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小さな高みを越え、花見平へと下る。
一昨日に見たように、花見平の右側斜面はかなり紅葉が進んでおり、ハイマツ帯の中にある色付いた木々が美しい。
これで青空が広がっていれば文句ないところである。
なお、心なしか、紅葉が一昨日よりも進んだような気がする。
前方の高い山は抜戸岳。 |
こちらは、
乗鞍岳
(写真 中央)。
乗鞍岳の右後方には
御嶽が見える。
また、先程まで雲に隠れていた
焼岳も、
今は 乗鞍岳の左手前に姿を見せている。
となると、焼岳の後方に見えている少し平らな山は
十石山 (左端)、
そして金山岩 (十石山の右に見える小ピーク。丁度 焼岳の真後ろ。) ということになろう。
順調に進み、弓折乗越には 6時35分に到着。
このまま尾根を進み、
笠ヶ岳に登るという
気持ちも少なからずあったのだが、本日は曇り空であるし、何よりも駐車料金の メーターがドンドン上がってしまうのが痛い。
ということで鏡平へと下る。 |
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弓折岳の斜面を斜めに横切って下る。
左手を見れば、西鎌尾根を越えてガスが這うように忍び寄ってきている。
鏡平山荘には 7時1分に到着。
もしかしたら、この時間から生ビールもありかな と少し期待していたのだが、残念ながら売店の窓口は閉まっていた。
少しノドを潤した後、7時5分に出発し、鏡池へと進む。 |
すぐに鏡池に到着。
幸い、この日も池に映る
槍ヶ岳、
プラス 太陽を見ることができたのだが、やはりここは 槍ヶ岳のバックが青空の方が映える。
順調に下り、『 シシウドヶ原 』 を 7時30分に通過。
『 イタドリヶ原 』 を 7時45分、『 チボ岩 』 を 7時57分に通過し、
秩父沢に 8時5分に到着する。
秩父沢にて少々休憩し、冷たい水で顔を洗って気合いを入れ直し、8時9分に出発する。 |
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その後も順調に下り、小池新道入口 (写真) には
8時37分に戻り着く。
ここからは長い林道歩きが待っている。
なお、写真にある、矢印が書かれている橋を渡って行けば、奥丸山の登山口に至る。
林道を黙々と進み、8時51分にわさび平小屋に到着。
一昨日に望んだとおり、小屋にて冷水で冷やされたリンゴを買い求め、ベンチにて頬張る。美味。
8時58分に出発。
林道歩きはまだまだ続く。 |
前方に錫杖岳の岩峰を見るなどして林道を黙々と進み、
9時49分に駐車場に戻り着く。
まずは車にザックを置き、新穂高登山指導センターまで歩いて下山届を提出した後、駐車場を出て
『 飛岳の湯 』 まで行き、3日間分の汗を流す。
なお、駐車場を出る際、自動精算機は 千円札以下しか使えないとのことだったので、
電話にて係員を呼んで両替してもらう。
駐車料金は 5,500円であった。
今回は、夏に 2ヶ月間も山に行けなかった鬱憤を晴らすべく、北アルプスに挑んだのだが、
天候に恵まれ、目的の山 全ての頂上を踏むことができ、大変楽しい山旅であった。
来年は是非とも
黒部五郎岳、
薬師岳に登りたいものである。 |
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