† モ †
Japanese_MO
 

 
■ モアー・ビョイト 【もあーびょいと】 

自由都市バストーニュの領主ユーバー・バラダの側近を務めた人物。本来はトラン連邦に属す騎士であるが、王族・貴族に排他的な連邦の政治に不満を持ち、ユーバーと結託して悪行を重ねていたようだ。世の常に従ってトップの人物よりもやや頭が切れる印象をもつ。ユーバーがK.O.G.のバスター・ランチャーにより昇天するのと時を同じくして、ミラージュ騎士ランドアンド・スパコーンにより斬殺された。南無。連載時に付けられていた初期の名前はビョルス。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE2-076


■ モイラ 【もいら】 

マドラ・モイライの愛称。マドラ・モイライの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #11-191


■ もえぎ騎士団 【もえぎきしだん】 

フィルモア帝国の教導騎士団。星団暦2310年以降、ファティマ・ファティスを開発したリチウム・バランス博士を狙ったテロ行為が幾度となく発生したため、博士の護衛のためにレーダー6世が自国から派遣したらしい。前線で活動する血生臭いグループではなく、騎士を育て上げる教導騎士団を派遣した辺りに、レーダー6世の配慮と博士を気遣う器が読み取れる。もえぎ騎士団は星団暦3000年代に入った現在も存続している軍グループであるが、この時代は教導騎士団としての役割は影を潜め、元老院直下で特殊な任務をこなす特務騎士団に姿を変えたようだ。また、星団歴3000年代における教導騎士団はもえぎ騎士団とは異なる軍グループである。帝国特務騎士団フィルモア帝国もえぎ騎士団の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: PS-034


■ 萌葱グループ 【もえぎぐるーぷ】 

フィルモア帝国もえぎ騎士団の通称。フィルモア帝国もえぎ騎士団の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#07-118


■ モーション・コントロール 【もーしょんこんとろーる】 

MHの動作に関わる設定および調整のこと。騎士の動きを忠実に再現するためのセッティングを指しているものと考えられる。また、3DCG技術においてモデリングされたデータに動き(モーション)を与えるソフトウェアとその作業もモーション・コントロールと呼ばれる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #06-184


■ モーション・サンプリング 【もーしょんさんぷりんぐ】 

MH戦において、敵機の動き(モーション)のデータをサンプリングすること。おそらく、各関節の可動範囲、上体・下体の姿勢制御、各種挙動における加減速やエンジン出力の乗せ具合といった細やかなデータを取得するものと考えられる。データサンプルが揃うことで敵機の挙動予測が可能となり、こちらの対応なども高速化が図れるのだろう。また、人間や動物にマーカーを付けた状態で撮影し、マーカーのトラッキングにより3DCGモデルにモーションのデータを埋め込むサンプリング法もモーション・サンプリングと呼ばれる。3D対戦格闘ゲームの製作には必須の工程で、「バーチャファイター」や「ソウルキャリバー」の製作においても中国拳法の達人からモーション・サンプリングを行い、各キャラクターの技を組み上げたようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #06-184


■ モーゼル 【もーぜる】 

ドイツの銃器メーカー。マウザーとも呼ばれる。マウザーの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#07-078


■ モーゼル小銃 【もーぜるしょうじゅう】 

おそらく、マウザー式(モーゼル式)ボルトアクションライフルの元祖とされるMauser Modell 1871(モーゼルM71)のこと。1871年にドイツ帝国に制式採用されたため、Gew71もしくはGewehr71とも呼ばれる。開発者はプロイセン王国の銃工であったPeter Paul Mauser(ペーター・パウル・マウザー)とその兄Wilhelm Mauser(ヴィルヘルム・マウザー)。マウザー兄弟はこの翌年にMauser Werke A.G.(マウザー・ヴェルケ社)を創業している。弾薬に黒色火薬のカートリッジを使用。最初期モデルは弾倉を持たない単発式であったが、84年にAlfred von Kropatschek(アルフレート・フォン・クロパチェク)によって設計された8発入り管状弾倉を取り入れて改良したGewehr71/84が登場している。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#07-078


■ モーター 【もーたー】 

原動機の総称。MHの場合は、ジェネレーターから発生した電気で稼動するモーターとくにサーボ・モーターを指す。サーボの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #03-028


■ モーターカイザー 【もーたーかいざー】 

MHの規格としてあまりにも「番外」な性能をもつレッド・ミラージュは、MHの枠から外れたモノとして見なされ、モーターカイザーと呼ばれることもあったようだ。カイザー(Kaiser)とはドイツ語で「皇帝」の意。その桁違いの性能ゆえに、星団紀において何者もこのMHの威厳を冒すことができなかったということだろう。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ20-004


■ モーターカノン 【もーたーかのん】 

MHの胸部ジェネレーターに内蔵されている固定軸レーザー・マシンガン。MHの全幅を利用した砲撃が可能。その反面、機体の真正面しか攻撃できないため、狙いを定めた急所打ちのような芸当は不可能。戦艦やエア・フォートに対する威嚇射撃に用いられる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #05-138


