もぐら(動物)                                

**もぐら**

 

      もぐらに関係のある方、被害農家、飼育している方:したい方、
   もぐらがかわいい!!と思うあなたへ。
      もぐらという変わった動物のお話として、お読みいただければけっこうです。
   寿命は5年くらいと思われます。でも1年以上飼育した例はあまりないようです。
       今まで飼ってきた10匹あまりとの、ドタバタの記録と反省です。

 

 

**私がもぐらを飼った訳**

 

    仕事がら、各地の農家におじゃまする機会もおおかった。
      里のおやじも野菜専業の農家じゃった。
      あちこちで、もぐらの被害を聞かされた。共通して、精農家であり、
      堆肥をいれる有機栽培である。

       収穫直前のイチゴが枯れたとか、スイカの苗が、白菜の苗がと、被害は
   いろいろで、 新たな苗代と補植の手間は大変で、にっくき*もぐらめ!!」
   とあいなる。

       まず、本を探したがほとんどない、動物園にも飼っていなかった、
     そこで、まず、もぐらを飼って、習性を知って、防除のアイデアをと、相成った。

       入手するまでに7年かかった。


   

   

** もぐらの入手**

 

    どこの農村でも「モグラ・風車」がカラカラとまわっている。
   もぐらはけっしてめずらしい動物ではない。じゃがしかし、もぐらを見た人は
   ほとんどなく、生け捕りはきわめてめずらしい。
   しかも、飼い方を知らないと1日ももたない。

    まず、職場内外に出す年賀状200枚余に「もぐら求む」と、書いた。
   「五体満足で、健全なもの」 と条件をつけて、「県内どこへでも直ち
   に引き取りに伺います」とか、「1匹3,000円で」(当初)とか書いた。
   これを数年続けたところ、
   1〜2年に1匹連絡が入り、入手できるようになった

    そのうち、よく捕れる所が2ヶ所出て公募は止めた。


 

 

**もぐらの習性・行動 **

 

      広い所にいるとおちつかない、かくれる所を捜して死ぬまで動きまわる、
   土があれば当然もぐる、体が入るくらいのパイプでもいい、
   両側になにかあればいい。

    すこしおちつけば、エサも捜すがすみからすみまで出口を求めて動き回る、
   この時、上部に手が届くようならこれ又死ぬまでアタックする、
   ガラスの地上部全面が汚れるので一目瞭然である。

    これらの行動は一過性ではなく、何ヶ月たってもくりかえされる、
   要はもぐらがおちつく環境である。

    上部の丈夫なフタはぜひ、要る。脱走よりもネズミ等の害も考えて。

    夏の半年以上は単独生活と考えられる。(後述)
   この間はとくに排他的であり、強いものから条件のいい所にナワバリを持つ。

    やせ地には少なく、有機質に富んだミミズの多い土には多くいる。


     

        

**もぐらの習性・腹時計 **

 

      なにぶん、地の底にいて、朝もなければ夜もない、寝る時間と動く時間が
   交互にきて、6時間毎にいれかわると言われているが、厳密ではない。
   時計があるじゃなし、朝日で補正する訳じゃなし、

    多い時に5〜6匹ならべて飼っていてが、動きまわるのは1 匹だけ、
   他の時間にいくと、また別のが動いていた。

    食っちゃあ寝、食っちゃあ寝のくりかえしらしい。 うらやましい!!


 

 

**もぐらの飼育:容器など **

 

    60cmの水槽、上のフタとアミは丈夫なものとし、さらに重しをのせる。
   中にブロックを1つ入れ、その上に胴ぶちの枠を載せ、太い針金で固定する。
   針金の先はけがをしないように、丸める。
   この中に、餌入れ(プラ食器)と鶏の水入れ(直径12cm) を置く。
   水入れには小石をいれる。

    この水槽に1匹だけとすること、当面。


 

         

**もぐらの飼育・床土 **

 

    土は重くなりすぎてダメ、おがくずやもみがらシュレッダーに米ぬかや、
   生ごみをまぜ、醗酵させたもの。急ぐ時は湿りのみでも。
   湿りは畑の土程度,過湿に注意、乾燥は禁物。

      くさい匂いがすれば、取り替えること、1月に1回は全部換えること。

    冬の間は、10cmくらいの稲わらを上に置くと中に引き込む、
   またプラや木の容器に5cmくらいの穴を明け中に稲わらを入れておくと
   好んで入るが中が湿り易いので早めにとり換えること。

      置き場所も直射日光の当たらぬところ、冷暖房のないところ・・・温度差の
   少ない所、 冬はあまり冷えぬところ。


 

