不動明王の石像がある所から少し進めば、
草地の斜面を細いながらも水が幾筋も流れている水場である。 どうやら、この塩ビパイプの水は斜面を流れる水を集めたものではなく、 実際に水が湧き出ている場所に取り付けられているようである。 冷たい水でノドを潤し、
ここまでの休憩で空にしたビタミンウォーターのペットボトル (1L) に水を汲む。 | |
その後、先程の石仏の所まで戻り、 石仏近くの岩に腰掛けて少し休憩した後、9時15分に出発する。 辿ってきた道を戻るつもりでいたところ、石仏の横から斜面を登っていく道があることに気付く。 この合流点には先程のような立派な標識はないものの、財産区境界明認の札が立っており、 その傍らにあるシラビソの木には赤ペンキで 『 ↓ 不 』 と書かれている (写真)。 |
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この合流点からは、岩がゴロゴロした急斜面の登りが続く。 喘ぎつつ暫く急斜面を登っていくと、一旦傾斜が緩んだ所に岩があり、
そこには赤ペンキで 『 四区 』 と書かれている。 | |
その岩からさらに少し登って振り返ると、 木々に囲まれた狭い空間に、まだ雪が残っている山々の連なりが見える。 すぐ近くの南アルプスがほとんど見えない状態の中、
一瞬、どこの山域か分からなかったのだが、良く見ると、
奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳であると分かる。 |
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道は再び樹林帯の登りとなる。 急斜面に喘ぎつつもひたすら登り続ける。 今年は正月からほとんど奥多摩の山に集中して登っており、 このような長い登りはあまりなかったので、身体が鈍ってしまったようである。 | |
それでも何とか登り続けていくと、 やがて展望がグッと開けた場所に飛び出す。 先程までは 西岳の後方にその頂上を少しだけ見せていた 編笠山 (写真 中央) がかなり迫り上がってきており、また、その右後方にはうっすらと 北岳 (写真 後方右端) が見えている。 |
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