ゴキブリ(動物)                      
      

**ゴキブリ,ごきぶり,COCK-ROACH**

  
 

 ゴキブリを飼育している方, したい方,両生類・爬虫類・さる・
モグラ等を飼っている方へ,エサ用に国内産を中心にいろいろなゴキブリの特徴・
飼い方・活用を取りまとめたものです

          

   

* オガサワラゴキブリ *

     

         小笠原諸島にいる、しかしこれは捕獲は禁じられている。 心配ない石垣島
にも  同じ物がいる、これを捕ればいい。 石垣島で捕ったと言えばいい。ものは同一だ。
 熱帯産であり、冬の間も20度に保つ必要がある。 保温のため乾燥には注意する。
 チャバネゴキブリが暖房の普及で東北から北海道まで分布を広げたというが
これはその心配はない、家庭に住みつくタイプではないので、冬は全滅する。

 えさはドッグフードと人参…これはどのゴキブリも同じ。かびたり乾燥しないうちに取り替える。
 繁殖は「わいてくる」と言うほどよく殖える。
 生活の場所は堆肥・腐植土の中であり、餌を取りに夜間出てくる。このことが
カエルやヒメギス・ウマオイ等のえさとして与える時に石の下や土砂にもぐり、
やや不便である。 モグラの場合なんら問題ない。

 大量に取り出すには数日間餌を与えずにおき、ワンカップにドッグフードを
少し入れ、紙のフタを輪ゴムで止め、中ほどに一箇所入り口を開ける。
この入り口を小さくすると、小さいコキブリだけ取れる。
ワンカップの外側に薄く「のり」 を塗ると、登りやすくゴキブリにも好評?で
もちろん内側には塗らない。

 脱走したものをよく見かけるが天敵もおり、冬の寒さもあり、生き延びることはない。
鳴く虫―ウマオイ等の嗜好性は良い、カエルやもぐらも 好食する、
  これは大きさが適当ならどのゴキブリでも同じ。

 オガサワラと次のウルシは土中生活でもぐり易く、食われにくい。  

   

* ウルシゴキブリ *

           

 石垣島産で、全身真っ黒でまさにうるしを塗ったごとくで、ころころした丸っこい
かわいいゴキブリであり、それ以外は小笠原ゴキブリと同じ。

 

        

*  ハイイロゴキブリ *

         

 石垣島産、前2種と異なるのは堆肥等にもぐらないこと、せいぜい落ち葉の下くらい)
  20度位の保温がいる。保温が数日切れると冬は全滅することがある
繁殖は相当多いこと、大きさは35mm、高密度でも飼える。
動作は緩慢で、手づかみできる。

   沖縄産で、入手しやすく、加温するとよく殖えることと、寒さに弱く、害虫化しにくい等
  また、5〜6月に多数の子がとれる等、カエルのえさに最適。

 

   

 * ヤマトゴキブリ *



   

 当岡山県でも広く分布していたがクロゴキブリに駆逐されたそうで、寒さに強く
県北部にわずかに生き残っている。

   ハイイロゴキブリ同様堆肥等にもぐらない。親で越冬する。

   動作はクロゴキブリに比べて緩慢で扱いやすい、 大きさはオス23mmメス30mm。
親になるまで1年かかる

   

 

* ワモンゴキブリ *



 

 近年、南部の港湾地帯より、分布が見られる、定着した模様。寒さには弱いが暖地では
  室温で飼育可能、加温すると年中殖える、

   動作はハイイロ・ヤマト並みで緩慢で扱いやすい、

   しかし、殖え始めたもので、堆肥等にもぐらない等クロゴキフリに似ていて、
エサ用などに安易に飼うべきではない。

   

 

* チャバネゴキブリ *



   

 家庭害虫として、特に有名、暖房の普及で日本中で見られるようになった。
親も小型で、繁殖力もすばらしく、扱い方を工夫すれば、カエル等のエサに
期待できそう、

 動作は極めて敏捷で、逃げたら絶対つかまらない、しかも完全な家庭害虫
しかし心配ない、どこにでもいるから、どこのが逃げたかわからないから

 

    

* モリチャバネゴキブリ *



   

   家庭害虫のチャバネと見分けがつかないが、山野で採集できる。
チャバネとは異なり、逃げても家庭害虫とはならない。
動作は小型ながら、機敏ですばやい、暖かい日には飛ぶのもよく見られる。
土にもぐらず、大きくならないので、小型のカエル等の餌に期待されるが
すばやいのて゛取り扱いに工夫がいる・・・・・ゴキ・カエル共飼育器上部にアブラを塗る等
   大きさは 13mm

 飼育は常温、親で越冬する。繁殖はやや多い。

 

 

*  オオゴキブリ * 



 

 自然の残ったやや深い山(原生林が良い)、に見られるが、数は少ない。
シイタケのほだ木屑を大量に捨てている所を探すと、一ヶ所に5匹とか、10匹とか見つかる、
 低温にも強く、飼育は常温、家の中で十分越冬する。
犬のエサの他にニンジンも与えること
 堆肥・土等にもぐる。朽木の下によく集まる、動作は緩慢であるが、子はすばやい。
 1年中大・中・小混在、45mm、害虫化はない、
 繁殖は相当少ないが飼育方法も改善の余地がありそう、

 

 

* 外来種・オオゴキブリ *



     

 熱帯産で常に20度は必要、土にはもぐらない、55mm
親の動作はオオゴキなみで遅いが子はすばしこい。
繁殖はやや多い、タマゴは見ていないが
9月ごろ子が多数産まれる。他の時期は大・中混在している。

 ハイイロゴキなみに相当な過密にも耐える。寒さに弱く、 害虫化の恐れなし。

 捕まえると、「ぎーぎー」と声??を出す。

 

   

*  エサとしてのゴキブリ *



         

 いずれのゴキブリもコオロギ同様、食虫性の昆虫、食肉性の動物は好んで
        食べます。

これはゴキブリのエサが、半分以上動物質であるから、と言われています。
バッタやイナゴのように、葉っぱだけ食うものは、あまり好まれません。

 エサはドッグフードと別に水分があればいいがニンジン・リンゴ等もよく食べます

 ゴキブリの表面にアブラ分が多いので、カルシュウムや栄養剤の添加物が付けやすい。

   集めるには、コキブリの飼育容器のエサを数日切らしておき、ワンカップの中にエサを入れると
  一度に多数をとることができ、ワンカップのフタに小穴を多数空けると、幼虫だけとれる。

 カエルの場合、カエルに合った大きさ、土中にもぐらない、飼いやすさ、繁殖力に注意し、
 サル等の場合は大きいゴキブリが扱い安いのでは

       O 必要なかたには、「タネ」程度、運賃着払いで、さしあげます。
         オガサワラゴキブリ・ウルシゴキブリ・ハイイロゴキブリ・ヤマトゴキブリ
       O  増殖がいまいちで配布できないもの
         オオゴキブリ(内地産)・オオゴキブリ(マダガスカル)
 

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       ○ 化石時代より、脈々と続いたゴキブリたちの生命力にカンパイ。
       ○ ゴキブリを飼い、日夜見守る我々ゴキブリ族の、ますますの発展を
                祈念してカンバイ。

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