**もぐらの飼育・水飲み **

   

      水はよく飲み、 切らしてはならない。
   陶器の容器(鶏の水入れ・15cm)に水をいれるが、この中に石を1〜2個
   いれる絶対におぼれないために。特に厳寒期には、はまったら、
   死につながる。

    またこの小石は形はともあれ割れていないものを選ぶ、鉱毒も心配して。


 

 

**もぐらの飼育・えさ **

   

    エサはすぐ決まった、ミミズでも、コオロギでも手元にあったし、
   よく食べてくれた。
   BUT・BUT じゃがしかし、食う量が少しのようでも、毎日朝・晩である。
   ミミズでも買えば200〜300円を1回で食う。

    そこで犬・猫エサはもとより、牛肉・豚肉・鶏肉、さらにさしみやゆで卵と、
   いろいろ並べて選んでいただいた。この中で唯一牛・豚合挽き7:3、を食べ
   今に至っている。ただし、生協のものがお好みで、スーパーのは、
   食べないことが続いてやめた。 (防腐剤も心配で)

    これをうめぼし大にまるめ、冷凍保存し、朝夕1個ずつ、与える。

    冷凍すると、1〜2日でやや固まる。この時、ドライバーで1つずつ
   バラバラに しておくと、その後はあまりくっつかないから、ふしぎである、

    これは基本的なエサであって、動物質で動くものはどんどんあたえる
   コオロギ・カマキリ・チョウ・カタツムリ・バッタ・ゴキブリ・カイコ・ミミズ・・・・。

       牛豚合挽きは、もぐらにとって、本来、食うはずのないもの、そこで
   少しでも、自然に近づけるよう、ミミズ・コオロギ・ゴキブリの養殖に
   今まで以上に、努力したい。

    特にミミズは家中のすべての生ゴミを消化するまでになった。
   しかし食虫類の 「ハリネズミ」 の本に「養殖するシマミミズは毒になるから
   与えないように」 との指摘、もあったので、今後は太い「フツウミミズ」の
   養殖にとりくみたい。

    コオロギでは今飼っているフタホシコオロギやカマドコオロギは冬越しに
   暖房が要り、大増殖はむりだが、タンボコオロギ、 ナツノツヅレサセコオロギ
   等成虫越冬のものを、 採集して、大増殖したい。

 
コオロギ類



    ツチイナゴ・クビキリギス・その他バッタ類も採集は容易で、飼育も可能であり、
   エサの補助として活用していきたい。

      熱帯生ゴキブリも保温は要るが相当の密殖ができる種類もあり、
   外国産大型種や、 中型のハイイロゴキブリや、ヤマトゴキブリ、小型では
   小笠原ゴキブリや、うるしゴキブリの大増殖をはじめている。

ゴキブリ



    前年、カナブンを多量に採集し、産卵をこころみたが、緑色の種類で産卵は
   難しいと後で聞き急遽山村より、幼虫数十をとりよせ、飼育中である。
   しかし、60センチ水槽や漬物ダルでは大量の養殖は難しかった。現段階では
   山村の落ち葉堆肥の中を探す方が効率的ではある。養殖のエサなどの環境を
   工夫していきたい。

    カナブンの幼虫がたくさん取れたとき、冷凍にしていたが、全体が凍って、
   「岩」のような塊になって、扱いに困った、今後は吸湿剤・シリカゲルも
   ためしたい、

    ハエ(イエバエ・キンバエなど)カエルのエサ用に養殖を始めたもの、
   2〜3日に1回さなぎがコップに1/4位捕れる、必要なら飼育器の数を
   殖やせばいい、エサの魚の頭が要るし、その分臭いも強まるが、
   かわいいもぐらのためならば。なんの なんの なんのその

      サナギがたくさん採れたとき、サナギが余ったとき、冷凍保存に取り組みたい。


  ハエ・の飼い方



 

     

**もぐらの爪切り **

   

    爪がのびないよう、床にセメントを流し、砂をかけ表面を、ざらざらにしておく、
   もし、のびたら、爪を切ることになるが、爪を光りに透かしてみると、
   中に白い部分がある、そこを切ると出血する。じゃによってその手前でやめる。

    万一、切りすぎたり、折れて出血した場合、真っ赤な焼きごてで、
   焼くと止まる。  しかし、この作業中、なんべんも、噛まれることになる。
   なぁに噛まれたって、指がとぶわけじゃあねぇ。
   針を突き刺したようなもので、痛いのは、そのときだけじゃが、血は吹き出る、
   はじめは、びっくりしても慣れる。
   かわいい「もぐら」のためならば!!!


