1つを巻くように進んできたが、それぞれの高みはハイマツの絨毯に覆われ美しい。 | |
百間平の標識が立つ場所には 5時45分に到着。 また、荒川三山の方を振り返れば、こちらも先程のような朦朧とした感じよりもかなりハッキリと見え始めている。
荒川三山のうち、荒川東岳 (悪沢岳) のみが
赤石岳の斜面に隠れつつある。 |
|
まずは馬ノ背へと向かう。 赤石岳の方は相変わらず逆光状態。
そのため暗く見えることから、その大きさと相まって威圧感を感じさせる。 | |
高度を上げて振り返れば、百間平の広がりが一望でき、
まさにそこがテーブル状になっていることがよく分かる。 しかし、さらに高度を上げていくと、日の当たり具合も良くなり、全体が落ち着いた感じになる。 |
|
ハイマツ帯を抜けると、砂礫の狭い尾根道が続く。ほぼ平らな状態で、まさに馬ノ背である。 6時21分、その赤石岳大斜面下のコルを通過。大きな岩がゴロゴロした斜面を、 トラバースして斜めに登っていく。 | |
この道は傾斜も緩やかで、思ったよりも楽な登りであるのがありがたい。 斜面を登りながら右手を見れば、聖岳、
兎岳、小兎岳、中盛丸山、そして百間平がよく見える。 |
|
こちらは、中盛丸山から大沢岳へと続く稜線。 但し、日頃 身体を鍛えていないため、今まではそれなりに何とかなった体力だが、
今回、その不足を露呈してしまった山行でもあった。 | |
大斜面のトラバースを終え、6時40分に標柱のある場所に登り着く。 ここからも聖岳、
兎岳がよく見える。 |
縦走 1、   縦走 2、   縦走 3、   縦走 4、   縦走 5、   縦走 6、   縦走 7、   縦走 8、   縦走 9、   縦走 10 もご覧下さい。