■ モーター・コントロール・ユニット 【もーたーこんとろーるゆにっと】 

MHのコントロール系を司る部分の総称。コクピットは頭部と胸部にあり、頭部にファティマ、胸部に騎士が乗り込む。2つのコクピットはそれぞれ7重の装甲で保護されており、プロムナードと呼ばれる通路で行き来できるようになっている。騎士コクピットファティマ・シェルの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CHR


■ モーター先重量 【もーたーさきじゅうりょう】 

MHにおいてモーターの稼動に対して負荷となるパーツの総重量を指す。この重量が軽ければ軽いほど、慣性モーメントの影響が軽減されるため、騎士の動きに対するレスポンスが上昇するようだ。一般的な車輌で云うところのバネ下重量に相当する。バネ下重量の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TT-039


■ モーターショー 【もーたーしょー】 

各国の自動車メーカーなどが主催となって、その年の最新作やコンセプト・カーを一堂に集めて発表するイベントのこと。日本では1954年から開催されている東京モーターショーなどが有名。最新の自動車デザインや性能の発表を通して、各メーカーが技術力をアピールする祭典であるが、コンパニオンに起用される女性のガイドブックが発行されるなど、いろんな意味で男のロマンが渦巻く一大イベントとなっている。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #07-171


■ モータースキル 【もーたーすきる】 

MHに搭乗した状態でのみ放つことが可能な剣技のこと。MHスキルとも呼ばれる。生身の状態で放つ剣技をベースとしつつも、MHの巨躯と大質量を活かして威力・効果を変化させたり、地面の振動や土煙を利用したりするなど、応用力の高い騎士によって多彩なバリエーションが生み出されているようだ。劇中では、ビュラードの烈破波やイアンの浮島などが登場している。
別名・異名・正式名など: MHスキル
初掲載: #09-142


■ モータードーリー 【もーたーどーりー】 

MHを輸送するための特殊車輌のこと。MHと同様の装甲で覆われており、多少の攻撃であれば耐えられる構造となっている。内部にはMH1騎が収まるほか、予備パーツおよびオプション装備のハンガー、メンテナンス用のアーム、騎士とファティマと数人のマイスターが生活できる居住空間が備え付けられている。MHが作戦行動をとる場合は、戦艦、エア・ドーリー、エア・フォートを用いて輸送するのが基本となるが、作戦展開地域においては陸路を用いた移動の方が安全ということもあり、ドーリーが使用される。また、潜入工作の任務を受けた騎士や騎士団に所属していないフリーの騎士は、ドーリーによる移動が基本となる。カステポーが舞台となるエピソードが増えるにつれ、多くの騎士団のドーリーが登場しているようだが、これは修行や情報収集を目的として行動する騎士が多いため。また、カステポーはドラゴンによる制約があるため、船舶や兵器の持ち込みに限界があるのだろう。
別名・異名・正式名など: モーターヘッド・キャリア、MHキャリアー、トレーラー
初掲載: #01-007


■ モーターブーム 【もーたーぶーむ】 

烈破波とも。初代剣聖ナッカンドラ・スバースが編み出したモータースキル。重装MHの大質量を活かして放つソニック・ブレードのような剣技。スバースの血筋に伝承されたらしく、劇中ではミッション・ルースがこの技を使用している。
別名・異名・正式名など: 烈破波
初掲載: #09-141


■ モーターヘッド 【もーたーへっど】 

ジョーカー太陽星団の科学と様式美が生み出した究極の人型兵器。全身に対人・対物兵器を装備し、剣と盾を手にして戦う全長14〜16mの複座式ロボット。半永久的に稼働する外燃機関イレーザー・システムにより、1兆馬力以上の出力を誇る。その手足の動きは亜光速に達し、地球上の兵器であれば毛ほどの傷もつけることができない堅牢さと再生機能をもつ。耐用年数は数百年に達し、機体各部の換装と調整によって地上・海中・宇宙の全領域で戦闘が可能。その完成度の高さゆえに改良・改装や新規開発によって極端な性能差を引き出すことはできず、基本的には搭乗者の力量がそのまま戦力に直結することになる。この兵器を駆ることができるのは、騎士の最高位であるヘッドライナーと、そのパートナーとなるファティマのみ。MHは騎士による操縦とファティマによるサポートを受けることで、初めてそのポテンシャルを最大限に引き出すことができるのである。ネーミングの由来は、Lemmy Kilmister(レミー・キルミスター)が中心となって1975年にロンドンで結成された暴力バンドMotorhead(モーターヘッド)だろう。
別名・異名・正式名など: 機神烈皇
初掲載: #01-005


■ モーターヘッド・キャリア 【もーたーへっどきゃりあ】 

MHを輸送するための特殊車輌。モータードーリーの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #01-044