 

   

**繁殖の可能性 **

   

    その1 雌雄判別の難しさ

      オス・メスの判別は、外見上私ども素人には判りません。
   タマタマは、もともと外にぶら下げて、しわもあって、 空冷と、 聴いております。
   なら、熱帯のライオンや キリンは???、知己がいないもんで。

       ともあれ、くじらに聴くと、泳ぐ時、じゃまになるから、しまって、限りなく魚に
   近づいたとか、象に聴くと、あれだけ頑丈な体に、変 な急所があっては困るの
   でしまったとか。

    かくいうもぐらが申すには、土の中を這い回るのに、ひっかかって
   困るから、 しまったそうで、かくして、私どもには、オス・メス の判別が、
   非常に困難になって いるわけであります。

  その2 なわばり争い

    2匹出会うと、かみ合いのケンカになるほど、なわばり意識が強い、
   オス・メスは関係ないようで、これが:現代ふうか。

  その3 お見合いの可能性 

      もぐらが捕獲されるのは、6〜8月でこの頃は、闘争心が強 いが、
   初冬ともなれば、少々おもむきが変わってくる、床材が非常に臭う個体と、
   そうでない個体が、出てくる。

    この2種の個体を合わせると、互いの匂いをかぐなどして、闘争心は
   見られない。
   夏の捕獲から、冬までの飼育で、繁殖の可能性は出てきた。

    ただ昨年は、この実験直後、うち1匹が脱走し、衰弱死したため、中断、
   本年は飼育数1匹のみで、実験できず。その後捕獲なし
    来年こそ、万全の態勢でがんばりたい。


 

   

**もぐらの捕獲に向けて・習性 **

     

    その1 夏の半年以上単独生活と考えられる。

  その2 やせ地には少なく、有機質に富んだ、ミミズの多い土には
     たくさんいる。

  その3 排他的であり、強いものから条件の良い所にナワバリを持つ、
     特に夏の間は。


 

   

**もぐらの対策(捕獲も)・可能性 **

    

  その1 バネ式の捕獲

        1匹捕れれば、それだけ被害が減る訳じゃない。
   2番手・3番手が待っていて、 条件の良い所に空席があれば、
   すぐ入ってくる。(なんぼ捕っても被害は減らん!)
   しかも、音や匂いにとっても敏感で(なかなか捕れりゃあせん!!!
   被害が減るくれぇ捕れにゃあおえん、せぇに機械も高けぇ。)

  その2 ワナ式の捕獲

        これも前項ど同じで見込みはうすい。 ただ健全なもの、元気なものが
   捕れたとき、私が買い受けることとなる。しかしどこでも、いつでもそんなに
   買い手がおるはずがねぇ。

     めったにいないが相当な捕獲をしたひともいる。
   ただし、被害がなくなったかどうか不明です。

  その3 音や振動で追い払う

        風車によるカラカラ、たしかに音や振動には非常に敏感でよりつかなくなる、
   BUT・BUTじゃがしかし、風のない日には?当地瀬戸内には、朝ナギ、夕ナギ
   言うて 風のとまる時がある!!!
   1日に1回でも、5日に1回でも、風が止まって自由に掘られては効果はなくなる。
   (売りまくりょうる農協にゃあ悪りぃが)

  その4 電気による振動音で追い払う

        これは24時間、365日天候にも関係なく効果が期待できるが、
   BUT・BUTじゃがしかし、なにぶん機械が どえれぇ高けぇ、しかも効果の
   あるなぁ1台でせぇぜぇ 数アールだけ。
   今の農業の生産性から見て、メロンやスイカの苗木等 面積当たりの単価の
   高い、ごくごく1部のものにしか 使うべきものではない。
   (家庭菜園やこうじゃあ、とてもとても、野菜ぅ買ぅて食ぅほぅが、ましじゃあ!!!)

  その5 匂いで追い払う・忌避剤

      * もぐらの穴に煙を吹き込んだこともある。しかし、しかし、 奥が深いのか、
    なんぼでも入る。 10分・20分・30分と時間が経つにつれ、
    あちこちの地表 から  煙が出てくる。
    隙間だらけで、ザルのような構造になっている。
    しかもトンネルを掘り直せば臭わない。

      * イチゴハウスで「硫黄」を炊いた人がいたそうな、ハウス内に白煙が
    たちこめたのを見て、「にっくきもぐらめ、 参ったか??」
    参ったのはイチゴの方で、全滅したそうな ヤルナ!ヤルナヨ!絶対に。

   * 将来、良い忌避剤が開発されたとしても、
    (効果ぁ、 薄ぃ もんじゃろう)(値段は、高けぇ もんじゃろう)

         その6 嫌いな匂いの植物

       * 次に期待されるのは、マリィゴールド等の特有の匂いの ある、植物を
    混植しては?

