やがて、道の両側に紫の花が咲くトリカブトの群落が現れる。 トリカブトは有毒であるが、その花は美しく、その名の通り兜を被っているようである。 あまり花には興味がないが、今回はこのトリカブトの姿に癒やされ、少し元気をもらう。 | |
ほぼ平らに近い道を進んでいくと、 やがて井戸ノ沢を横切ったところから暫く登りが続くようになる (写真)。 やはり、本日の身体には登りが辛い。 道は沢から離れて高度を上げていく。 |
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足下にササが多く見られるようになると、 やがて道は斜面をジグザグに登るようになる。 少し登れば
富士山が見えてくるが、
期待に反し、富士山はその左半分が雲に隠れてしまっている。 これでさらにテンションが下がり、本日は雁坂峠までとすると再度 心に決めて登り続ける。 | |
ここからは何回か 富士山が見えるようになるが、 見る度に 富士山にかかる雲は変化しているので、どうやら 富士山本体が雲に巻き込まれているのでは無く、その手前側に雲が湧き上がっているということが分かる。 ということは、うまくすれば 富士山が良く見えるようになる可能性もある訳で、確かに、途中で 富士山の頂上部分をしっかりと見ることができたのだった(写真)。 この 富士山頂上が見えた所で少し休憩する。 |
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その後、道は斜面を横切って進むようになるが、
冬場に比べて足下のササがかなり煩くなっている。 道はやがて、左手のササ原の斜面をジグザグに登るようになる。 | |
斜面の途中で振り返れば、 富士山はスッカリ雲に隠れてしまっており、 黒金山、 国師ヶ岳、北奥千丈岳にも雲が多く絡んで その頂上を十分に確認することができない。 写真のピラミッド型の山は黒金山。 |
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