■ モーターヘッド始動キー 【もーたーへっどしどうきー】 

MHを始動するためのキー。初期設定においては、全てのMHに付属するアイテムとされており、ファティマと騎士がそれぞれ所持・管理することとなっていた。最新設定においては、強力なMHや最高機密扱いのMHの乱用を避けるために製作された極めて稀なアイテムとされている。始動キーにはブート・プログラムが仕込まれており、キーが無ければ製作者であっても始動できないという。劇中には、これまでにアルスキュル、シュペルター、ジ・エンプレスの始動キーが登場しており、それぞれ異なる形状であることが確認されている。おそらく、ミラージュ・シリーズ全機にも始動キーが存在しているのではないだろうか。また、レッド・ミラージュは搭乗する騎士とファティマ、そして天照の始動印が一致しなければ始動できないように設定されているようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH4-039


■ モーターヘッド・マイスター 【もーたーへっどまいすたー】 

MHの開発補助やチューニングを担うマイスターのこと。MHの装甲形状の決定、基本フレームの構成の決定、ファティマ・騎士とのコンビネーション・チェックなどを担当する。この資格を得るには、重エネルギー開発者以上の知識と戦場での経験が必要とされ、国家もしくは星団が実施する試験に合格し、尚且つ、3名以上の騎士に推薦される必要がある。フィルモア帝国のカーマ・シーピーンなどが有名。また、何と云ってもレディオス・ソープが星団で最も有名なマイスターということになるだろう。他者の10倍のスピードで仕事をこなすという逸話はもちろんのこと、バランシェ公のファティマ・ラキシスを連れ去ったというニュースは当時のゴシップネタとして最も注目された事件であったはず。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: EG-181


■ モーターヘッド・マイト 【もーたーへっどまいと】 

MHの開発を担うマイト。マイスターに求められる全ての作業・技能を完璧にこなせることはもちろんのこと、MHの基本設計とイレーザー・エンジンの設計・開発を担当する。基本設計とは、エンジンの制御(方式の決定および設計)、エンジンの出力に耐え得るフレームおよび各部モーターの設計、バランス設計を含む作業であり、これらによってMHの運動能力の上限が決定される。その類稀な能力故に、星団内でも非常に貴重な人材として扱われ、マイトとなった時点で侯爵以上の爵位が与えられるようだ。天照の帝、ゼビア・コーター、ルミラン・クロスビン、バルミドラン・シャープス、ダイアモンド・ニュートラルなどが有名。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: EG-181


■ モーターメシア 【もーたーめしあ】 

MHの規格としてあまりにも「番外」な性能をもつレッド・ミラージュは、MHの枠から外れたモノとして見なされ、モーターメシアと呼ばれることもあったようだ。メシア(Messiah)とは旧約聖書における救世主のこと。レッド・ミラージュは万人に死をもたらす事でその魂を苦難に満ちている現世から救済していた・・・のかも知れない。
別名・異名・正式名など: MORTAR MESSIAH
初掲載: TJ20-004


■ モード卿 【もーどきょう】 

レント自治連合にある地方都市ミュンスターの領主。NT87年3月号にとじ込み付録として掲載されたオリジナル・ボードゲーム「LACHESIS ESCAPE!」に登場。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH3-073


■ モートランド 【もーとらんど】 

モートランド共和国の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH4-074


■ モートランド共和国 【もーとらんどきょうわこく】 

カラミティ・ゴーダースのグレート・ショルティ大陸とキーヤ大陸の間に位置する独立中立国。周辺の4ヶ国と共にオーハイネ合同国家のひとつに数えられる。フィルモア帝国と親交が深いマイト、スティール・クープが工房を構えていた国家としても有名。ただし、クープは星団暦3000年代より一線を退いてフィルモア帝国の帝国老人クラブに参加。さらに帝国内でアパートを借りていたことから、この工房は引き払っていたものと考えられる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE2-013


■ モード・リコーディング 【もーどりこーでぃんぐ】 

リコーディング(recording)とは「録音」や「録画」の意。MHの運用において、戦闘時に設定した機体パラメータやアレンジした戦闘モードを、いつでも呼び出せるように記録しておくこと・・・だろうか。劇中では、ファティマ・ハルペルが戦闘中にモード・リコーディングを行っている描写がみられる。ただし、途中でハルペルが機能不全に陥ったため、その効果の程は不明である。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #09-138


■ モード・リセット 【もーどりせっと】 

MHの戦闘モードや機体各部の設定を初期状態に戻すこと。劇中では、戦闘中に新たな敵機が現れた際にモード・リセットを行う描写がある。この点から察するに、MHは敵機の武装や戦闘スタイルのほか、自機の状態、搭乗者の状態、戦況や戦法に応じて、機体に予め設定(プリセット)してあるプログラムに補正を掛けながら戦闘を展開しており、状況が変わる度にリセットしていることが窺える。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #05-101


■ モーニング 【もーにんぐ】 

モーニングスーツの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE2-063


■ モーニングスーツ 【もーにんぐすーつ】 

男性正装のひとつ。昼間に着用する。正確にはモーニングコート。黒く裾の長い背広で、前裾は乗馬用にカットされたスタイルとなる。ズボンは黒とグレーの縞、ワイシャツは白無地、タイはシルバーグレーを着用。ベルトの使用は認められず、サスペンダーを使用する。勲章の授与のような格式の高い式典に出席する場合などに着用する。また、結婚式に出席する新郎新婦の父親は、モーニングが基本となっているようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #12-235


