●○● 2002年11月の日記 ●○●

ミドルネームを怪しんだり、土下座のロマンに思いをはせたり、ガッツを叱責したり


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02.11.01 fri 甘酸っぱいよ、ダバディさん。

 このごろテレビで、トルシエ監督の通訳だったダバディさんをよく見かける。

 初めて聞く彼の話は、かなり知的で、しかも適度に笑いのツボを心得ていて、もちろん日本語もうまい。

 でもこんなダバディさんは、ボクの好きだったダバディさんじゃない。

 なんて言えばいいのか。無理な願いではあるが、ボクとしては常にトルシエ監督とシンクロしつつ喜んだり、怒鳴ったり、選手をなぐさめるダバディさんでいてほしかった。

 見たくない姿を見てしまったような、このせつない感覚。なんだろうこれは? 前にも経験したことがある。

 ああ、そうだ。これはあれだ。

 好きだったあの子が、放課後に体育館で創作ダンスを踊っているのを見てしまった気分にそっくりだったんだなあ、これは。
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仕事の合間にする落書きほど、この世で楽しいことはあるでしょうか? とはいっても、落書きをしてみれば、こんな閉塞感満点のものだったりするのが、ボクがまだまだ天使のような素直な心の持ち主である証拠です。ええ、そうですとも。

02.11.02 sat 中間的名称の真意

 ミドルネームって、あやしいと思う。

 大多数の日本人には縁のないものだし、だからこそ、今の今まで何の気なしに見てきた外国人のミドルネームをそのまま素直に信じていいのだろうか、などと思うのですよ。

 例えばマイケル・J・フォックスは、もしかしたら『マイケル・ジャイアン・フォックス』かもしれない。ボエ〜って歌っていたのかもしれない。

 SF界の巨匠、フィリップ・K・ディックだって、『フィリップ・金比羅さん・ディック』かもしれない。 ああ、こりゃ大変だ。うどん4杯じゃ足りないに違いない。わかってくださいよ!

 それだけじゃない。ヘタしたら、J・F・ケネディだって、もしかしたら『ジャスト・フィット・ケネディ』かもしれないじゃないか! ピッタリなんですよ! これはただ事じゃないですよ!

 とにかくミドルネームには、ボクたちにはまだ知られていない未知なる意味合いが隠されているかもしれないと、激烈なる警告を申しのべたい。

 ま、まさか、ボクの好きなサミュエル・L・ジャクソンも『サミュエル・LPガス・ジャクソン』なのか?! ああ、都市ガスとは裏をかかれた。

 ふう・・・まったくミドルネームには、気を抜けないないよ。

02.11.03 sun 日曜午後のハードな時間

 日曜午後のお楽しみといったら『パネルクイズ アタック25』につきる。今日はその魅力と、番組に潜む恐怖について再確認していきたい。

・魅力その1:児玉清の厳格
 昨今の視聴者、出演者に軟弱な番組作りの中にあってアタック25、なかんずく司会の児玉清(以下、キヨシ)の司会ぶりは厳格極まりない。番組後半で、勝敗の行方が見えた時にキヨシは「赤と白の方にもはや勝利はありません」とバッサリと切り捨てる。冷酷ともとれるこの物言い。それがアタック25の魅力のひとつだ。

・魅力その2:キヨシのアクション!
 キヨシの司会は一見地味だ。しかし、この番組のキモであるアタックチャンスの時にキヨシは動く。躍動する! その時の声の張り具合もただ事ではない。「ァアタァ〜ック、チャァァァ〜〜ンス!!」。そしてこのとき力強く握られたキヨシの拳は前後に激しくガクガクとゆさぶられる! 静から動へ。この瞬間を見逃してはならない。

・魅力その3:処罰の羞恥心
 アタック25では、解答を間違えた者、時間内に答えられなかった者は否応なし解答席の横で立たされる。今では小学校でも見られない光景がここにはある。年齢、社会的地位、男女、すべてが意味を持たない。誤答はすべからく『立たされ』に帰結する。一罰百戒。アタック25には、こんな恐ろしさが秘められている。

 恐怖のクイズ番組『アタック25』から目を離してはならない。
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【隊長、今日の落書き:タコ、ショッカーつかまる!】

やめろーっ! ショッカー! やめろおお!