   * どの植物にどれくらい効果があるか立証されていない。
    定着(草に負けちゃあ、あえん)と、雑草化の問題もあることはある。

   * 混植に、てまがかかる、
    ネコのひたいほどの家庭菜園で、チマチマ草取りする位 なら、
    可能かもしれない。それとも大農園の粗放栽培なら可能かもしれない。
    (それだけ、種代も肥料も要って、収量は減るが!!!)

  その7 もぐらの友づり

       * 排他的な単独行動にたいして友づりは???
    今研究しているのは正にこれ、友づりである。

   * このためには常に3〜5匹の友もぐらを確保しなければならない。
    飼育記録は長いもので1年くらいまで、繁殖させている人は、聞かない。

      * 毎日、朝晩、見に行けるところ、近隣に限定される。

   * 機械による捕獲と同様、1匹捕っても次が入るわけで、被害が減るくらい
    続けて捕れんと、なんの効果もにゃあ。
    (少々捕っても、となりのもぐらがこっちぃ来るだけ)

    * でも、がんばります、一生かけて。


   

 

**もぐらの利用 ・毛皮 **

   

    飼育して、手にとってみると、ビロード(今ふうに言ゃあ、ベルベット)、
   5mm程度のやわらかい毛がフサフサと密生している。
   きれいな!!!、しかし、さわった手は泥まみれとなる。現に、ヨーロッパでは、
   高級小物に毛皮として利用されており製品は輸入もされているようで。
   じゃがしかし日本産では毛がぬける。

  そのわけ1 種類によるものか、これではいかんともし難い、
       輸入して殖やせる 「シロモノ」 じゃあねぇ。

  そのわけ2 なめし方法・技術の違いによるものか?

       これは関係者・技術者の努力に期待しよう。
        我々もぐら族も常時多数のもぐらを飼育して
       研究材料を提供できるよう努力したい。

  そのわけ3 捕獲が活動期の6〜9月で暑い時期が主である。
       うさぎ等毛皮動物の加工は最も寒い時期がえらばれる。
       その間飼うメリットがあるかどうか。

       毎日の朝晩の手間はわずかでも、長期間飼うのは たいへんである。


   

    

**もぐらの利用・ペット **

      

      まさに、たで食う虫も好きずき、タランチュラを飼うもの、
   ゴキブリをかう者(私も)、これらと同じレベルか。

    人に慣れるものではない、環境に多少慣れるだけである。常にもぐっていて、
   見るチャンスもほとんどない。
   (もっとも、金網とんねるや、透明なビニール・バイプで飼う方もいるが、もぐらに
   とって、最適か?どうか?)

    なかには、穴から出て、堂々と餌を食い、水を飲むものもいるが、人に、

   慣れるわけじゃあねぇ。
   指にカミつくものもおるが、じゃれているわけじゃない、排他的、
   攻撃的なだけである。

      それでも、朝に夕に見たとき、エサがなくなっていれば(おー!たいしょう
   元気だな! )と安心する。
    しかし2〜3日、エサが減らないと重症である。
   すぐ、抗生物質を飲ませたり、冬なら暖かい部屋に移すことで、よく改善される。
   それでもダメなら獣医にはしる。

    獣医も、たいへんだろう、平均体温も、血圧も、脈拍も不明で、今、どういう

   状態か? 雲をつかむ否、もぐらをつかむような診察である。
   首をひねりながら、これでも飲ましてみますか?と投薬、保健もなく、
   2000円とか、3000円とかけっこう高けぇ。

   あるとき、奥様にばれていわく、「私の歯医者と同じだ。」とえらく、しかられた。

    帰って、飲ませても、えろう効きゃあせん、大抵、数日でアウト
   獣医に連れて行くのは、私の自己満足か。可愛いからか。

          地表に出て、うずくまっていると、重症である、
   お尻の周りが濡れていると重態である。 


                 

   

**もぐらの利用・エキストラ **

(日の目を見たもぐら)   

    ある日、あるとき、職場に突然の電話、京都の某撮影所です。
   「もぐらを飼って、おられますか?」 「ハイ」
   「私どもの撮影に、もぐらをお借りしたいのですが?」 「ハイ」
   「夕方、お電話します、そちらの番号を」 職場のこととて、
   きわめて簡単に対応した。