■ モーフィング・イニシャライズ 【もーふぃんぐいにしゃらいず】 

「morphing initialize」を直訳すると「中間形態生成の初期化」という意味不明の単語になってしまうが、いわゆる「形状記憶」と考えればいいだろうか。MHヴォルケシェッツェのモーフィング装甲にはモーフィング・イニシャライズされた情報が記憶されており、装甲内を流れる電磁流によって自在に形状が変化するらしい。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ10-005


■ モーフィング機能 【もーふぃんぐきのう】 

変形機能のこと。スピード・ミラージュに採用されている装甲の一部は、装甲内を流れる電磁流によって自在に形状を変化させるモーフィング機能をもつ。モーフィング装甲の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-062


■ モーフィング構造 【もーふぃんぐこうぞう】 

スピード・ミラージュに採用されている可変構造のこと。機体の内部機構やフレーム自体が自在に変形する訳ではないため、モーフィング装甲による機体の変形を前提として組まれた特殊構造を指しているものと考えられる。モーフィング装甲の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: EG-073


■ モーフィング装甲 【もーふぃんぐそうこう】 

スピード・ミラージュに採用されている可変装甲。装甲内を流れる電磁流によって自在に形状を変化させる。ヴンダーシェッツェは両翼に、ヴォルケシェッツェはそれに加えて頭部と脚部に備えており、エルロンやフラップの如く変形して飛行時の挙動を変化させるほか、後者の場合はとくに人型形態から飛行形態への変形を可能としている。
別名・異名・正式名など: モーフィングパーツ、変形装甲
初掲載: #08-007


■ モーフィングパーツ 【もーふぃんぐぱーつ】 

モーフィング装甲の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ08-050


■ モーメント・チューン 【もーめんとちゅーん】 

MHの調整において、機体の動きに対して各部位に掛かる負荷の大きさを分散させてバランスをとる作業のこと。例としてMHの右手と左手で重さの異なる兵装を装備した場合、回転する動きに対する負荷は重い方を装備する腕の方が大きくなってしまうため、関節の固さを調節したり、機体全体のバランスをわずかに傾けたりするなどの微調整が必要となる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #07-065


■ モーメント・バランス 【もーめんとばらんす】 

MHの調整において、軸運動する部品に対して軸に負担を掛けずに回転できるよう設定する、各部のバランス具合のこと。例としてMHの右手と左手で重さの異なる兵装を装備した場合、上半身を回転しようとすると重い方の腕に引っ張られて回転軸が歪むことになる。そうならないように、両腕で同質量の兵装を装備するか、重さに振り回されないように回転軸を設定しておくことを、「モーメント・バランスをとる」もしくは「設定する」と呼ぶ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: PS-035


■ モーメント・ベクトル 【もーめんとべくとる】 

モーメントは「物体を回転させる力」、ベクトルは「力の大きさと方向」を指しており、「MHの四肢のモーメント・ベクトル」と云った場合は、四肢を動かした際に末端に生じる力の強さを示している(はず)。要するに腕を振った際のチョップ力、足を振った際のキック力と考えればいいだろうか。うーん、適当。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TT-036


■ モーラー・ナンドー 【もーらーなんどー】 

星団暦3000年代初頭におけるナカカラ・クルル王国の国王。ハスハ連合共和国を構成する12ヶ国のひとつを治める国家代表である。んが、魔導大戦の勃発、フィルモア騎士団の駐留、さらに同騎士団によるAP騎士団[ディスターブ隊]との会見と、政体を揺るがす激動の中で蚊帳の外に置かれてしまっているのがなんとも悲しい人物。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-037


■ モールディング 【もーるでぃんぐ】 

モールディング(molding)とは「造型」、「塑造」、「鋳型」の意。また、プラモデルなどの原型製作において、各パーツに凹凸を加えて細部の造形を再現することをモールディングと呼ぶ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-010


■ モールド 【もーるど】 

音波、電磁波、光線などの撹乱効果を発揮する装甲表面の凹凸のこと。ミラージュ騎士団の忍者MHとされるテロル・ミラージュは、全身にモールドが施されており、敵機の索敵システムに発見されにくいという特性をもつ。また、万一発見されたとしても、スキャナーによる解析では装甲形状を完全に把握することができないため、スモークなどで目視確認を妨げることができれば、その正体を隠し果せることができるようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: JO-039


■ 模擬戦 【もぎせん】 

シルエッタ・ファイトの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #01-096


■ モザイク 【もざいく】 

さまざまな色を持った石、ガラス、貝殻などの細片を並べて接着し、絵や模様を表したモノ。またはその手法。古代ローマやビザンチンにおいて発達した美術形式である。K.O.G.シリーズの肩にみられるナイト・マスターの紋章や、ネプチューンのベイルにみられる青龍は、ペイントではなく、ネオキチンのチップを用いたモザイクによって描かれているらしい。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: JO-041