02.11.04 mon ボクの夢。ボクの願い。

 必殺技っていいですよね。

 ウルトラマンにはスペシウム光線。仮面ライダーにはライダーキック。ゲームセンターあらしには炎のコマ。水戸黄門には印籠。笑点の大喜利には座布団没収。借金持ちには自己破産。

 どれもこれも一撃必殺の破壊力です。

 ところで、日本のサラリーマンにとっての必殺技ってなんだか知っていますか? TOEIC? ノンノンノン。 コミュニケーション能力? いやいやいや。 人脈? まさかまさか。

 確かにそれらは強力です。しかし社会人にとっての真の必殺技である『土下座』に比べたら、鼻毛でヤクザに立ち向かうくらいに無力なものです。

 土下座――。それは日本の社会における究極の謝意。ここれで納得してもらえなかったら、もう逆切れしかないというせっぱ詰まったギリギリ感。

 土下座って、ロマンだよなあ。

 死ぬ前に一度でいいから、ストーンヘンジの真ん中で、世界中の人に向けて土下座がしてみたい・・・。

 ああ、土下座って、ロマンだよなあ。

02.11.05 tue 仏教よ!

 弥勒菩薩が人々を救うまで56億7000万年・・・って、おい! 

 これ去年も、一昨年も、いやさ釈迦が入滅してからずーっと言ってませんか、仏教? ちゃんとカウントダウンしているんですか、仏教? 本当はあと何年なんですか、仏教? なれなれしく呼び捨てにしてすみません、仏教。

 だってそうでしょう。この話が本当なら、もう56億6999万7000年くらいになっていないとおかしいじゃないですか。

 仮にも世界三大宗教の一つなんだから、そのへんはキッチリお願いしますよ、仏教。 あ、また呼び捨てにしてすみません。

 しかし、弥勒さん(今度はさんづけです)がボクたちを救ってくれるまで、ヤマト風に言えば『人類救済の日まで、あと56億6999万7000年。あと56億6999万7000年もあるのだ』かあ・・・。

 うわー、先は長い。俺そのとき何歳だよ。
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年齢を重ねるごとに、ショートカットの女性が魅力的に感じるようになってきています。不思議だ。このままでいくと、きっと死ぬ間際にはエイリアン3のシガニー・ウィーバーみたいな女性が好きになっているに違ない。

02.11.06 wed なんて無意味なドリームの帰結

 ♪今、わたしの願い事がかなうならば 翼が欲しい
  この背中に鳥のような 白い翼つけてください

 いやー、翼はどうだろう?

 こんな情緒的で美しい歌詞に、物理的な話を持ち込んで申し訳ありませんが、ホ乳類である人間の身体機能じゃ空は飛べませんのことよ。

 これから先は、ボクが小学生の時に熟読に熟読を重ねた、学研の学習マンガ『ひみつシリーズ』で得た知識です。

 まず、人間の筋力じゃあ空を飛ぶ揚力は得られないのです。胸の筋肉の絶対量が、あと20倍は必要。そして骨。鳥類はこれがトラス構造なので非常に軽い。ホ乳類とは大違い。

 つまり、人間に羽があっても大空を自由に飛んではいけないのです。哀しいことですが、これが事実。

 だとしたら、羽はもう無用の長物というか、邪魔なだけ。

 だってそうでしょう。願いがかなって羽がはえたとしても、その羽じゃ空は飛べない。服は背中の部分を切り取らなきゃならない。満員電車だって大変だ。リュックみたいに体の前に抱えることもできないから、周り人に迷惑な目で見られてしまう。

 ♪今、わたしの願い事がかなうならば 翼はいらない〜

 というのが隊長、本日の感想。願いかなって、羽がはえた人には相応のケアが必要だと、意見申し述べるものですよ。はい。
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奥田民生さんの『ヘヘヘイ』がいいなあ。酒がすすみます。シンプルでオーソドックスだからこそ力強い曲。

02.11.07 thu 自分の自由のために戦うのだ!