    後日、もぐらを借りに来たので、取り扱い方を丁寧に教え、
   (ひどく噛み付くから)
   十分なエサとともに手もとの2匹をわたした。

    数日後、返しにきて、「撮影は、ほんものでもあり、きわめてよくとれました。」
   とのこと。
   もし、後日、ビデオになるなら、ぜひにと、斡旋をお願いした。
   タイトルは「森の学校」とか、1万円頂き、家族で会食に行くも、この日ばかりは
   もぐらの悪口は出ず、「役に立つもんやなぁ」 と、あきれとった。


 

         

**もぐらの利用・標本 **

   

      鍼灸治療院のEさんに 「もぐら」 の話をしたとき、盲人は
   「もぐら」 をなかなか理解できないと言われた。
     置物も、標本もないとか、

    Eさんの紹介で盲学校へ寄付、他の2県へも贈った。

   これだけ喜んでくれたのなら、各県に贈りたいもの。
   今までに埋葬していた10匹ほどが惜しまれる。

    BUT・BUTじゃがしかし、ある県の盲学校へ電話したとき、
   「私どもではそのような(もぐらの)要望は聞いておりません、」
   と言われた。
   この人は教頭を名乗り、女性だった。

    でも、喜んでくれる人がいるので、1年に1匹でも2匹でも
   標本にして贈りたいと思う、大切に飼育して死んだら、

    1匹標本にして贈るのに○○円くらいかかるかなぁ、
   わたしの御小使いから・・・とはいえ、奥様の寛大さに感謝・感謝


 

   

**もぐらが招いた・自費出版 **

        

    新聞に広告が載って、詩人協会とか、
   1編だすのに1万円かかるが、審査の上 「本」 に載るとか
   大枚はたいて応募、立派な本に載った。

    以来、我が家では 「自費出版」 は無駄遣い・・それも
   ドブに捨てるような物をさす、なけなしの小使いをやりくりしたのに。

 もぐらよエッセイ・民話



   

 

**もぐらの利用・記録へ挑戦 **

    

      平均寿命は5年くらいとか、長く飼ったのが1年あまり、5年位安定して
   飼育したい、そして繁殖も手がけたい。
   そのうえで、もぐらの「ともづり」を研究したい。


 

 

**失敗・・と・・反省 **

    

    今まで扱ってきたもぐらの死因を見ると、突然死や原因不明
   もあるがはっきりしたミスもある。

  その1 真冬に水飲み場で溺れた例。
    以降水飲みに石を入れ、そのすきまから飲むよう改善した

  その2 床土が、木のくずで、充分腐熟し、粉のようになっておりその中で
<     死んでいた、床土の水分も少なく、口の中にも粉が入っていた。
    以降おがくずでも、もみがらでも、少しでも、米ぬかや生ごみ等と醗酵させて
    使うようにした。 あわせて、使用中の床土の乾燥にも十分気をつけている。

    その3 脱走したものを回収はできたが、ねずみとりのモチもついており、
    翌日衰弱死。フタの忘れや、ずれ等脱走にはより注意するようになった。


 

   

**もぐらよ・・蛇足 **

 

      地の底でひっそり生きているもぐらよ、トンネルを掘るとき苗を枯らすことも
   あるが、こりゃあ事故じぁあ、これだけで悪者扱いされてもなぁ、
   夜盗虫やコガネムシの幼虫をどんどん捕ってくれるのになぁ、

    シマミミズは毒がある言うけぇ、気ぃつけぇよぉ、
   心配せんでも良ぇ、エサがなんぼでもあるけぇ、危ねぇもんまで食わん、
   そうかそうか


    せぇでも、ミミズは土を耕してくれるけぇ、
   わしら、もぐらもよぅ、耕しとるでぇ、そうかそうか

    地の下で、もくもくとガンバルもぐらに、カンパイ
   日々もぐらを観察し、可愛がり、研究するもぐら族にカンバイ


 

 

  ためになる話      酒を止めたわけ へ 付き合いと健康    

ためになる話      ポストハーベスト へ 食と健康・残留農薬    

ためになる話      散骨 へ 葬儀アラカルト    

ためになる話      かわいいじっちゃまとばっちゃま へ 入院患者のマナー    

ためになる話      洗濯屋の話 へ トイレのマナー    

ためになる話      電工依頼 へ 電気工事を頼むとき    

ためになる話      電工わかるへ電工になってわかったこと    

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