■ モズ 【もず】 

スズメ目モズ科に属すスズメほどの大きさをもつ鳥類。ロシア南東部、中国北東部、朝鮮半島とその周辺に分布。日本国内では北海道から九州まで広く分布しており、低山地や農耕地周辺で見られる。昆虫やカエルを捕まえて小枝などに刺しておく行動(モズのはやにえ)で有名。モズ(百舌)とは様々な鳥類の鳴き声を真似ることから付いた名である。ジョーカー星団ではフロート・テンプルなどに生息。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH7-079


■ モダーン 【もだーん】 

ギブソン/モダーンの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: FFC-009


■ モツアレラチーズ 【もつあれらちーず】 

イタリア南部で作られるナチュラルチーズ。「モツアレラ」はイタリア語で「ひっぱる」という意味。その名のとおり、加熱するとよく伸びる。球形の白いチーズで、水に浸してある「フレッシュタイプ」と、水に浸していない「セミハードタイプ」があり、前者はサラダなどの和え物に、後者はピザなどに用いられる。本来は水牛の乳を原料とするチーズであるが、近年は牛乳から作られる場合が多いようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #07-065


■ モッズ・ファッション 【もっずふぁっしょん】 

1950年代後半から60年代前半にかけて、イギリス・ロンドンの労働者の間で形成されたファッション。もともとはモダニズム(Modernism)もしくはモディズム(Modism)の略語で、既存のファッションから離れて当時の若者の間で流行したファッションを指していた。ロックンロールから離れて、R&B、ソウルミュージック、スカといったクラブ・シーンの隆盛と共に形成され、スーツの上にミリタリーコート(後のモッズコート)を纏い、スクーターでクラブに通うスタイルが流行した。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#04-148


■ モッソ国 【もっそこく】 

ジュノーのロンド大陸内陸部にある国家。コーラス王朝の西側、マイスナー領と隣接している。国土の大半は砂漠で占められる。星団暦2989年のコーラス・ハグーダ戦では、中立の立場を維持し、戦乱に一切干渉しなかったようだ。首都はチンサー(初期設定ではチンサーサ)。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #02-016


■ モデグラ 【もでぐら】 

モデルグラフィックスの略語。モデルグラフィックスの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ28-007


■ モデルカステン 【もでるかすてん】 

模型雑誌「Model Graphix」を編集しているアートボックスが運営しているガレージキットブランド。1/35戦車モデル用のキャタピラやアクセサリーパーツを販売している。また、同雑誌に掲載されている横山宏の連載企画「マシーネンクリーガー」のキャラクター商品も扱う。カステン(Kasten)はドイツ語で「箱」の意。社名のボックス(=箱)に掛けた名前なのだろう。モデルグラフィックスの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-010


■ モデルグラフィクス 【もでるぐらふぃくす】 

モデルグラフィックスの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-010


■ モデルグラフィックス 【もでるぐらふぃっくす】 

アートボックス編集・大日本絵画発行の模型雑誌「Model Graphix」のこと。創刊は1984年。競合誌の多くがガンダム関連やS.I.C.を始めとするバンダイ商品、食玩関係の情報にウエイトを置いている状態の中、創刊当時のミリタリー模型に今尚しっかりと力を注いでいる硬派な模型雑誌である。創刊からしばらくたった時期に、永野センセーがデザインしたロボット(モーターヘッドやモビルスーツなど)の模型が一世を風靡していたため、永野センセーのインタビュー記事やデザイン画を掲載した号が存在する。桜牧師もワイツ・ミラージュの横顔のデザインをこの雑誌で拝見した記憶あり。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: AP1-018


■ 元ファティマ 【もとふぁてぃま】 

ファティマとして生まれ、何らかの経緯を経てファティマではなくなったモノ。ラキシス、ポーター、タワーなどが該当する。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#04-244


■ モナーク 【もなーく】 

永野センセー曰く「創造神で、ジョーカーのコントローラー」という謎のキャラクター。モナーク・セイクレッドのことを指しているのか、はたまた全く別の存在なのか、現時点ではどうにも判断できない。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: KF-148


■ モナーク・セイクレッド 【もなーくせいくれっど】 

クラウン銀河の中心部スターバーストに安置されていると云われる「この世の全てを手中に収めた者が求めるであろう聖典」。全宇宙の全ての記録が書き記されているとの噂があるが、その正体は定かではない。これまでに明かされている設定では、モンソロン大帝、炎の女皇帝、天照などがこの聖典の存在を知り得ており、とくに炎の女皇帝はドラゴンを除く全ての生物にこの聖典の存在を示す生体コードが隠されていることを突き止めたらしい。また、アルセニック・バランスはネッド・スバースの遺伝情報の解析を通して、炎の女皇帝が遺したメッセージを受諾。その探索のために「光のタイ・フォン」を時の彼方に遣わせたようだ。FSSの根本に関わってくる「謎」のひとつ。また、この名称はFSS第8話のタイトルであると同時に、星団暦3159年より開始される天照の大侵攻を指している場合もある。モナーク(monarch)は「君主」 、セイクレッド(sacred)は「神聖不可侵の」という意味。当サイトでは「君主ですら破れない神聖なるモノ」と訳している。永野センセーによる解釈では「あなた」つまり我々読者を指しているようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: PS-046


