吐き気がするほど、我慢して我慢して生きていかなければならない。でも吐き気があるだけいいかもしれない。隅々まで明るい空間の中で、つるんとして、表面のものたちに囲まれて吐き気もなく生きるよりは。桜、闇、蛇、字をたたく音、あのシーンが好きでした。次回を楽しみにしています。(苫小牧市、K・M)
文学的なセリフにとても惹かれました。(K・M)
終末医療、介護を大切にしたいと模索する私にとって、老人の“セリフ”に、言葉にならない潜在する声はこういうことかもしれないと思い、これからの日常をまた優しくしてくれそうです。(福岡県、N・A)
はじめは良く分からなかったのだが、だんだん「異族」ということがわかってきた。熱演に敬服。(福島市、F・T)
家という縛り?親の子供に対する想い、何か物悲しい所が興味深く、且つちょっと重くて息苦しくなる。(N・H)
今回の作品はこれまでのものより文学性が高いと感じる。舞台美術も従来より構成的に出来ている。文学性といっても、単なる言語的構築性というより、哲学的抽象性に勝れているということで、“事件”からは隔たっているが、大いに好ましいと思う。人間存在の様々な面の迷宮をさ迷っている感じがする。が、しかし、総合的な完成度とか感動を引き出す力といった点においては、他の作品を凌ぐものにはなっていない。(市川市、H・M)
とにかく暗いというか見ていて痛々しい。皆が心の崖っぷちにいて、狂う寸前というか。誰にでもそういうことはあると思う。狂うのと普通の精神状態は紙一重だと思います。良い意味で人間臭くて良かったです。(M・M)
全体的にスムーズで、次はどうなる?と考えていると、どんどん話が進んでいって退屈しなかった。(H・I)
三人の女性が魅力的でした。お母さんは悲しく、お姉さんは凛としていて、素子さんは独特の気迫がありました。新転位・21の芝居を見るのが楽しみになってきました。(世田谷区、S・Y)
「黙る女」に続き2回目です。迫力のある演技に圧倒されました。次回作も楽しみにしています。(M・M)
人の心の闇を山崎さんはいつも表現しているんだなと思いました。(Y・T)
初期の作品は、観る事が出来なかったのでとてもうれしく思っています。初演とどう違うのだろうか。今後も初期・中期の作品群の上演もしてください。(昭島市 M・O)
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熟年離婚の理由に妻の側から、夫が一度も「ただいま」と言わなかったというのがあった。私事で恐縮ですが、夫はいつも嬉しそうに「ただいま」と帰宅する。安心感いっぱいの声である。それは私への信頼なのでしょう。夫たちが「ただいま」と言わないこと、又は、言えないことは、夫婦間の愛情と信頼有無でしょう。「ただいま」と「お帰りなさい」は夫婦をつなぐ言葉なのでしょう。アマデウス・シンドローム(愛されたい症候群)ということだそうです。伊藤家の人々もそうなのですね。(匿名、女性)
数字で人を判断する、偏差値、IQ、身長、体重、高学歴、高所得etc…お金も数字・はっきり分かる目に見えるもの、そんな世界にどっぷりと長い年月居ると人間の判断基準も、見た目の良い目に映るはっきり判る事柄で選ぶようになる。それだけが確実なものであると・・・。あの時代から徐々に始まり、まさに今がピークと山崎さんの警鐘が鳴り響く。母親がなぜか切なかった。親の心子知らず、子の心親知らず。大きくなってから聞く子供の頃の思いは辛いですね。(匿名、女性)
いつも、特別な独特の世界に連れて行ってもらえます。面白かったです。次回も楽しみにしています。(杉並区、K・N)
停電のときの桜が異様で、桜の怪しさが色々描かれていたところはふと坂口安吾の「桜の森の満開の下」を思い出しました。心に残るセリフも色々ありました。次回も期待します。(練馬区、Y・U)
毎回楽しみにしています。桜が印象的で、素直にキレイだと思いました。(匿名)
家の中の人が皆狂っているようで、でも悲しくて、なんだかよくわからないけど、すごく体の中が熱くなった。(船橋市、K・Y)
初めて拝見しましたが、とても迫力があり、気迫迫るものがあり、深く考えさせられる作品でした。次回も是非見にきたいです。(静岡県、S・W)
異族は家族ということを置換えして描いた傑作でした。「ジロさんの憂鬱」に続いて感動しました。(町田市、M・S)
なんと恐ろしい事か!我が家、いや、私を見ているようでとても怖かった。一家の中での母の役割・あり方をつくづく大きく重いものと・・・いまさらながらに反省しています。(N・K)
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