 W・ライダーさんが万引きでとっつかまり、有罪になったようですが。

 正直に言いますと、万引きで捕まったというニュースを初めて新聞で読んだとき、「えぇっ! な、なんであのお二人が!?」と思ったのは白状しておくべきでしょう。その数秒後に違うと分かり安心しました。なにせ彼らはボクの心のヒーローなので。

 しかし、ああしかし。

 ウィノナさんが、実は技と力を兼ね備えている改造人間だったら、これは本当に面白い。

 有罪判決への怒りのあまりに『ウィノナァァ変っ身! くらえ判事、くらえ陪審員、くらえ能無し弁護人!! W(ダブルではない)・ライダァァァアー、キーッッック!!』

 爆炎に包まれる裁判所。そしてそれに背を向け、バイクで走り去るライダーさん。

 これはもう、ホントに心躍るシチュエーション。ライダーさん、控訴の際にはぜひこの線でお願いします。
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レンタルビデオでアントニオ・ヴァンデラスの『デスペラード』。濃いな〜、アントニオ。ドンパチ好きなのでかなり楽しめました。
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明後日はトリック劇場版の公開か。生瀬さんのファンとしては、ズラッと見逃せませんわのぅ、アニィ。

02.11.08 fri 丼ドキドキ、憧れのいつものお店。

 今日の帰りがけ、代々木駅前の金港堂で東海林さだおさんの丸かじりシリーズ第20弾『ゴハンの丸かじり』を購入。

 東海林さんは、ボクが現代の日本人で一番文章がうまいと尊敬している人なのです。特にこの丸かじりシリーズは、奇才・中島らもさんも大ファンという名シリーズなので、未読の方はぜひ。

 このシリーズは週刊朝日で連載中なのですが、ボクは立ち読みの際にこのシリーズだけは絶対に読みません。もちろん年に何度かのお楽しみ、すなわち単行本のために。

 で、今日は帰りの電車で半分、そして自室で半分。すなわち全部読んだのですが、ハッキリいって胸が高鳴っています。

 その理由は、全部で35編の食エッセイのひとつに『驚くなかれたぬき丼』というものがあったからです。

 このたぬき丼、千駄ケ谷にある“とちぎ屋”さんのメニューなのですが、ああ、実はこのお店。ボクが千駄ケ谷の会社に勤めていたころ、週に少なくとも2回は通っていた店なのです(トロロ蕎麦がうまい)。

 あそこに! あの、俺の憧れの東海林さんが‥‥! 

 うわー、遭遇したかったような、遭遇しなくてよかったような。みなさんは尊敬する人って、会いたい派ですか? 会いたくない派ですか?

 とにもかくにも、来週の月曜日、そっと店を訪れ、たぬき丼を食べよう。ドキドキしながら食べよう。

 そう決心する金曜の夜なのです。

02.11.11 mon どんな人を思っているのやら

 たぶん、今一番恥ずかしい言葉は『セレブ』でしょうね。

 え? どういう意味かですって?

 まあまあお待ち下さい。今からご説明しますから。

 セレブ――それは有名人という意味。そしてそれが発展したのがセレブな朝食、セレブなライフスタイル、セレブなファッションというお洒落で都会的なイメージ。

 とは言いますが・・・。

 有名人っていうなら大木凡人だって、みのもんただって、林家ペーだって有名人なんですよ? セレブな女子たちよ。

 そう思うとセレブという言葉が、なんだか恥ずかしく、情けなく、不様なものに思えるから不思議です。

 大木凡人のように朝食をとり(カラオケの片手間に)、みのもんたのようなライフスタイルで(健康最重視)、林家ペーのようなファッションを着こなす(ピンク・オンリー)。

 それもセレブなんでございましょ?(宮路社長風に)

 あと、字面が鳩サブレに似ているのも、ほのかにカッチョ悪いと思います。デーポッポー。
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先日、ボクのマックがウンともスンとも言わなくなったので、システムのリストアをしました。復旧作業はほとんどうまくいたのですが、ミラクルレバーの転送用パスワードを無くしてしまい四苦八苦。IDとPWは、ことによったら入れ墨にしてもいいかもしれませんね。

02.11.12 tue 原木中山のみなさまへ

 Yahoo! とかで『原木中山』を検索すると、なんということか、うちの“原木中山マニアックス”がトップにきてしまうのです。

 これは断じてよくない! と叫びますとも、ボクとしては。

 時はまさに21世紀。すなわちIT時代じゃないですか。パソコンも一家に一台、一人に一台の時代です。この原木中山にだって、数百、数千のパソコンがあるハズ。なのになんで、真面目にバラキを紹介するホームページがないんでしょう。

 真面目に町を取り上げるサイトがあってこそ、はじめて裏街道としての“原木中山マニアックス”だと真剣に思うのです。

 告白します。実はボク、もう何度も違うハンドルネームで原木中山のまともな町の紹介ページを作ろうと画策しているのです。

 でも・・・ああ、でも!