■ モナーク・セイクレッドの騎士 【もなーくせいくれっどのきし】 

カラミティ・ゴーダース星団皇帝のこと。モナーク・セイクレッドと共に歩み、FSSの物語を終焉に向かわせる役目をもつ騎士である。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-170


■ モナーク・セイクレッドののぞみ 【もなーくせいくれっどののぞみ】 

ジョーカー星団に生息する全ての生物の生体コードには、「モナーク・セイクレッドののぞみ」という言葉が記されているらしい。永野センセー曰く、モナーク・セイクレッドは「あなた」・・・FSSという物語を読み、他者に伝えていく我々読者の意思と希望であるとのこと。つまり、「我々読者の望み」によって、劇中に登場するほぼ全てのキャラクターが創造されている、ということだろうか。ただし、5種5頭のドラゴンだけはこの生体コードを持っていないことが判明している。彼らは、我々読者の望みとは一切関係なく、物語を進行させ、終焉させる役割を背負っているのかも知れない。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-149


■ モナーク・セイクレッドの女神 【もなーくせいくれっどのめがみ】 

モナーク・セイクレッドの閲覧を続ける光のタイ・フォンが稀にこのように呼ばれる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: KF-116


■ モナーク・セイクレッド武士団 【もなーくせいくれっどぶしだん】 

アズデビュート・デルタベルン・モンソロン大帝が率いていた武装集団。星団暦から遡ること10万年前の太古の時代、魔王カリストチェルの襲来に対して投入され、懐園剣やカラミティ・ゴーダース星団皇帝の協力を得て何とかこれを撃破したらしい。その名称から察するに、モンソロン大帝がモナーク・セイクレッドを発見した後に組織した武装集団であったことが窺える。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-166


■ モニター・カウル 【もにたーかうる】 

MHのコクピットにあるモニターの背面をカバーしているパーツ。各MHによってモニターの分割方式が異なるが、おそらくはこのパーツによってモニター同士が連結されているものと考えられる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #01-186


■ モニター・スクリーン・ユニット移動板 【もにたーすくりーんゆにっといどうばん】 

MHの騎士コクピットにおいて、モニター・パネル(外部モニター)を支えている半球状のプレートのこと。常に中心軸を騎士の身体の軸線上に合わせており、騎士の首の動きに合わせてモニター全体を上下左右に移動させる機能をもつ。モニター・パネルの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: SW-074


■ モニター・パネル 【もにたーぱねる】 

MHの騎士コクピットに備え付けられている外部モニターのこと。MHの両眼が捉えた映像を映し出す。湾曲した上下2枚のモニターが半円状に連なってユニットを組んでおり、騎士の首の動きに合わせてユニット全体が上下左右に移動する。したがって、モニター自体は完全な球形(360度の全視界モニター)ではない。機体後方の映像が必要な場合は、ファティマが正面モニターに割り込ませる形で投影する。また、モニター・パネルは分割またはスライド(方式は各MHで異なる)によって開閉できる仕組みになっており、これによって搭乗時や休憩時の妨げになることを防いでいる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: SW-074


■ モノグラム 【ものぐらむ】 

アメリカの模型メーカーの老舗Comet Kits(コメット・キット社)の従業員であったJack Besser(ジャック・ベッサー)とBob Reder(ボブ・リーダー)が1945年にシカゴで立ち上げたMonogram models(モノグラム・モデルズ社)のこと。60年代にアメリカのトップメーカーまで上り詰めたものの、70年代より経営不振に陥り、売却や合併を経て86年にRevell-Monogram(レベルモノグラム社)に改称。さらに、2007年にHobbico Inc.(ホビコ社)に売却され、現在の社名はRevell Inc.(レベル社)となっている。同社の製品の一部にモノグラムのブランド名が残っているようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-010


■ モノホーン 【ものほーん】 

ジェット・ドラゴンのメインホーン(頭部後方の角)。長大な剣のような外観で正中線上に1本のみもつ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #04-175


■ モビルスーツ 【もびるすーつ】 

「機動戦士ガンダム(1979)」とその後のシリーズに登場する人型汎用兵器の名称。レーダーや電波誘導兵器を無効化するミノフスキー粒子の影響によって戦闘機型の兵器が意味を成さなくなったため、肉弾戦を視野に入れた兵器としてロボット型が登場したという設定(その後のシリーズではまた設定が異なる)。また、ロボット型は手足を動かすことで発生する反作用を利用して無重力空間でも姿勢を制御できる利点があったと説明されている。この点については劇中でAMBAC:Active Mass Balance Auto Control(能動的質量移動による自動姿勢制御)と呼称されている。モビルスーツの基本デザインは大河原邦男が完成させたもので、「機動戦士Zガンダム(1985)」において永野センセーによる内部構造の新解釈が加わり、藤田一己、小林誠、明貴美加らによって数多くのバリエーションが描かれた。その後もシリーズを追う度に新たなデザインが生まれており、モビルスーツのデザインに携わったメカデザイナーは枚挙に暇がない。ちなみに、桜牧師が最も好きなMSはユニコーンとバンシィである(2012年現在)。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH8-041


