滝子山(寂敞尾根) ( 滝子山:1,620m ) 2021.4.26 登山



【PHOTO & 記録 滝子山(寂敞尾根) 10】

一方で、左下を流れる すみ沢はなかなか美しく、ナメ滝を含む小さな滝群が目を楽しませてくれる。

そして、嬉しいことに、先の山間(やまあい)に時々 富士山が姿を見せてくれる。

何度も言って恐縮だが、大谷ヶ丸経由の道よりも遙かに楽しい。

やがて、 大鹿山からの道 (というより大谷ヶ丸方面からの下り) との合流点に到着。
時刻は、11時31分。

3日前は、大谷ヶ丸、コンドウ丸を経て、曲り沢峠からここへと下ってきたのであった。

なお、先ほどの迂回路の方は、ここから大鹿山方面にかなり進んだところで合流している。

左に道をとって、落葉に覆われた道を下る。
すぐに道はスギやヒノキの樹植林帯に入る。

木橋にて左岸に渡った後、一旦自然林に戻るが、すぐにまた植林帯の中を進む。
やや荒れ気味の小さな谷を経た後、再び橋を渡って右岸に至る (写真)

そして、そこから一登りすれば、 道証(みちあかし)地蔵が立つ県営林道大蔵沢大鹿線との合流点であった。
時刻は 12時5分。

後は道なりに林道を左に下っていけば、出発点である桜森林公園のゲートである。

なお、この道証地蔵の少し手前に駐車スペースがあるので、滝子山をピストン、 あるいは滝子山−大谷ヶ丸を登る方で、林道歩きを回避したい方はここまで車で来ることもできる。
実際、前回はここに車を駐めている方がおられた。

途中、市営林道大鹿線の分岐を 12時14分に通過する。
この市営林道大鹿線というのは、今朝ほど送電線の鉄塔を過ぎた後に登り着いた林道である。

さらに 12時18分に田通乃姥神を通過する。
この田通乃姥神は写真のように石の棒であるが、赤い頭巾、赤い前掛をしているので、お地蔵様ということなのであろう。

この林道はかつて甲州街道の裏街道で、甲州街道の難所である笹子峠越えを避け、こちらの道にて大鹿峠を越える旅人も多かったらしい。
そのため、旅人がここで道中の安全を祈願したようで、さらにはこの地域の人々も無病息災・農作物の豊作などを祈願したようである。
先程の 道証地蔵も同様の役目を担っていたものと思われる。

さらに林道を下っていくと、ここまでのアスファルト道がコンクリート ? 道に変わって少し細くなる。
ということは、今朝ほどの寂敞苑への入口も近いということである。

その寂敞苑への入口を 12時23分に通過、そしてゲートを潜り、駐車スペースには 12時27分に戻り着いたのであった。

本日は、中2日での滝子山寂敞尾根連登であったが、 ほぼ同じコンディションの下で登ることができ、3日前に失った画像とほぼ同じ画像を得ることができ大満足であった。

それにしても、寂敞尾根は気持ちの良い、楽しいコースであった。
道もハッキリしており、岩場の通過さえ慎重にこなせば、間違いなく面白いコースである。
もっと早くチャレンジしなかったことを後悔した次第である。

写真は 3日前の 4月23日(金)に登った大谷ヶ丸の頂上。



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