 いくら町を歩いていても、ボクの目に入り、興味を引くのは脱力チックで半笑いなバラキの姿。だめだ。ボクには真面目なページを作る才能がない。

 もし原木中山の真面目なページを作りたい人がいましたら、できる限り協力しますので、ぜひぜひお知らせください。
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実は歴史的に由緒あるお寺や街道、首都圏では貴重きわまりない江戸川の干潟とか、そりゃもう誇るべきところがたくさんあるんですよ、バラキには。

02.11.13 wed ラブ・ホーエバー

 『フォ』を『ホ』に置き換えるのは、たまらなく面白いですよ、と、みなさんにお伝えいたします。

 例えば『ラフォーレ原宿』は『ラホーレ原宿』に。最低でも萩原流行さんでなければ着こなせないような服しか売ってないはずです。こんなネーミングの店ならば。

 スターウォーズの最重要ファクターである『フォース』も『ホース』だ。ヨーダに「ホースを感じろ」とか言われても「メーター200円ですね、マスター!」と答えるほかありません。

 『ジェーン・フォンダ』なんか『ジェーン・ホンダ』だから、丸っきり日本人。なべ焼きうどんが好きそうな中年女性。

 逆に『ホ』を『フォ』に代えるとキザったらしくなるのです。

 『ホタテ貝』は『フォタテ貝』。生クリームとワインをたっぷり使う食材のような、キザで偉そうなフィーリングでしょう?

 そう考えると、『イヤホン』もしくは『イヤフォン』は、どっちでもあんまり印象の変わらない、懐の深いデバイスと言えるかもしれませんね。

02.11.14 thu あ、そのままでいいですよ。

 この時期になると、プロ野球のトレードの話がよくスポーツ新聞なんかに載りますね。

 このトレードという制度、スポーツの世界に留めておくにはもったいない、というのがボクの感想です。もっともっと他のジャンルに広がってもいいんじゃないでしょうか。

 例えば政界。日本で一番責任重大な総理大臣だって、もうトレードの対象だ。そうですね、年収を考慮してコンビニでアルバイトをしている人たちとの1対100トレードなんてどうでしょう?

 外国の国家元首と対峙し、複雑でデリケートな国家間の交渉に臨む100人のコンビニ・バイトさん。

「日本はこの問題をどう思っているのか!」

 そんな厳しい追及にも、
「こちらの省庁の窓口が開いてます」「外交問題は温めますか?」「補償にお箸をつけますか?」というコンビニワードで対処する日本の総理大臣100人衆。

 これなら日本の地位もあらゆる意味で乱高下するに違いありません。それはそれで魅力的な不思議国家。

 そしてなにより、個人的には100人分のコンビニの仕事のため右往左往する、小泉元首相の姿を見てみたいと思うのです。

 その時は、お弁当を温めるのは遠慮するのが人としての礼儀でしょうね。ええ。

02.11.15 fri ボクのルームメイトたち

 動物の子どもはすごい。

 馬の子どもは生まれてすぐ立ち上がるし、イルカの子どもは産まれた瞬間から泳ぎまわる。

 なんとなく生物としてエリートって感じがする。でもちょっと友だちにはなれそうにない。ボクはエリートに弱いのだ。

 どこかに生まれて1週間してもプルプルしたままの小馬や、「ダメ! ムリ!」と即座に泳ぐのをあきらめる生まれたてのイルカはいないのか。

 そういった動物たちよ、友だちになろう。なんなら同棲しよう。

 あ、でも‥‥。

 そういった意味では、生まれてすぐ「こんなにじっとしてられないよ!」と走り出すナマケモノの赤ちゃんも、ダメなナマケモノということか。うーん、彼とも同棲しなければならないわけだが、そのナマケモノに叱りつけられるボクの姿がクッキリかつハッキリと想像できる。

 彼とはうまくやっていけるのかどうか、本当に心配だ。

02.11.17 sun すげえでかいポールを感じるぞ!

 今、日本に来ているポール・マッカートニーはよく「押忍!」と言うんだそうですね。 めざましテレビで見たインタビューでは「気軽な男同士の挨拶だから気に入った」と言っていました。

 それだけかな?