■ もびるすーつ・ざく 【もびるすーつざく】 

「もびるすーつ」とは、アニメ「機動戦士ガンダム(1979)」を始めとするガンダム・シリーズに登場する汎用ロボット兵器モビルスーツのこと。「ざく」とは同作品に登場するジオン公国軍の量産型モビルスーツの名称である。正式名称はザクII。型式番号はMS-06。初の制式量産型であったMS-05ザクIを改良した機体で、その汎用性の高さから量産が進められ、一年戦争の序盤から最終戦まで活躍した機体として知られる。永野センセー曰く、コーラス王家のイメージカラーはこのMSの影色に使用されていた薄緑色が基本となるらしい。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE2-142


■ 桃まんじゅう 【ももまんじゅう】 

中華料理の点心に出される中国の代表的な茶菓子。桃を象った薄桃色の饅頭で、中身はラードを含む餡子が入っている。いわゆるアンマンの中国版である。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TT-054


■ モラード・カーバイト 【もらーどかーばいと】 

アドラー星ダスニカ出身(旧設定ではカラミティ・ゴーダース出身)のファティマ・マイト。クローム・バランシェ、プリズム・コークス、スティール・クープらと共に4大ファティマ・マイトに数えられる。シュリーズ共和国のバルチック・アカデミーに在籍していた星団暦2876年、MHマイトのルミラン・クロスビンと組んで互いに専任となるMHバッシュとファティマ・エストを製作。また、アカデミーから離れた後はカラミティ・ゴーダースに渡り、マルタラ共和国の片田舎でウリクルを始めとする数々の傑作ファティマを輩出した。2900年代後期にトラン連邦共和国レント自治連合に移住。ライバル兼友人でもあるバランシェを見守っていたようだが、狂気のファティマ・ラキシスと出会ったことで人生が一転。後年にはバランシェと同様にボディを交換し、A.K.D.に招かれてミラージュ・ファティマのメンテナンスを担当することになる。非常に呑気な性格で、専門であるはずのファティマに関する法改正やプラスチック・スタイルの導入にも疎いのが玉にキズ。カーバイト(carbide)とは炭化カルシウムをはじめとする炭化物の総称。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #01-009


■ モラード・ファティマ 【もらーどふぁてぃま】 

モラード・カーバイトが製作したファティマのこと。モラードは処女作であるエストを完成させた後に、指揮下のファクトリーにおいてファクトリー・ファティマのメンテナンスを担当していたらしく、自身の手によるファティマ(いわゆる銘入りのファティマ)の製作時期に空きがあったようだ。その全ての作品については未だ詳細が明かされていないが、最終作のタワーまで生涯に39人のファティマを作り上げたとされる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: CH7-027


■ 森鴎外 【もりおうがい】 

石見国津和野(現在の島根県津和野町)出身の作家。陸軍の軍医総監を務めたことでも有名。1862年生まれ。1922年没。明治・大正を代表する作家のひとり。「舞姫(1890)」、「ヰタ・セクスアリス(1909)」、「雁(1911)」、「山椒大夫(1915)」などが代表作。日露戦争時、脚気の原因がビタミン不足である点に気付かず(あるいは無視して)、前線の兵食に白米を支給し続けるよう指示したとされる。その結果、前線で約25万人の脚気患者が発生し、そのうち約2万7千人が死亡する事態となったという。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: R#06-178


■ モル王 【もるおう】 

イマラ・ロウト・ジャジャスの実父。星団暦2900年代末期から3000年代初頭におけるアティア・ハッシュ王国の国王である。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #10-180


■ モルターヘッド 【もるたーへっど】 

モーターヘッドのこと。永野センセーは一時期モーターヘッドという名称をモルターヘッドに改めようとしていたらしい。その理由は、motor(モーター=電動機)ではなくてmortar(モルター=迫撃砲)が語源になっているから、とのこと。定着しなかったためにそのまま「お流れ」になってしまったようだ。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ11-047


■ モルツァ 【もるつぁ】 

初期設定において、MHアシュラと共にメヨーヨ遊撃騎士団(メヨーヨ108金剛遊撃騎士団)の主力騎とされていたMH。劇中ではアシュラ・テンプルが制式採用されていることから、ボツ設定になった可能性が高い。もしくは、国家騎士団の朝廷四奉4騎士団が使用するMHになるかも知れない。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #01-195


■ モルドバ 【もるどば】 

モルドバ共和国。東欧に位置する共和制国家。東欧の例にもれず、古くから遊牧民の移動や他民族の侵入・侵略によって国家の成立と消滅を繰り返してきた土地である。第一次世界大戦後にルーマニア王国の一部となるが、1940年にソ連に占拠されてモルダビア・ソビエト社会主義共和国が成立し、ソ連の構成国となる。91年の旧ソ崩壊によって独立国家となり、独立国家共同体に加盟した。公用語はルーマニア語。首都はキシナウ。現在、スラヴ系民族(=親ロシア派)の多かったドニエストル川東岸地域の住民が、親ルーマニア派と対立したことで沿ドニエストル共和国を名乗っており、事実上の独立状態にある。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ26-011


