仏果山、経ヶ岳、華厳山 ( 縦走中の最高峰は 仏果山 747.2m ) 2021.2.10 登山



【PHOTO & 記録 仏果山、経ヶ岳、華厳山 1】

2019年の 谷川岳を最後に (但し、この登山記録はアップしていない) 山とは無縁の日々が続いていたが、現状の閉塞感に耐えかねて、この度 1年5ヶ月ぶりに山に登ってきた。
行き先は暫しのブランクと、この間の体力低下を考慮して 1,500m級の山にターゲットを絞り、 丹沢大室山にしたのだったが、思っていた以上に体力低下が激しく、 昔の調子を取り戻すためにはもう少し時間を要すると痛感した次第である。

とは言え、体力的には厳しかったものの、山はやはり心身のリフレッシュに効果があると心から感じたことから、 その気持ちが冷めないうちに再度 山に行くことにする。
さて、今度の行き先であるが、大室山のように標高差が 900m近くある山はまだキツいと感じたため、低山に的を絞り、かねてから登りたいと思っていた同じ 丹沢山塊の 仏果山 (747.2m)、経ヶ岳 (633.1m) に登ることにする。

仏果山はその北側にある高取山と併せて、子供がまだ小さかった頃に半原側から子連れ登山をしているのだが、 それは 25年以上前のことであまり記憶になく、さらに今回は仏果山から経ヶ岳、華厳山まで足を伸ばして、 低いながらも低山縦走するつもりなので、新たな刺激を得られることを期待したいところである。

この縦走については、大室山に登った際、キツい斜面を登り続けるにはまだまだ体力不足であるが、 時間がかかりはするものの長い距離を歩く体力の方は残っていると感じたため、『縦よりも横』 の登山を選択したという次第である。
加えて、2019年に購入した登山靴 (AKUの YATUMINE。何と、既に YAKUMINE II が発売されてしまっている。) が未使用のまま棚に仕舞い込んだ状態になっているため、 その履き慣らしも兼ねてのコース選択である。

さて、辿るコースではあるが、まずは 大山三峰山登山の際に利用させてもらった 道の駅 清川の駐車場に車を置き、 道の駅の向かい側にある清川村役場前バス停からバスで宮ヶ瀬湖畔の仏果山登山口まで行って、そこから高取山、仏果山、経ヶ岳、華厳山と縦走した後、 そのまま南に下って御門橋の方へ下り立ち、道の駅まで戻ってこようというものである。
但し、華厳山から御門橋へのルートは小生の持つ地図には載っておらず、ちょっとした冒険になるのが少々不安である。

2月10日(水)、6時45分に横浜の自宅を出発する。
宮ヶ瀬行きの最初のバスは清川村役場前バス停を 8時14分に通過するので余裕と思っていたのだが、ルート選択を間違えたため、とんでもない状況になってしまった。
ナビでは東名高速道・新東名高速道を使って伊勢原大山ICへと進むルートを推奨していたものの、高速代をケチって下の道を使うルートを選んだところ (ナビが当初示していた現地到着時間はほぼ同じであった)、国道246号線が断続的な渋滞で車がなかなか進まず、 一時は当初の計画を断念して 道の駅 清川から 大山三峰山に登ることを考えた程であった (次の宮ヶ瀬行きのバスは 9時14分と 1時間後なのである)

246号線を離れてからは何とか順調に進むことができるようになったものの、途中のコンビニで食料を購入したこともあって、 道の駅 清川に着いたのは何と 8時13分であった。
急いで登山靴に履き替え (但し、靴紐を結ぶ余裕無し)、カメラ、ストック、ザックを抱えて駆け足で向かい側のバス停へと向かう。
待つこと、約1分、8時15分に宮ヶ瀬行きのバスがやってきてどうにか乗ることができ、バスの座席に着いた時は心底ホッとしたのであった。

なお、平日にも拘わらず、バス内には登山者が数人乗車していたが、皆 仏果山登山口手前の土川峠で下車してしまい、 仏果山登山口でバスを降りたのは小生一人であった。


登山口は道路を挟んでバス停の斜め右向かいにあるのだが、まずは腹ごしらえということで、 バス停で立ったまま朝食をとる。
その間、左手にある大棚澤広場の駐車場から 3人の登山者が登っていった。