 もしポールが日本語ペラペラだったら、ステージではきっと
 『オッス! おらポール!  みんなのラヴ・ミィ・ドゥを、ちょっとだけ分けてくれ!』
 とか言いたかったんじゃないでしょうか。

 日本のマンガやアニメにも造詣が深いなんて、さすがはポール!

 すみません。一昨日、携帯の機種交換の待ち時間に漫画喫茶でドラゴンボールを読破したので、頭の中がまだ鳥山明状態なんです。

 イーエースーターデェェェェッッ!!!!!!(カメハメ波)  「ジョン!」「ポール!」「ジョージ!」「リンゴ!」『4人そろってザ・ビートルズ!!!』(ギニュー特戦隊)

 今の頭の中は、こんな感じです。ええ。
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ラクガキBBS。ちびりそうっていうか、少しちびりました。はい。

02.11.18 mon シュールな町よね

 今日は仕事で埼玉県の岩槻市まで行きました。

 さすが人形で有名な町だけあって、駅前には大きな日本人形メーカーの本社ビルがあり、駅や町には、所構わずこんな看板があふれているという状況。

 で、でも。むむぅ。このお人形さんてば視線が鋭い。

 何と言うか、観光的にはちょっと微妙。ほんのりオカルトチックな感じです。

 ま、伝統に裏打ちされた人形の町ですから、アホくさいポッキー&プリッツの日にくらべたら、少なくとも100万倍、実際には天文学的にマシなんですけど。

 いや…うーん、マシだよな。マシなハズだよ、と、思わず自問自答の月曜日。
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デジカメの画像の整理をしていたら、1年前くらいに撮影したこんな写真が出てきました。もったいないのでアップします。
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仕事関係でちょっくらムカつくことがあり、大人げなく事務所で激昂。普段ヘラヘラしているボクのような人間がいきり立ち、おまけに足立区育ちで本当は言葉づかいの悪い素のボクが出てしまい、職場の雰囲気が微妙なものに。あー、失敗した。

02.11.19 tue これは…恋?

 時として、そう時として、不意に一人の人物に心奪われる瞬間というものが存在するわけです。

 2002年、初冬。ボクの心を虜にしているのが、誰あろう“ミスターぶらり旅”車だん吉さんです。豪快な笑顔。そして情熱的なサンバ。 …いい。いいよ、だん吉! すてきだよ、だん吉! 

 ああ、世界の人々に彼の魅力を伝えたい!できることなら映画をだん吉さん主役でリメイクしたい! そんなことを考えるのです。

  • 幸福の黄色いだん吉
  • 愛と青春のだん吉
  • 市民だん吉
  • スタンド・バイ・だん吉
  • 未来世紀だん吉

 ああ、どれもこれも見たい! パンフもグッズも買い占めたい!

 何故ハリウッドはだん吉さんの魅力に気づかないのだろう。 何故あの魔性の笑顔に魅かれないのだろう。

 そう思いつつ、『ぶらり途中下車の旅』でだん吉さんが出る回を心待ちにするボクなのだ。
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ボクは『ぶらり途中下車の旅』が大好きで、見れない時は録画してまで見る“ぶらりフリーク”なのです。ホームページは滝口さんボイスも聞けるし、“ライぶらり”も充実のナイスサイトですよ。

02.11.20 wed 記事と美女と象のような園児の局部

 今日の帰宅途中、東西線浦安駅で原木中山駅に行く各駅停車の電車を待っていた時のこと。

 ボクの隣に背の高い(180センチ近かったです)とてつもない美人の白人女性がスッと並んだのです。エマ・シェーベルイによく似たその人が真剣に読んでいた本。それは何故か『クレヨンしんちゃん』の第3巻でした。

 おまけに辞書片手に。

 記事執筆の基礎の基礎である5W1H。それは『いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どうしたか』。

 今日の午後8時半、東西線浦安駅で、エマ・シェーベルイ似の美女が、クレヨンしんちゃん第3巻を、なぜ、読んでいたのか。

 わかりません。『なぜ=why?』が気になります。

 一つだけ欠けた why? のピース。

 きっとここにボクのあずかり知らない、クレヨンしんちゃんの魅力の秘密が隠されているのでしょう。これこそが女性を虜にするカギなのだとしたら、是非ともそのミステリー・パワーを解明し、身に付けたいと思うボクなのです。
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今日の夕方J-waveで、ボクの実家のすぐ近くにある炎天寺が紹介されビックリしました。小林一茶が『やせガエル…』の俳句を詠んだ寺として有名で、毎年カエルの着ぐるみを着てやる“カエル相撲”が奉納されるシュールなお寺なんですよ、これが。

02.11.21 thu 呼び起こせ。その野性を!

