振り返れば、先程通過した雁坂嶺が見えており、 そのボリューム感には少々驚かされる。 しかし、ここまで来てしまうと、最早ここから戻るという選択肢は全く無い。 | |
富士山の方も再び周囲に雲が多くなり、 もはや頂上部分を残してアップアップの状態である。 また、富士山の手前に目をやれば、 広瀬湖が見えている。 周囲に大きな岩が現れ出すと、やがて道は 東破風山への登りに入る。 |
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途中、ササ原の中に四等三角点を示す白い表示杭が立っているのが目に入る
(写真)。 | |
東破風山の標高は 2,260mなので 80m程の高低差しかないが、傾斜が徐々に急になるとかなり厳しく感じられるようになる。 原因は体調の方ではなく、登りがほぼ一直線だからで、
ここは兎に角 ひたすら登り続けるしかない。 |
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四等三角点の所から 20分弱登り続けると、 漸く傾斜が緩み始め、前方の樹林の間に頂上標識の一部が見えてきてホッとする。 東破風山到着は 10時47分。 この東破風山の頂上も樹林に囲まれて狭い場所ではあるものの、 木々の隙間から展望は得られるはずであるが、今や周囲はガスで真っ白、何も見えない。 | |
岩に腰掛けてノドを潤し、10時49分、先へと進む。 前方を見ると
西破風山の頂上部分が見えており、
かなり高く感じられる。 |
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