朝食を終え、道路を渡って登山口へと向かう。
登山口出発は 8時40分。

階段を昇り、少し高度を上げると、道路の向こう側に宮ヶ瀬湖が良く見えるようになる。

なお、写真 下方中央に写っている影は、小生の頭ではなく、本厚木方面行きのバス停の上部分である。

杉林の斜面を横切りながら少し進むと、登山ポストが現れたので、用意してきた登山届を提出する。
時刻は 8時43分。

暫くは杉林の斜面をジグザグに登る。
道は良く踏まれており、懸念した霜柱による泥んこ道もない。
また、傾斜はそれ程キツくないので、息もほとんど上がらない。

途中、『宮ヶ瀬越 仏果山 2.2km』 の標識を見る。
次いで、道端に祠を見た後、道が南側斜面を横切って進むようになると、右手前方には目指す稜線が見えるようになる。

さらに道は南側斜面を回って支尾根上に登り着くが、そこからは道が緩やかになり、左手樹林越しに奥秩父の山々が見えるようになる。
最初、山座同定に若干戸惑ってしまったが、黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山、 熊沢山、大菩薩嶺と続く山並みであった。

写真 奥に見える山並みがそれで、左端の山腹部分が白く見えているのが、白谷丸。 そしてそこから右に黒岳、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山と続く。
一番右側の山が 大菩薩嶺で、その左に見える三角の山は熊沢山。

ほぼ平らな歩きやすい道もすぐに終わり、道は支尾根の斜面を直登するようになる。

足下は丸太横木の階段となって少々煩わしいが、傾斜は緩やかなのでドンドン進むことができる。
やがて傾斜が緩やかになったかと思うと、目の前に人工物が現れる。
フェンスに囲まれた電波施設らしい。
時刻は 9時19分。

施設の横にはベンチもあり、またフェンスの横からは 丹沢山方面も見えるが、 小枝が邪魔をして写真に収めることができない。

>

その人工物を過ぎると、周囲は先程までのスギの樹林帯から自然林へと変わり、 コメツガなどの木々が見られるようになる。

再び傾斜が出てくるが、総じて緩やか、気持ちよく登って行くことができる。

途中、右手が開け、 大山大山三峰山が見えるようになる。

道は支尾根を登っていくが、途中からは尾根をそのまま直登するのではなく、 尾根の少し北側下方を進むようになる。

やがて道の先に稜線が見えてくると、登り着いた所が宮ヶ瀬越。
時刻は 9時39分。

ここは丁字路になっていて、右に進めば仏果山、左は高取山である。
まずは左に道をとって高取山を目指す。
傍らの標識には 『高取山 0.5km』 とある。



仏果山、経ヶ岳、華厳山登山データ







登山日:2021.2.10 天候 : 快晴単独行 日帰り
登山路 : 仏果山登山口−祠−電波施設−宮ヶ瀬越−高取山−宮ヶ瀬越−仏果山− 馬渡バス停分岐−八州ヶ峰−熊古谷山−革籠石山−土山峠分岐−リッチランド分岐−半原越−経石−経ヶ岳−華厳山分岐−華厳山−モミの木地蔵−華厳山− (バリエーション・ルート)−煤ヶ谷高取山−煤ヶ谷秋葉山−鹿避け柵−御門橋−尾崎−道の駅 清川
交通往路 : 瀬谷−(海軍道路)−上瀬谷小学校東側−(一般道)−一ノ関−(国道246号線)−厚木市立病院前− (国道412号線)−荻野−(一般道)−上飯山−(県道60号線)−尾崎−(県道64号線)−道の駅 清川 (車にて)−清川村役場前バス停−(バス)−仏果山登山口(バスにて)
交通復路 : 道の駅 清川−(県道64号線)−やまびこ大橋−(県道514号線)−半原小学校入口−(国道412号線)− 平山坂下−(県道54号線)−田代丁字路−(県道54号線)−角田大橋丁字路−(一般道)−才戸−(県道63号線)−あつぎ郷土博物館入口−(一般道)−長坂−(県道42号線)− 座間下宿−(県道46号線)−座間二丁目−(県道42号線)−西原交差点−(国道246号線)−深見西−(一般道)−大和小学校前−(一般道)−パチンコ店前−(一般道)−上瀬谷住宅前−(一般道)− 上瀬谷小学校前−(一般道)−上瀬谷小学校東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

仏果 1、 仏果 2、  仏果 3、 仏果 4、  仏果 5、 仏果 6、  仏果 7、 仏果 8  もご覧下さい。


百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る