 ガッツ!

 ボクシングという人類が生み出した格闘スポーツの極北で世界の頂点に立ったあなた。

 そしてその後、本人のキャラクターのみで現役時代以上の評価を集めているのは、日本ではあなたと長嶋茂雄だけなのですよ。

 板東英二? だめです、あんなの。頬っぺたが赤すぎます。
 
 でもガッツ! 

 今のあなたはなんですか。どんなフリにも「オーケー牧場!」と答えるだけじゃないですか!

 決め言葉。それはお笑いにとって将来を約束された終生保険。

 違う…。違うよ! そんなのガッツじゃない!

 ボクらが求めているのは、どういうシナプス結合の結果なんだよ! と、そう叫ばんばかりのあなたの野生的すぎる不可思議な脳の中身と、言葉の選択なんだよ!

 あなたはアビバで何かを得て、そして何かを失ってしまったのだろうか?

 そんなのイヤだ!!

 もう一度。そう、もう一度。

 クロマニヨン人すら洗練の極みと思わせる、恐るべき原始の力がこめられたガッツ語録を聞かせてよ!

02.11.22 fri 説明の多い料理店

 とある町の、とある洋食屋。その名は『キッチン・天気予報』。

 「いらっしゃいませー」
 「えーと…うん。カツカレーください」
 「はい。カレーところにより一時カツ、ですね」
 「は?」
 「それではまず店内の配置図をご覧ください。北よりのカレー鍋からカレーが。そして南部の炊飯ジャーよりゴハンが接近し、この前線でカツを乗せることにより、カツカレーとなるでしょう」
 「あ、あの…」
 「本日のカツカレー確率は30%。折畳みスプーンがあると安心です」

 そして待つことしばし。

 「はい、おまちどうさま!」
 「あれ? これスパゲティなんですけど」
 「最初に謝っちゃいます。すみません。ご注文、はずれちゃいました」
 「…もう、これでいいです」
 「あ、お客さん待って! さて続きまして、当店の向こう三カ月間のメニュー予報です」

 あきらめてスパゲティを食べる客。その客を無視し「今年の冬は全体的に温度は高め。カキフライは例年より熱く、ビールはぬるく…」とメニューを発表する店主。

 とある町の、とある洋食屋。それが『キッチン・天気予報』。

02.11.23 sat スクスク育ちなさい

 ワタクシこと隊長が、あなたを“蝶よ花よ”とお育てします。

●第1のコ〜ス! バタフライコース
 食事はすべて花の蜜。三度の食事すべてはストローを使って行なわれます。卵→芋虫→サナギ→成虫と、様々な形態を楽しめるコースです。

●第2のコ〜ス! フラワーコース
 太陽の光の下、頭から水をかけ、足下には肥料をまきます(要、葉緑素)。ほ乳類にとっての“花”、つまり生殖器をさらけ出し、そしてその生殖器をみなさんに鑑賞していただき喜んでいただくという魅惑的なコースです。

 さあ、あなたもレッツ二者択一!
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「出席をとります。相田さん」「はい!」「井上さん」「はい!」「ウーマンさん」「はい!」

♪マイネーム・イズ・ウ〜マン 寂しさを〜
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 焼きそばパンがとにかく好きです。ビールによくあうというのも高評価。なんの予定もない休日の昼食は、焼きそばパンにビールの最強タッグで大決定。
 しかしセブンイレブンの焼きそばパン130円って、ちょっと高くないかなあ。そんなにコストのかかるものではないと思うんですが…はっ! ま、まさか、あの紅生姜が高いのかしら? そうなのかしら? 山咲トオルさんチックに考えたりするわよ。

