2001モデル FTR223 (平成27年6月20日購入)

 埼玉の自宅で散歩用に250ccクラスのバイクをヤフオクで探していました。候補にあがったのはFTR223、グラストラッカー、250TR等ですが、出品されているほとんどがカスタム車でノーマルを維持しているバイクは少ないものでした。そこで目に止まったバイクが群馬県のMさんが出品されていたこのFTR223、オークション終了が夜中の2時30分にもめげず落札することができました。
 01年型とは言え、走行距離わずか3108kmと慣らしを終えたばかりのバイク同然でした。錆やタイヤのひび割れは出ているものの、完全ではありませんが大部分の錆はは落ちました。ちなみにタイヤのひび割れ補修は、パンク糊をマイナスドライバーで擦り込むようにしてやると奥深く糊が入り込みきれいに埋まるものです。またメッキ部の点錆の補修は爪楊枝の先にシルバーのペンキをつけて埋めていくと、これまた目立たずきれいに進行を抑えることができます。
 新車でも長期間保管していると錆やタイヤのひび割れは発生するもの、増してや中古車では当然のことです。きれいになっていくバイクを見ながらの作業は楽しく愛着も増してくるものです。

 
神奈川の自宅で乗っている250TRと比較すると、ロングストロークとショートストロークの特性の違いはありますが、27ccの差がパワーよりもトルクの薄さで感じます。ただ、埼玉の平坦な田舎道をトコトコ走るには十分すぎます。それよりもシングルの静かに刻むパルス感は心地よいものがあります。
 実用品というよりも趣味のバイク、今後さらに磨きをかけ、きれいなバイクに乗ることにもこだわっていきます

 そのこだわりのはじまりは2枚の画像から
 
平成27年6月20日 ヤフオクに出品されていた当時の画像です。
 
平成27年6月24日に引き取ってから、丸2日かけて錆落としと掃除が終わった段階の画像です。

自作サイドスタンドエクステンション
    家にあったボルトナット、金具の切れっ端を使って作ってみました。6×50のボルトに強度を持たせるためステンレスパイプをカットしてボルトに通しました。バイクにまたがったまま足を伸ばせば届くところにあり、スタンドの出し入れが簡単にできるので大変便利です。(平成27年6月)







 メーター バイザー 1,980円税・送料込み)
     FTRはヘッドランプが小柄なため、M8×50mmのボルトに8×30mmのスペーサーを組み込み(画像黄色い円)両側合計60mmを確保したため、スクリーンをほんの少し内側に寄せただけで取り付けることができました。早速試運転をしてみると腹から胸あたりの風圧が軽減されました。
 安価な割には厚みもあり風圧に十分耐えられます。また、先日250TRの取り付けたスクリーンと比較しても大変お得な1品です。
(平成27年7月)




ROUGH&ROADラフ&ロード:ラリー591 アルミキャリア 11,988円税・送料込み)
     現在250TRでも使用しているため、本製品については実証済みです。
 取り付けは250TRのようにポン付けとはいかず、付属のステイをグラインダーで削らなければなりませんでした。道具さえあればどうってことはないと思いますが、少しの慣れは必要です。
(平成27年7月)







SHAD(シャッド・シャード) SH33 トップケース 6.480円(税・送料込み)
 

   FTRでツーリングに出ようとは思いませんが、カメラを入れての散歩に、また買い物の足としてボックスを取り付けました。
 名もない安価なボックスと比べると素材に厚みがありしっかり作られている。また、ただ丸みを帯びているだけでなくエッジを効かせたデザインにも工夫が見られる。
上蓋は鍵を使わなくても閉まるため使いやすいと思います。勿論バイクから離れる際は鍵でロックできます。
 
 余談ですが、後ろに見えるガレージは自分専用に今から30年前、この土地に家を建てる際宅地から歩いて10歩離れた所に、宅地とは別に30坪の土地を購入し建てました。この土地は、今でも家を建てられる宅地のためもったいない気もしますが、そこは好きなバイクと車が収まるところ、当時知り合いの鉄骨屋さんに注文して作ってもらいました。
 バイクや車いじりは中でもできますが、天候のいい日は前が広くとってありますので外でもできます。現在はベンツ1台とスポスタ、それと今回仲間入りしたFTR、さらにブリジストンのオルディナというクロスバイクも収まっています。愛車ジムニーはFTR後方の外で暮らしています
(平成27年7月)






 フロントブレーキの修理
 


   FTRを引き取る際、ブレーキの引きづりやブレーキをかけるたびに異音を発していたためキャリパーをばらしてみました。走行3000kmだけあってパッドの減りは見られませんでした。
 しかし、2つあるうちの下のピストン(2枚目画像)が固まっていて全く動きません。上のピストンも動きが悪いため、思い切ってオーバーホールしてしまいました。
 ピストンを抜いてこびりついた汚れをきれいに落とし、シリコングリスを薄く塗布し自作のピストンスプレッダーで戻したあと、新しいフルードを入れ試運転をすると、異音は消えピストンの動きが実感できるほどブレーキの効きはよくなりました。

*ブレーキは保安部品であり素人がやってはいけませんのでマネはしないでください。とは言いがら素人ですが!(汗)
(平成27年7月)










 HONDA FTR223 MC34 カーボン調 サイドカバー 左右セット 8.048円 ・送料込み) 
                                        平成27年8月)
   FTRのスリムなリア周りのスタイルをゼッケンプレート型サイドカバーは重々しくしているイメージがあります。
そこで、ネットで検索すると必ずヒットする『カーボン調サイドカバー』を購入してみました。
あらかじめ、ネットでの情報で2カ所あるストッパーのうち後ろ側が合わないことを知っての購入です。





