2006 250TR (平成24年2月購入)

 


 BMWR100RSを平成23年11月に手放し、平成24年2月、kAWASAKI250TRを中古で手に入れました。子どもの頃、バーチカルツインのメグロK2(後々、W1から現在のW650,800へと進化していきます。)に興奮した時期もあり、シングルではありますが少しでも当時の匂いを求めて決めました。とは言っても、子どもですから当時のツインの鼓動がかすかに記憶に残っているくらいです。
 操作性や車重の軽さはエンジンの付いた自転車に乗っている気分、高速道路を走るにはかなりの抵抗を感じますが、下道では19馬力ではありながら、力強く車体ともに前へ押し出してくれます。また、街中の狭い道やオフロードと道を選ばずに走ってくれる楽しさ・頼もしさがあります。ロングストロークのパルス感は、40Kmくらいの速度で心地よく感じることができます。燃費もすばらしく30Km/L以上走っています。
 発売以来10年以上経ちますが、人気は衰えないと聞いています。極力余分なものを剥ぎ取って簡素化し、車重130kg台に押さえ、足付き性もよく不安は全く感じられません。このような飾らないシンプルでスタイリッシュなデザインは、どんな街の雰囲気にも自然と溶け込み、親しみのあるバイクとなっています。また、時間や場所、服装を気にせず、気軽にどこにでも行ける雰囲気はとても好感が持てます。個性的なエンジンから醸し出すフィーリングや、シングルエンジンの力強さなど魅力いっぱい、楽しさいっぱいのバイクなのです。(H25.2.6 記)

バーチカルシングルこのエンジンが好きです

寸法・重量


全長 2100mm
全幅 870mm
全高 1095mm
軸距 1420mm
最低地上高 165mm
シート高 775mm
乾燥重量 134kg
定員 2名

エンジン


タイプ 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
型式 BJ250AE
冷却方式 空冷
バルブ方式 SOHC2バルブ
総排気量 249cc
圧縮比 9.0
内径(ボア) 66.0mm
行程(ストローク) 73.0mm
燃料供給方式 キャブレター
キャブレター等形式 KEIHIN CVK32
点火方式 電子進角式トランジスタ
潤滑方式 ウェットサンプ
潤滑油容量 - L
始動方式 セルフスターター
燃料タンク容量 7L

性能


最高出力 19ps / 7500rpm
最大トルク 1.8kg・m / 6000rpm
燃費 43.0km/L

動力伝達装置


クラッチ型式 湿式多板チェーン
変速機型式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 / 2.636 2速 / 1.733 3速 / 1.300 4速 / 1.050 5速 / 0.833
1次減速比 3.363
2次減速比 2.533

車体関係


フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター / トレール 28度 / 110mm
タイヤサイズ(前) 90/90-19M/C 52P
タイヤサイズ(後) 110/90-18M/C 61P
ブレーキ(前) シングルディスク270mm(外径)
ブレーキ(後) ドラム(リーディングトレーリング)160mm(外径)
懸架方式(前) テレスコピック(インナーチューブ径37mm)
懸架方式(後) スイングアーム(オイルショック)

サービスデータ


エンジン
オイルの種類 SF.SG.SJ 10W-40
オイル量(L) 全容量 2.0
フィルター交換あり 2.0
フィルター交換なし 1.8
スパークプラグ DR9EA X27ESR-U
プラグギャップ(mm) 0.6~0.7
アイドリング回転数(rpm) 1250~1350
バルブクリアランス(mm) EX 0.17~0.22 IN 0.12~0.17
燃料装置
フューエルタンク(L) 全容量7.0
予備量 1.0
油面(mm) 0.5±1
フロート高さ(mm) 17±2
エアスクリュー/パイロットスクリュー(戻し回転数) 2 1/2
メインジェット #122
パイロットジェット #35
電気装置
バッテリ型式(容量) YTX7L-BS 12V-6Ah
フロントサスペンション
オイル量(mL) 371±4
オイル種類 G-10
油面(mm) 104±2
チェーン
チェーン(リンク数) EK520MVXL(104)
タイヤサイズと空気圧kpa(kgf/cm2)
フロントタイヤ 90/90-19M/C 52P 150(1.50)
リヤタイヤ 110/90-18M/C 61P 175(1.75)

年式 モデルコード フレームナンバー(車台番号)
2002  BJ250-F1  BJ250F-000001-012000
2003  BJ250-F2  BJ250F-012001-020000
2004  BJ250-F3  BJ250F-020001-
2005  BJ250-F4  BJ250F-026001-
2006  BJ250F6F  BJ250F-031001-
2007  BJ250K7F  BJ250F-035001-038000
2008  BJ250K8F  BJ250F-038001-041000
2008  BJ250K8FA  BJ250F-038001-041000
2009  BJ250K9F  BJ250F-041001-
2011  BJ250KBF  BJ250F-045001-048000
2011  BJ250KBFA  BJ250F-045001-048000
2012  BJ250KCF  BJ250F-048001-051000
2013  BJ250KDF  BJ250F-051001-
ちなみに、自分の250TRはBJ250F-032***で2006年式とわかります。

