雁坂嶺・破風山 ( 雁坂嶺:2,289.4m、東破風山:2,260m、西破風山:2,317.8m) 2017.9.13 登山



【PHOTO & 記録 雁坂嶺・破風山 6】

振り返れば、先程通過した雁坂嶺が見えており、 そのボリューム感には少々驚かされる。

しかし、ここまで来てしまうと、最早ここから戻るという選択肢は全く無い。
引き返して雁坂嶺を登り返すなどという気力は湧いてこず、先へと進むのみである。
ただ、破風山避難小屋から木賊山に登る気力の方もあまりなく、避難小屋からのバリエーションルートが見つかることを切に願うばかりである。

富士山の方も再び周囲に雲が多くなり、 もはや頂上部分を残してアップアップの状態である。

また、富士山の手前に目をやれば、 広瀬湖が見えている。


周囲に大きな岩が現れ出すと、やがて道は 東破風山への登りに入る。

途中、ササ原の中に四等三角点を示す白い表示杭が立っているのが目に入る (写真)
ササ原に入って杭に近づいてみると、そこには金属標があり、しっかり四等三角点の文字が刻まれていた。
ここが手元の地図の端に辛うじて書かれている 2,180m (正確には、四等三角点は 2,178.2m) ということになるのかもしれない。

(注) 帰宅後に 国土地理院の電子WEB地図で調べたところ、 2,180mと 2,178.2mの場所は異なっていることが分かった。
両者の距離は 150m弱であり、面白いことに 四等三角点の方が東破風山に近い所にある。

東破風山の標高は 2,260mなので 80m程の高低差しかないが、傾斜が徐々に急になるとかなり厳しく感じられるようになる。

原因は体調の方ではなく、登りがほぼ一直線だからで、 ここは兎に角 ひたすら登り続けるしかない。
足下には岩も現れ息が上がる。

四等三角点の所から 20分弱登り続けると、 漸く傾斜が緩み始め、前方の樹林の間に頂上標識の一部が見えてきてホッとする。

東破風山到着は 10時47分。
雁坂嶺からここまで 1時間を要したことになるが、先程の 『 奥秩父案内図 』 によれば、 この間のコースタイムは 50分ということなので、またまた自信をなくす。

この東破風山の頂上も樹林に囲まれて狭い場所ではあるものの、 木々の隙間から展望は得られるはずであるが、今や周囲はガスで真っ白、何も見えない。

岩に腰掛けてノドを潤し、10時49分、先へと進む。

前方を見ると 西破風山の頂上部分が見えており、 かなり高く感じられる。
遠くから見ると東破風山・西破風山は台形を為しているように見えるが、その上底部分は平らとはいかないようである。



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