POST CARD
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。
で、松尾芭蕉の「奥の細道」は始まる。全編を流し読めば一時間もあれば結びの地の大垣まで読み進むことが出来るだろう。
翁は弟子の曾良と共に松島、象潟(きさがた)などの景勝の地や、古歌に詠われた歌枕の地、そして何よりも好きな義経を偲ぶ古跡に足を運ぶ。
道中に点在する同人や弟子の世話を受けつヽ約150日、2400qの旅行記には50句の俳句のほか和歌などを織り交ぜての紀行文である。
出発は 元禄2年弥生27日、陽暦で1689年5月16日に江戸を出発する
この日に合せて2009年深川・芭蕉庵跡をスタートする、時代は移り旧道も定かではなかろうけれど、「奥の細道」本を片手に足跡を辿って周った。
|