    家にあった金具の切れっ端に手を加え、後ろ側のストッパーのステイを作ってみました。ゴムはもともと付いていたものを付け替えました。










 
左側

右側
   自作ステイを取り付けた画像です。
もともとあったところと比較しても位置の違いがおわかりかと思います。























 

  イメージどおりの取り付けができました。
自作ステイもぴったりと合って、3点でしっかり止めることができました。
























  スポスタで使っているものと同じ時計を取り付けました。 (1.050円(税込み)平成27年8月
     安価な割にはシチズン製のクオーツ、性能・耐久性はスポスタで3年間使用して実証済みです。また、文字が大きく瞬間的な確認にも十分です。
 取り付けには、ホームセンターで手に入るスポンジラバーをハンドルバーに巻き付けると、しっかり固定できると同時に振動や衝撃を抑えることができます。









ナックルガード 2,487円税・送料込み)
   ナックルガードもスポスタと250TRで使用しているため実証済みです。
 厳寒期は手に風が当たらないためかなり楽です。
 メーターバイザーに合わせブラックを取り付けてみました。
(平成27年8月)









 マフラー交換(平成28年1月) 
 
 気分転換にマフラーを交換しました。
RSヨコタ80パイスリムカーボン 19249円税・送料込み)
・アルバ(ALBA) エキゾーストマフラーガスケット FTR223用2個 535円(税・送料込み)
 ヤフオクに出品されていた、新品フルエキカーボンサイレンサーです。
 商品説明にRSヨコタ製と書かれていましたが、RSヨコタのHPを拝見すると現在の商品に見あたらないため、おそらく過去に販売されていたものと思われる。


     純正マフラーでの走行距離はおよそ3800km、前オーナーが立ちゴケしたと見られるタッチアップペンの跡はあるもののきれいな状態です。
 早速エキパイを外してみると、何とエキパイガスケットが付いていませんでした。この手のバイクは多少の排気漏れはさほど影響はないものの、大急ぎアマゾンで仕入れました。


 重量は純正4.7kg、カーボンマフラー2.7kgで2kg軽減されました。


   やはりカーボンは美しい!











     排気音は消音バッフルが付いているため、大人しめです。試しにバッフルを外してみたところ結構うるさいので、バッフルをつけてちょうどよい大きさに感じます。








主要諸元


通称名 FTR
車名・型式 BA-MC34
全長(m) 2.080
全幅(m) 0.910
全高(m) 1.115
軸距(m) 1.395
最低地上高(m) 0.180
シート高(m) 0.780
車両重量(kg) 126
乾燥重量(kg) 119
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L) 42.0(60km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式・種類 MD33E空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3) 223
内径×行程(mm) 65.5×66.2
圧縮比 9.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 14[19]/7,000
最大トルク (N・m[kg・m]/rpm) 21[2.1]/6,000
キャブレター型式 VE3DA
始動方式 セルフ式
点火装置形式 CDI式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 7.2
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1 速 2.769
2 速 1.722
3 速 1.263
4 速 0.960
5 速 0.814
減速比(1次/2次) 3.090/3.230
キャスター角(度) 25°45´
トレール量(mm) 84
タイヤサイズ 120/90-18 65P
120/90-18 65P
ブレーキ形式 油圧式ディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
スイング・アーム式
フレーム形式 セミダブルクレードル

シール(カラー・コード)とフレームNo.(車台番号)で見る年式と特徴
                     (デイトナさんのデータをお借りしています)拡大してご覧ください



このシール(カラー・コード)は私のFTRに貼ってあるものです。シートを外すとフレームに画像のようなシール(カラー・コード)が貼ってあります。

 
ホンダ車 年式の見分け方
1979年型=Z
1980年型=A
1981年型=B
1982年型=C  
1983年型=D
1984年型=E
1985年型=F
1986年型=G  
1987年型=H
1988年型=J
1989年型=K
1990年型=L
1991年型=M
1992年型=N
1993年型=P 
1994年型=R
1995年型=S
1996年型=T
1997年型=V
1998年型=W
1999年型=X

2000年型=Y
2001年型=1
2002年型=2
2003年型=3
       ↓ 
*I、O、Q、Uが抜けています。これは、Iは1と、OとQは0と、UはVとまちがわないようにするため抜けています。


 シールの FTR2232 終わりの数字がですから、上の表を見ると2002モデルとなります。
しかしさらに詳しく下表を見ると、FTR2232はフレームNo.(車台番号)はMC34-1100001~MC34-1109999、年式は′01/6とあり、2001年6月に販売されたFTRだということがわかります。
また、特徴としてカラーオーダーモデルで、タンク(7色)×フレーム(5色)×Fフェンダー(2色)×サイドカバー(2色)で全70タイプのカラーオーダーが可能だったそうです。
 シールのNH-1はフレームのカラー、ブラックを意味するそうです。そこで私のFTRの車台番号を見るとMC34-1105****であり、2001年モデルであるということが確証できました。


 

  
 
 ホンダ車はちょうど50年前、16歳の私は、物のない時代に生活もままならない苦しい中、父親にねだってスポーツカブ55を買ってもらったのがはじまり。その後はXL250を初代から3代目まで、シャドウー750を初代と2代目を乗ってきました。
 現在所有のスーパーカブを除けば懐かしいホンダ車、低速での扱いやすさにはさすがです。たとえば40kmから5速でもノッキングをおこさず加速していくトルク感はロングストロークの250TRでは考えられません。
 バイクはそれぞれ好みや特徴もあり一概にこれがいいとは言いませんが、初心者からベテランまで乗って楽しいバイクだと感じています。