仏果山、経ヶ岳、華厳山 ( 縦走中の最高峰は 仏果山 747.2m ) 2021.2.10 登山



【PHOTO & 記録 仏果山、経ヶ岳、華厳山 7】

道は左側に張られた有刺鉄線沿いに下っていく。
やがて、漸く滑りやすい斜面も終わりになると、小さな鞍部を過ぎて、このまま華厳山に通ずるであろうと思しき登りが始まる。

最初は緩やかな登りが続く。
途中、ロープが張られた登りが現れるが、ロープに頼る必要はない。

道は一旦平らになった後、周囲が再びスギの樹林帯に変わると、華厳山に向けての急登が始まる。

ここも傾斜がキツく、おまけに足下が少しザレ気味な上、倒木も多いので苦労する。

息を切らせつつも、10分程黙々と登っていくと、やがて傾斜も緩やかになり、 頂上に向けての歩きやすい道が続くようになる。

そして、13時41分、華厳山の山頂に到着。
ここは、疎らながらも樹林に囲まれているため、周囲を見通せるような状況にはない。

それ程広くない頂上には丸太を横にして作られたベンチがあり、そこに腰掛けて少し休憩する。

13時45分に出発。ここから先は広々とした尾根になっており、 しかも斜面は緩やかなので (写真)、のんびりと下っていける。

やがて道が左に緩やかにカーブし始めたので、このままでは高取山 (こちら側にも高取山がある。) へと進んでしまうと思い、御門橋へと下るルートを探す。

当然、バリエーションルートであるものの、結構歩かれているので取り付きは明瞭と思っていたのだが、 周囲に印などは見られない。

仕方なく、道を外れて南側斜面に入ってみると、 あまり踏まれていないため表面に土埃が浮く状態の中に足跡が見つかる。
方角的に合っているようなので、そのまま斜面を下ることにする。

落葉と土の斜面に僅かに見られる踏み跡を辿る。

少々不安であるが、時々現れる明確な足跡に勇気づけられる。

周囲に赤テープなどは全く見られないので、足下のかすかな痕跡を見失わないように注意しながら下る。

足下はあまり踏まれておらず、ザラザラしていて滑りやすい。

やがて、今までにも増して急斜面となるが、そこにはロープが設置されていたので、 これまで辿って来たルートの確かさが確認できホッとする。

とは言え、この急斜面の下りは足下が滑りやすいのでかなり厳しい。
ロープと周囲の木々を頼りに何とか急斜面を下り終えると、道は緩やかになり、やがて周囲はまたまた杉の林へと変わる。

その杉林の中では、所々にピンクテープが現れるようになる。

ただ、テープは林業など、登山とは違う目的で付けられている場合もあるので全面的に信頼する訳にはいかない。

そのため、半信半疑の気持ちでテープを辿っていったのだが、その後も正しいと思しきルート上にピンクテープが続くので、 どうやら信頼しても良さそうだと判断する。



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