暫く平らな尾根道を進んでいくと、やがて前方樹林越しに高取山らしき山容が見えてくる。 道の方は一旦下りに入り、その後暫く平らな道が続いた後、高取山の登りに入る。 右手下方には愛川町の町並み、そしてそこから東へと広がる関東平野が見えている。 少し傾斜がキツくなったかと思うと、すぐに緩やかになり、 『高取山 0.05km』 の標識が現れれば、頂上はもうすぐである。 | |
そして、9時53分、高取山の山頂に到着。 なお、 丹沢周辺の地図を眺めていると、 この高取山の他にも 『高取山』 という名が付けられている山が多く見られる。 例えば、華厳山の南東にも高取山がある他、非公式ながら経ヶ岳の南にも煤ヶ谷高取山があり、さらに南の伊勢原市にも高取山がある。 この 『高取山』の名の由来は不明だが、今居るこの場所は 昔の地図では 『高旗山』 と記載されている。 |
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この高取山には展望台が設置されており (高さは 13m)、そこに登れば 360度の大展望を得ることができる。 少し揺れる鉄階段を昇り、展望台の頂上に立つ。 やはり展望は抜群、西側下方には宮ヶ瀬湖が広がり、それを囲い込むようにして後方に 丹沢の山々が広がっている。 | |
まず目に付くのが、丹沢三峰北端に位置する本間ノ頭である。 鈍角三角形ながらも、後方右側に 蛭ヶ岳、後方左側に不動ノ峰、 丹沢山を従えるようにして大きく左右に裾を広げている。 写真 中央やや右寄りにあって、大きく左右に裾を広げている山が本間ノ頭。 |
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丹沢山の左には 竜ヶ馬場、日高 (ひったか)、塔ノ岳、木ノ又大日、 新大日と稜線が続く (尤も、それらが一つの稜線で繋がっている訳ではない)。 徐々に下ってきた稜線は、三ノ塔、二ノ塔で一旦盛り上がり、二ノ塔から再び左に下った稜線は
大山へと向かって上っていく。 前述のように、写真奥 右手の丸い山が 丹沢山で、
写真の左に見えている大きな鈍角三角形の山が 三ノ塔。 | |
一方、本間ノ頭の後方に見える 蛭ヶ岳からは、 右に姫次、八丁坂ノ頭、黍殻山、焼山と続くほぼ高さが同じに見える稜線が続いている。 写真奥 左手のほぼ平らに見えている山が姫次そして八丁坂ノ頭で、その右手に見える山が黍殻山、 そして稜線が下り始める一番右手の山が焼山である。 |
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