250TR ブレーキパッドの交換 平成27年5月5日 


《準備した工具類》
・ヘキサゴンソケット 12mm
・ラチェットハンドル
・レンチ 12mm
・ぺンチ
・自作ピストンスプレッダー
・パッドグリス シリコングリス
・PFP ブレーキパッド
 価格
1,569円









 キャリパ固定ボルト2本をはずします。12mmです。
















 キャリパ固定ボルト2本をはずすとキャリパがはずれます。















 パツドピンを固定しているピンホルダをペンチではずします。














 ピンホルダをペンチで引き抜くとパッドを固定しているパツドピンを引き抜くことができ、パッドがはずれます。
 残りは2mm以上ありますが惜しまずに交換します。













 新しいパッドの裏側、金属が接する部分に鳴き防止のためにパッドグリスを塗っておきます。















 キャリパを清掃後、ピストン、パツドピン、スライドピンの可動部にグリスを薄く塗って動きを滑らかにします。

 ピストンを押し戻してから新しいパッドを組み込み、キャリパをばらした逆の順で組み立てて交換終了です。








注意
 キャリパをばらす際、黄色円のスプリングストツパーが固定されていないためはずれやすいのです。
 組み立てる際に、どの部分に付いていたかを把握するためにも慎重にばらしてください。
(カワサキ250TRパーツリストを借用)















キャリパに付いている状態です。

















キャリパ外観からも確認できます。


















 キャリパを取り付け後試運転をしてきましたが、新しいパッドですから効きははるかによくなりました。また、当たりが柔らかくなりソフトなタッチがたいへん気持ちよく感じました。(平成27年5月6日記)
 250TR エアフィルターの交換 平成27年5月5日
 

 湿式フィルターであるため、洗浄するのも面倒なのでヤフオクで1520円で手に入れました。ただし、送料が870円とかなり割高になってしまいましたが、
 先日、オイルフィルターを交換する際、近所のカワサキ代理店でガスケットを注文したら、部品代のみかと思いきや送料をしかっりとられました。
 同じ送料がかかるのであれば、注文をしたり、店舗まで取り行ったりする手間を考えるとヤフオクで十分です。手元に届くのも落札した翌日には届きましたし。
   左サイドカバーをはずすとフィルターをはずす取っ手の部分(黄色円)が見えます。両手で取っ手の部分を持ち手前に引くと簡単にフィルターをはずすことができます。










   はずした状態です。
















   右側が新品です。左側の汚れ方が激しいのがおわかりと思います。

 新品のフィルターにはエアフィルタオイルを塗布しますが、エアフィルタオイルが高価であることと使い切ることもないので2stオイルを表面に塗布しました。
 
 このあとは新品のフィルターを取り外した逆の順で取り付け終了です。












  中古で購入後、スリップ転倒した跡のあったアウターブーツ等の傷が深かった部品の交換や、フロントサスのオーバーホール、また、錆が発生している部品を、kawasaki専門店できれいに仕上げていただきました。
 購入後取り付けたものは、
①トップケース…ヘルメット1つが楽に入る容量があります。出かける際はカメラバッグを入れて出かけます。

②ROUGH&ROADラフ&ロード:ラリー591 アルミキャリア

③ナックルガード  新品1.089円(ヤフオク)

④R100RSで使用していた関西の桂田モータース製タンクバッグ…2段にもなり大容量バッグに変身します。もともとは、ガソリンタンクがマグネットの効かないR1100RTで使用していたものです。

⑤ステンレスショートフェンダー


⑥ウインドスクリーン ミニカウル 税込 4,298 円
ヘッドランプを固定しているボルトを緩めると中のナットがはずれて落ちるため、あらかじめレンズ部をはずしておく必要があります。また、光軸がずれるためビニールテープで元の位置に印しをしておきました。参考までに画像を添付します。画像1の下の黄色円内のビスをはずすとレンズ部がはずれます。反対側にもあります。取り付け後、もとの光軸の印しに合わせて締め付ければ完成です。
時速60km位で走ってみると、腹から首あたりまでの風の当たりが軽減されます。取り付け角度によってはさらに上まで効果が出るかと思いますが、スクリーン自体が小さいため過度の期待はできません。
見た目はスタイリッシュになり大変気に入っています。


⑦タイヤ…IRC RSー310、F:100/90-19WT、R:110/90-18WTに履き替えました。
オンロードタイヤで、OEMのブロックタイヤから比較すると静粛かつグリップ力は一段と向上しました。

IRC RSー310


トータルバランスを追及。走るステージを選ばず、ドライやウェットなどさまざまな路面でも安心して走れるオールラウンドタイプ。ライダーの意志を素直に受け止めてくれます。IRCが送る永遠の定番です。サイズも豊富にラインナップ。


 
   
      2013.2.21