静岡県伊東市の「一進堂」の,和風ティラミスの風味の伊豆銘菓「うり坊」と,伊豆地方でしか入手困難な「ぐり茶」の抹茶を使用した伊豆銘菓「ぐり坊」

2015(平成27)年8月8日

 今回は,静岡県伊東市のJR伊東駅近くの湯の花通りにある「一進堂」の和風ティラミスの風味の銘菓「うり坊」と「ぐり茶」の抹茶風味の「ぐり坊」をご紹介します。

 「うり坊」は,ふんわりしたメレンゲのような口溶けの白餡に新鮮な卵黄を加え,西洋の高価なキノコ「トリュフ」を大きくしたような形にして,それにたっぷりのココアパウダーをふりかけて蒸しあげたお菓子です。

 口当たりが柔らかく口の中でとろけるような食感と上品な甘さが特徴のいわば和風ティラミスです。

 白餡のなかには5色のチョコスプレッドが入っています。

 和菓子と洋菓子が融合したようなとても美味しいお菓子です。

 「一進堂」では,純度の最も高い白ザラ糖を使用しているとのことで,「うり坊」の上品な甘さは白ザラ糖の甘さからきていると思います。

 「うり坊」のネーミングは,伊豆名物のイノシシの子どもが瓜のような縞(しま)模様があることから言われる愛称をお菓子の名前にしたようです。

 「うり坊」は,見た目もイノシシの子どもの「うり坊」に似ています。

 「ぐり坊」は,伊豆名物の「ぐり茶」の抹茶を白餡に練り込んだ餡を包んで更に同じ「ぐり茶」の抹茶をたっぷりふりかけたお菓子で,抹茶味がひきたつ日本の味です。

 ちなみに「ぐり茶」とは,伊豆地方特産の煎茶とは異なる独特の火入れ製茶方法で,お茶の仕上がりが渦巻きの模様でグリグリと丸まったことから名前がつけられた,独特の色とコクと香りがするお茶とのことです。

 「うり坊」と「ぐり坊」6個入り1箱940円です。

 購入したのは製造元の「一進堂」本店(電話番号0557-37-3387)です。

 「一進堂」本店のすぐ近くに,2015(平成27)年1月11日静岡県伊東市の伊豆菓子処「石舟庵(せきしゅうあん)」の生クリーム,バター,マスカルポーネチーズを使った「百花譜(ひゃっかふ)」(椿(つばき))でご紹介しました「石舟庵」湯の花店があります。

  また,2015(平成27)年8月2日静岡県伊東市のいで湯菓子処「伊豆柏屋」の,竹皮で包みいで湯でむした「極上栗蒸羊羹(ごくじょうくりむしようかん)」(こしあん)でご紹介しました「伊豆柏屋」本店があります。

 お菓子の材料の「白ザラ糖」に関しては,2014(平成26)年8月9日富山県を代表する富山市の銘菓「月世界(つきせかい)」(メレンゲ)と,2014(平成27)年6月10日山形市の「菓道八右エ門」の「八右エ門羊羹(ようかん)」と,2014(平成26)年5月15日岡山県の備前名物の「大手饅頭(まんぢゅう)」(まんじゅう)などでご紹介しています。

 また,「黄身餡」に関しては,2015(平成27)年5月18日岩手県の三陸海岸に面した大船渡市にある「さいとう製菓」の,黄身餡(きみあん)をカステラとホワイトチョコレートでコーテイングした三陸銘菓「かもめの玉子」と,2015(平成27)年4月8日愛媛県松山市の,白餡(しろあん)に新鮮な卵の黄身を加えた黄身餡(きみあん)を,バターを使ったまろやかな衣(ころも)で包んだ瀬戸内銘菓「母恵夢(ぽえむ)」などでご紹介しています。

 更に,「メレンゲ」に関しては,2015(平成27)年4月22日山形県中山町の「コションドール」のヘーゼルナッツと卵白(メレンゲ)とコーヒーを原料にした「カフェ・ロッシェ」などでご紹介しています。


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