阿弥陀岳、赤岳 ( 阿弥陀岳:2,805m、赤岳:2899.4m) 2018.7.20 登山



【PHOTO & 記録 阿弥陀岳、赤岳 10】

ここからは地蔵尾根の下りに入る。

まずは滑りやすい砂礫の斜面を下るのだが、鎖が設置されているものの、 少し油断をすると足がズルズルと滑る。
そこを何とか通過すると、今度は岩を詰めたフトン篭や桟橋、そして梯子などが連続するようになる。

早く抜け出したかったのだが、前にカップルが下っており、 また下から登ってくる人も結構いるので、結果、前のカップルに合わせてユックリと下ることになる。

途中、 樹林帯に入る手前にてカップルが休憩したので抜かせてもらい、後はひたすら下り続ける。
ただ、足下は滑りやすいのでそれ程スピードは出せない。

樹林帯を抜けて行者小屋には 15時56分に到着。
ここでもベンチにて暫し休憩。

小屋のベンチから周囲を見渡すと、 赤岳阿弥陀岳が見えている。

ここから見上げる阿弥陀岳は手前の高みが邪魔をして頂上付近しか見えないが、 その形がほぼ台形をしていることに驚かされる。
阿弥陀岳は東西に長く、今までは東西方面からしか見てこなかったため、北側から見た形に少々驚かされた次第である。

16時5分に出発。

河原のような場所を進み、やがて柳川南沢の流れを渡った後、 暫く川沿いに進む。
但し、途中で伏流水になるのか、流れは見えなくなる。

やがて樹林帯に入っていくが、この辺は傾斜も緩やかで歩き易い。
その後、樹林帯、河原といった状況を繰り返した後、再び現れた流れを橋にて渡る。
その後、支流も含めて何回か橋を渡ることになる。

この後の行程であるが、 微かな記憶では、以前は川沿いに進み続けた気がしたのだが、今回は途中から山側を登って行くことになる。

もしかしたら、川が荒れて以前の道が通れなくなったのかも知れず、 その証拠に水量は豊富でその勢いはかなりのものがあり、また山側の道にはやや不明瞭なところが見られる。

かなり疲れが出てきているため、 まだかまだかと思いながら進み続ける。

その長い下りも、堰堤を越えるとやがて樹林帯を抜け、 漸く美濃戸山荘前の林道に飛び出す。時刻は 17時44分。

ここからは林道歩きになるが、まだ先は長い。
時折、林の中のショートカットを使いながら黙々と歩き続け、八ヶ岳山荘前の駐車場には 18時25分に戻り着いたのであった。

前回 (2013年) は 8時間ほどで回ったコースであったが、今回は何と 12時間を越える時間を要してしまった。

体力の衰えがあるとは言え、これはショック。
いつも下山後に普段の体力作りを怠っていることを反省し、下山後の数日間はそれなりに体力作りに励むのだが、結局は三日坊主。
今回は寝不足があったとは言え、サボっていたツケが完全に回ってきたようである。これは大問題。
持久力はまだあるようだが、気力、体力を取り戻さねば、北や南のアルプス縦走は叶わぬところである。

写真は地蔵尾根分岐付近から眺めた 赤岳
手前の建物は赤岳展望荘。



阿弥陀1、  阿弥陀2、  阿弥陀3、 阿弥陀4、  阿弥陀5、 阿弥陀6、  阿弥陀7、 阿弥陀8、  阿弥陀9、 阿弥陀10 もご覧下さい。


百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る