一旦下りに入り、丸山との鞍部へと進む (写真)。 振り返れば、三俣蓮華岳山頂にいた女性 2人が後を追ってきている。 | |
写真は三俣蓮華岳と丸山の鞍部付近から見た丸山。 先に述べたように、丸山への登りは緩やか。 |
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緩やかな登りに助けられて、やがて広い丸山の頂上の一角に登り着く。 普通、広い頂上はガスなどに囲まれた際には迷いやすいものだが、 この丸山は写真のように登山道が溝状になっているので、例え視界が失われても迷うことはないと思われる。 なお、どこかに頂上標識があったのかもしれないが、全く気づかず、 そのまま下り斜面に入る。 | |
下り斜面の縁に立つと、その先はガスが濃く、目指す双六岳の姿は全く見えない。 時々ガスが流れ、鞍部が下方に見える程度である。 砂礫の斜面を下り、鞍部からは先程の丸山への登りと同じように右側斜面を登って、
まずはハイマツに覆われた小さな高みを目指す。 この先、ガスの双六岳が待っているのだが、
手元の地図に 『 双六岳山頂は広い。霧の日など迷いやすい。 』 と書かれていたことが頭に浮かぶ。 |
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ここからの登りも緩やか。 左手に
槍ヶ岳が雲の切れ間から一瞬見え、
振り返れば丸山が大きく、その右後方に
水晶岳、ワリモ岳、
鷲羽岳がガス混じりに見えている。 また、左手下方には、ハイマツと草の中を横切る中道ルートが見えている。 | |
緩やかだった登りも徐々に傾斜がキツくなり始め、足下には大きな岩が目立つようになる。 足下には大きな岩がゴロゴロし始め、疲れもかなり出てきて足が進まなくなるが、
見上げれば先の方のハイマツとハイマツの間に割れ目が見え、その後方に青空も見え始めている。あの先に頂上があるに違いない。 |
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