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Jul,

新・おくの細道

元禄2年弥生(1689. 5/16)に松尾芭蕉翁は弟子の曾良を伴い、江戸・深川から奥の細道の旅に出立しました

平成21年(2009)同日に東京を出発、季節を翁たちに合わせて延べ30日の取材、秋を迎える結びの地の岐阜県大垣市までの、全50景の7回シリーズです
 2010年第14回個展にて特集展示した作品です

7

第七回 不破の関 〜 大垣・伊賀上野

 

49大垣

 

 

47不破の関


 

 

48垂井

50芭蕉堂

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月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。

で、松尾芭蕉の「奥の細道」は始まる。全編を流し読めば一時間もあれば結びの地の大垣まで読み進むことが出来るだろう。

翁は弟子の曾良と共に松島、象潟(きさがた)などの景勝の地や、古歌に詠われた歌枕の地、そして何よりも好きな義経を偲ぶ古跡に足を運ぶ。

道中に点在する同人や弟子の世話を受けつヽ約150日、2400qの旅行記には50句の俳句のほか和歌などを織り交ぜての紀行文である。

出発は 元禄2年弥生27日、陽暦で1689年5月16日に江戸を出発する
この日に合せて2009年深川・芭蕉庵跡をスタートする、時代は移り旧道も定かではなかろうけれど、「奥の細道」本を片手に足跡を辿って周った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

47 (伊吹山) 秋風や藪も畑も不破の関


★ 敦賀、色の浜の秋を楽しんだ芭蕉翁は
出迎えの弟子を伴い駒に助けられて
結びの地へ、伊吹山の裾を巡って
むかう

 

 

 

 

 

 

 

 

48 (垂井町) 海道の松


★大垣の手前に今に街道の松を残して
宿場町が残っている

奥の細道の文中には敦賀からの
道中記は無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  49 (大垣) 蛤のふたみに別れ行秋ぞ
 

芭蕉翁は大垣の庄に入り、伊勢から戻った曾良や
親しい門人たちにいたわられて、
しばし長途の旅の疲れを癒したのだった

★大垣市の奥の細道むすびの地
水門川の両岸には数多くの句碑が並んでいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

50 (伊賀上野) 芭蕉堂

 

生誕の地である伊賀上野には生家跡や俳聖殿
蓑虫庵など数多くの所縁の史跡がある

蓑虫庵の邸内にある芭蕉堂
屋上の伏せ鉢、芭蕉の大きな葉が
残暑の陽を浴びて光っていた


 

 

新・おくの細道  完

 

 

 

 

 

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