滝子山(寂敞尾根) ( 滝子山:1,620m ) 2021.4.26 登山



【PHOTO & 記録 滝子山(寂敞尾根) 3】

ミツバツツジが多く見られる中、かなり細い尾根道を通り過ぎると、 その先から傾斜がやや急になり始める。

周囲には比較的大きな岩も見られるようになり、『鳥獣保護区』 の標識を過ぎた先からは岩場の道が始まる。
いよいよ寂敞尾根の核心部である。
時刻は 8時35分。

見上げれば、細い尾根に岩が積み重なるように並んでおり、 岩の所々に赤ペンキの矢印が見えている。

さすがにこの先、三点支持は必須なので、手にしていたダブルストックをザックに括り付けたのだが、前回は括り付けたストックが木に引っかかり、 気がついたらストックのラバーキャップがなくなっていたのであった。
今回はその失敗を教訓に、ザックへの括り付け方を工夫する。

さて、この岩場であるが、山慣れた者にはいたって簡単なレベルで、 登っていく楽しさの方が大きいと思われる。

とは言うものの、油断は禁物、バランスを崩せば、左右の斜面を転げ落ちる可能性もあるので、侮ってはいけない。

また、登山初心者は三点支持の基本技術を必ずマスターしておく必要がある。

最初の岩場を 5分程で通過し、一旦は土の斜面の登りとなる。

今度は左手に 赤石岳聖岳が確認できるようになる。
振り返れば、富士山もかなりせり上がってきており、 左側の斜面がかなり下方まで見えている。

暫く緩やかな土の道の登りが続いた後、足下に岩が多くなるが、ここは難なく通り過ぎることができる。

左手には先ほどの 聖岳赤石岳に加え、 悪沢岳の姿も確認できるようになる。

足下は再び岩場に変わる。

途中には鎖場も現れるが、ここの鎖はよじ登るためのものではなく、写真のように左側に落ちてしまわないように安全確保のためのものである。

写真では分かりにくいが、中央部分に鎖が見えている。

この鎖場を過ぎて少し登ると、 今までほとんど見ることができなかった右側(南東)の展望を得ることができるようになる。

下方手前には九鬼山と高川山が見え、九鬼山の後方には道志山塊が並び、そのさらに後方には 丹沢山塊大室山が大きい。
大室山の右後方には 檜洞丸、左後方には 蛭ヶ岳が確認できる。

一方、左手を見れば、 赤石岳悪沢岳が見えるが、 樹林に囲まれているため見える範囲は狭い。

写真奥 中央の山が 蛭ヶ岳。その右手前の山が大室山である。
高川山は写真手前右端の山で、その左後方の山が九鬼山である。



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