雁坂嶺・破風山 ( 雁坂嶺:2,289.4m、東破風山:2,260m、西破風山:2,317.8m) 2017.9.13 登山



【PHOTO & 記録 雁坂嶺・破風山 3】

怠い身体に鞭打って何とか登り続けていくと、 やがて先の方にベンチと標示板が見えてくる。
漸く雁坂峠に到着である。時刻は 8時46分。
倒れ込むようにしてベンチに腰掛け、暫し休憩する。


この雁坂峠まで体調は最悪の状況であったが、ユックリ休み、 食事をし、さらにはアミノバイタルも飲んだことで少し元気が出てきたのか、山の頂上を踏まずに戻るのは悔しいという思いが強くなり始める。
とは言え、体調に自信がないため、散々迷ったものの、結局 頑張って雁坂嶺まで足を延ばすことにする。

しかし、本日は大弛峠− 甲武信ヶ岳を目差していたため、 手元の地図 (2009年 金峰山/甲武信) にはこの雁坂峠が載っていない。
辛うじて右端に雁坂峠から 破風山 (西破風山) まで 2時間20分との記述があるのだが、当然 雁坂峠−雁坂嶺間の時間が分からない。

道の方は明瞭のはずであり、何回も歩いているので心配ないのであるが、 やはりこの先の時間の目安を知りたいところである。

と思ったら、この雁坂峠には 『 奥秩父案内図 』 が掲げられていて、そこに主要拠点間のコースタイムが書かれていることに気が付いた (写真)

そこに書かれている時間を見ると、雁坂峠−雁坂嶺間は 30分、雁坂嶺−東破風山間が 50分、 東破風山−西破風山間が 25分とある。

30分程度なら何とかなると思い、9時5分に峠を出発する。

少し登ると、 右手に岩場の高みがあったのでそちらに進んでみる。

そこから振り返れば、 唐松尾山が見え、 さらにはその左後方、北へと延びる尾根上に東仙波、そして 和名倉山が見えている (写真)
また、目の前には 3月に登った 水晶山が大きい。

緩やかな尾根を登っていく。
足下にはササが多く、周囲はあまり背の高くないコメツガなどが生え、また所々に露岩が現れる。
傾斜はさほどキツクないので、このまま何とか登って行けそうである。

樹林の切れ間から左手を見ると、 富士山を覆っていた雲が少し左に移り、 うっすらとではあるが再び山頂が見えるようになる。

傾斜の方はさらに緩やかになるが、 一方で樹林は密度が増し、その中に立ち枯れの木々が目立つようになる。

足下のササも密度を増して、なかなか気持ちの良い斜面であるが、 やはり立ち枯れが多いことが気になるところである。



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