■ モルヒネ 【もるひね】 

麻薬のひとつ。アヘンに含まれるアルカロイドの一種で、モルフィンまたはモヒとも呼ばれる。日本では麻薬及び向精神薬取締法の規制の対象となっている。麻酔、鎮痛、鎮咳、呼吸抑制作用をもつため、医療分野で利用される場合があり、大戦中は衛生兵が携行していたようだ。ただし、習慣性があるために依存症を起こしやすく、戦場でモルヒネ中毒に陥る兵士も少なくなかったらしい。それ故にモルヒネ中毒は軍人病とも呼ばれる。ヘロインもモルヒネから作られる物質である。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ06-025


■ モン・カーマ系列 【もんかーまけいれつ】 

オーストロアジア語族から別れたモン・クメール語派(Mon-Khmer)のこと。インドシナ半島の東部周辺・・・カンボジア、ラオス、ベトナムなどに分布する民族を指す。クメール語、ベトナム語、モン語、クム語、アスリー語などを話す民族が含まれる。永野センセー曰く「甘い顔の南洋系インド人」とのこと。ファティマ・チャンダナはモン・カーマ系列の人種に相当するらしい。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: KF-110


■ 門神 【もんしん】 

アトロポスとクローソーが神格化したモノ。コミック「Fool for the city」の表紙に描かれた2人の女神を指す。ラキシスによってクフィルとマンティコアのイメージが付加されたらしい。ゲートキーパーの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-166


■ モンスーン 【もんすーん】 

アルセニック・バランスが製作した「風の4ファティマ」のひとり。コーラス21世に託された後、コーラス王家もしくはトリオ騎士団の騎士をマスターにしていたと考えられるが、詳細は不明。国家の一大事でもあったコーラス・ハグーダ戦には不参加であったことから、休眠していた可能性もある。星団暦2900年代末期にはマイスナー家の預かりとなっており、イェンテ・マイスナーの婚約者として入城したマロリー・マイスナーをマスターに選んだようだ。マロリーとは互いにツッコミを入れる仲。モンスーン(monsoon)とは、季節によって吹く風の方向が変わる卓越風のこと。主にインド洋沿岸、東アジア、アフリカ大陸東岸、南北アメリカ大陸東岸、オーストラリア大陸東岸で吹く季節風を指す。
別名・異名・正式名など: ラ・モンスーン
初掲載: KF-095


■ モンスター・モーターヘッド 【もんすたーもーたーへっど】 

モンスターつまり怪物や怪獣に例えられる脅威のMHのこと。もちろんヤクト・ミラージュを指す。ヤクト・ミラージュの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #08-004


■ モンスター・ロボット 【もんすたーろぼっと】 

モンスターつまり怪物や怪獣に例えられる脅威のロボットのこと。マシンメサイアAUGEがこのように呼ばれる。AUGEの項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: TJ38-006


■ モンソロン大帝 【もんそろんたいてい】 

アズデビュート・デルタベルン・モンソロン大帝の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #10-172


■ モンソロン帝 【もんそろんてい】 

アズデビュート・デルタベルン・モンソロン大帝の項を参照のこと。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: #10-158


■ モンソロンの時代 【もんそろんのじだい】 

アズデビュート・デルタベルン・モンソロン大帝による治世の時代。AD世紀より過去の時代で、一説には星団暦から遡ること10万年前の太古の時代とされている。形成紀と呼ばれる時代とほぼ同義であるが、モンソロン大帝の時代よりさらに過去の時代を含めて形成紀と呼んでいる可能性もあり、判然としない。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE1-170


■ モンド・ホータス 【もんどほーたす】 

星団暦18000年代初頭のエピソードに登場した、ジュノーの太陽王国ルールに所属する黒騎士。サイレンという名のドラゴン(ドラゴン・ネイチャーではなく翼竜に近い形態の生物)を駆ることから、竜騎士(ドラゴン・シバレース)とも呼ばれる。彼が所持する黒い剣は蹟剣黒曜刀と呼ばれるもので、溶岩の中から出てくる非常に硬い鉱物(実はネオキチン)から削りだして作られたモノであるという。許婚を拉致した錬金術師ブラパ・クルガを追う道中で、同じく白い蹟剣をもつバナロッテ・ボリショイ・ナフマーニャと出会う。遠い未来においてフィルモア帝国の紋章を引き継いでいる人物であるが、彼はまたブロード・ケンタウリが所持していたアウチ(ラルゴの遺品)も引き継いでいるらしい。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: PS-062


■ モントレー共和国 【もんとれーきょうわこく】 

クバルカン法国の西方に浮かぶ島(名称不明)を領土とする共和制国家。周辺の4ヶ国と共にオーハイネ合同国家のひとつに数えられる。名前の元ネタは、おそらく1967年6月にアメリカ・カリフォルニア州のモントレーで開催されたMonterey Pop Festival(モントレー・ポップ・フェスティバル)から。世界各地で開催されるロック・フェスティバルの源流とされる。
別名・異名・正式名など: 
初掲載: DE2-013


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