阿弥陀岳、赤岳 ( 阿弥陀岳:2,805m、赤岳:2899.4m) 2018.7.20 登山



【PHOTO & 記録 阿弥陀岳、赤岳 8】

岩に腰掛けて暫し休憩。
不思議なことに、先程まで体調不良を理由にここから下山するつもりでいたのだが、目の前の 赤岳を見ると 登ろうという気力が湧いてくる。
但し、本日はかなり時間がかかることを覚悟せねばならない。

12時19分に下山開始。荒れ気味の斜面を下る。
かなり風化した感じの斜面をジグザグに下った後、鎖場に入る。
先の方には数名の登山者が下っているので、足下の岩屑を落とさないように慎重に下る。

また、 先行の登山者が鎖場でかなり時間を費やしているため、待ち時間が多くなるが、体調が悪い身にとっては、このユックリが逆にありがたく感じられる。

鎖場を過ぎればまた小さなジグザグの下りに入る。ここは岩屑で足が滑りやすいので要注意である。
そして、名物の鉄梯子を下った後、さらに少し下れば、やがて行者小屋への分岐に下り立つ。時刻は 12時44分。

写真は鞍部近くから 阿弥陀岳を振り返ったもの。
中央やや左付近に梯子が見えている。

もうこの分岐では、 行者小屋経由にて下山しようという気持ちは完全になくなり、迷わずに中岳へと取り付く。

少し登ると、目の前にピラミッド型をした中岳が見えるようになり、その後方に 赤岳が見えている。
しかし、まだまだ先が長い。

ハイマツと灌木の斜面を登り、 最後は岩場を伝って、12時56分に中岳頂上に到着 (写真)
頂上にはいくつかの石碑が置かれている。

そのまま休むことなく下りに入る。
眼下には 赤岳との鞍部の他、 そこから 赤岳に向かって延びているジグザグの登山道が見えている。
まだまだ相当なアルバイトが必要である。

13時3分にその鞍部に下り着く。
周囲の砂礫地には疎らではあるもののコマクサを見ることができる。

さて、ここからは 赤岳に向かっての長い登りが待っている。
砂礫の斜面をジグザグに登る。

太陽は完全に雲に覆われている。
そのためなのか、気温が下がってきており、風が涼しく感じられるのがありがたい。

辛い登りであるが、ここは黙々と登っていくしかない。
時折、ガスが流れて見える範囲がかなり狭まるものの道は明瞭であるため迷う心配はない。

13時22分に文三郎新道と合流、さらに登りは続く。
ガスが周囲を隠すことが多いものの、時折ガスがサーッと引いて、青空が見えるようになる。
太陽が顔を出すとさすがに暑い。



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