02.11.25 mon スキルアップかつレベルアップよ

 毎朝、東西線原木中山駅のホームでいかにもバリバリのキャリアウーマンという女性を見かけます。

 きりっとしたメイクに表情。スキのないスーツにヒール。そしてピンと伸びた背筋。片手には日本経済新聞。

 すでにして人生の「あがり」的な雰囲気が横溢している女性ですが、“バリバリ”から、さらに五十音的に進化したらどうなるんでしょう。

  • バリバリのキャリアウーマン:現状
  • ビリビリのキャリアウーマン:黒焦げスーツにアフロなスタイル
  • ブリブリのキャリアウーマン:いきなり松田聖子チックになってしまう
  • ベリベリのキャリアウーマン:現在のポストから無理やり引きはがされる
  • ボリボリのキャリアウーマン:触った途端に崩れ落ちるメイクと角質層

 すみません。進化じゃなくて退化してしまいました。
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ボブ・サップ。2メートル、170キロ。100mを12秒台で走る格闘界の今年の主役。しかも大学では社会学と薬学をおさめたインテリさん。彼がパカ〜ッて割れて、そこからMr.オクレが出てきたりしたら最高の展開なんだけどなあ。

02.11.26 tue 一番信じられない存在は…。

 次の日、絶対に忘れちゃならない書類なんかがある時は、玄関のクツの上に乗せておきます。

 こうすれば忘れ物はしないという、華麗なる生活の知恵。このテクニックは特に泥酔した翌朝に有効で、これで何度ピンチを切り抜けてきたか分かったもんじゃありません。

 で、今日の朝。

 仕事に出かけるためにクツをはこうとしたら、その上に何故かキチンとたたまれたジーパンが置いてあるんです。

 思わず自分の下半身を見ましたが、違うジーパンをちゃんとはいています。

 なんだ、なんだ、これは。

 昨日最後に部屋を出たのは、酒が足りなくなって近所のコンビニに買い足しに行った時。たしかに酔っていました。

 ということは、コンビニから帰って(明日はパンツいっちょで出勤しないように、クツの上にジーパンを…)とでも思ったのでしょうか、ボクは。それを実行したのでしょうか、ボクは。

 ああ。自分という人間が、またひとつ信じられなくなりました。そんな隊長出勤前の呆然タイム。

02.11.27 wed 田中さん登場!

 NHKの紅白歌合戦が、ノーベル賞の田中さんを審査員に呼ぶことを計画しているそうですね。

 たしかに田中さんはナイス・キャラです。ああいう己の道一筋で浮世離れした人というのはなかなかいるもんじゃありません。

 しかし今年話題になったのは田中さんだけじゃないですよね。

 どうせなら田中さんにタマちゃんの着ぐるみを着てもらい、ボブ・サップの物真似をしてもらうといいと思います。

 これで完璧!

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 エコマークっていうんですか。リサイクル製品なんかについている、地球をぐるっと腕で包み込んでいるあのマークがありますよね。(これ

 あれって、なんていうか“世界征服”を目指す秘密結社のシンボルみたい。『この地球を私が手に!』っていう決意の現れのような感じがします。

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 今日仕事で会った女性は『自分がどれだけ洋楽に詳しく、また聞きまくっているか』がウリのようでした。よーし、きた! こういう人こそ、ボクにとっての最高の酒の肴。(さあ言え。もっと自慢しろ!)という思いもむなしく仕事は終了。うーん、おしい。

02.11.28 thu 隊長脳内劇場年末展示会

 「えーと、

ネギ・・・・・・・・・130円
ハクサイ・・・・・・・230円
エノキ・・・・・・・・128円
豆腐・・・・・・・プライスレス
タラ・・・・・・・プライスレス
ポン酢・・・・・・プライスレス・・・」

 「店員さん!あの人万引きです!!」

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 俺は日本中を恐怖させた凶悪犯。でも、もう、それも終わりだ。俺は今、四人のデカに囲まれている・・・。

「逮捕しちゃうぞ」
  西部警察の大門部長刑事が俺に!
「逮捕しちゃうぞ」
  はぐれ刑事純情派の安浦刑事が俺に!
「逮捕しちゃうぞ」
  太陽にほえろ!の山さんが俺に!
「taiho-sityau-zo?」
  刑事コロンボが俺に!

 そして最後には「逮捕しちゃぅ、ぞ!」「っ逮捕しちゃう、かもね?」とタカ&ユージ(あぶない刑事)に挟まれて連行される俺。

 ある意味、俺って、キング・オブ・犯罪者。


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