怠い身体に鞭打って何とか登り続けていくと、
やがて先の方にベンチと標示板が見えてくる。 この雁坂峠まで体調は最悪の状況であったが、ユックリ休み、
食事をし、さらにはアミノバイタルも飲んだことで少し元気が出てきたのか、山の頂上を踏まずに戻るのは悔しいという思いが強くなり始める。 | |
しかし、本日は大弛峠−
甲武信ヶ岳を目差していたため、
手元の地図 (2009年 金峰山/甲武信) にはこの雁坂峠が載っていない。 道の方は明瞭のはずであり、何回も歩いているので心配ないのであるが、 やはりこの先の時間の目安を知りたいところである。 |
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と思ったら、この雁坂峠には 『 奥秩父案内図 』 が掲げられていて、そこに主要拠点間のコースタイムが書かれていることに気が付いた (写真)。 そこに書かれている時間を見ると、雁坂峠−雁坂嶺間は 30分、雁坂嶺−東破風山間が 50分、 東破風山−西破風山間が 25分とある。 30分程度なら何とかなると思い、9時5分に峠を出発する。 | |
少し登ると、 右手に岩場の高みがあったのでそちらに進んでみる。 そこから振り返れば、
唐松尾山が見え、
さらにはその左後方、北へと延びる尾根上に東仙波、そして
和名倉山が見えている
(写真)。 |
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緩やかな尾根を登っていく。 樹林の切れ間から左手を見ると、 富士山を覆っていた雲が少し左に移り、 うっすらとではあるが再び山頂が見えるようになる。 | |
傾斜の方はさらに緩やかになるが、 一方で樹林は密度が増し、その中に立ち枯れの木々が目立つようになる。 足下のササも密度を増して、なかなか気持ちの良い斜面であるが、 やはり立ち枯れが多いことが気になるところである。 |
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