そして、
阿弥陀岳の手前、
縦走路の先には大きな岩が見えており、その斜めになった岩肌にロープが張られている (写真)。 登山道に戻り、摩利支天の基部を巻いて今度はその岩へと進む。 | |
しかし岩をよじ登る距離は短く、
一登りで岩の上に立つことができる。 ここの高度感はなかなかのもので、暫し岩の上に立ち周囲を眺める。 また、この岩の右端には 『 行場 』 と彫られた石のプレートが埋め込まれている。 確かに、高度感のあるこの岩は、かつて 大峰山の山上ヶ岳にある 『 西の覗き 』 と同じような行場だったであろうことが窺い知れる。 |
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写真は、この犬返りの岩から見た 横岳方面。 あまり自信は無いが、右から盛り上がった稜線が一旦左に落ち込む手前の頂が三叉峰 (写真 中央) と思われ、落ち込んだ稜線が再び盛り上がった先にある小さな三角形が横岳 (奥ノ院) であろう。 | |
鎖にて岩場を下り、
最後は鉄梯子にて岩場を下り終える。 そして、5、6人が憩っている阿弥陀岳頂上には 12時3分に到着。 |
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頂上にはその山名の通り 阿弥陀如来坐像 (石像) が鎮座している他、多くの石碑が置かれており、 石碑には 『 諏訪神社 』、『 羽黒神社 』、 『 金毘羅神社 』、『 武尊山神社 』 といった文字が刻まれている。 阿弥陀如来を祀る山に何故 神道 ? と思うが、 これは神仏混淆時代の名残ではないかと思われる。 | |
また、本来ならば素晴らしい展望を得られるはずの
阿弥陀岳であるが、
残念ながら周囲はガスに囲まれ、ほとんど展望が得られない。 ここから眺める 赤岳は
その名の通り赤褐色に酸化した荒々しい山肌を見せており、両翼を大きく広げている姿は堂々としていて素晴らしい。 |
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