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10時20分に出発する。
水晶小屋分岐へと戻り、そこから先程登って来た斜面を下って赤池、ワリモ北分岐へと進む。
10時43分にワリモ北分岐を通過。
ここで左に道を取れば、再びワリモ岳、
鷲羽岳へと至るが、
今度はそのまま真っ直ぐ進み、ザレた斜面をジグザグに下って岩苔乗越へと進む (写真 下方)。
岩苔乗越到着は10時48分。 |
岩苔乗越からは左に道を取って黒部源流へと下る。
道は、右の祖父岳と左のワリモ岳との間の谷間を下っていくのだが、谷と言っても広く、明るい。
先の方には三俣蓮華岳 (写真) が見えている。
夏には高山植物が咲き乱れることであろう草地を直線的に下っていく。
一方で、これから登る三俣蓮華岳の姿が、相対的に高くなっていくのが非常に辛い。 |
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途中から水の流れが現れる。これが黒部川へと流れていくのであろう。
この道を下った所に黒部源流の碑があるはずだが、実際はここが源流と言っても良いと思われる。
最初は流れの右岸を下っていくが、途中で左岸に渡ることになり、そのまま流れに沿って進む。
下るに連れて水量は多くなり、もう一つの大きな流れが右手から合流してくると、やがて雲ノ平への分岐に到着する。 |
そこから少し進んだ所に、
『 黒部川水源地標 』 と彫られた石柱が立っていた。時刻は 11時26分。
ここからは左手の斜面に取り付いて、三俣山荘方面への登りが始まる。
ところで、地図で見ると、この石柱のある地点の標高は 2,400m程。
これから登る三俣蓮華岳の高さは 2,841mなので、ここへきての 400m超の高低差は少々厳しい。
但し、傾斜は緩やか、水の流れる道をまずは三俣山荘を目指して登る。 |
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少し登って振り返れば、
黒部五郎岳がよく見える。
反対側には、ワリモ岳と
鷲羽岳が見えている。
左上方に 鷲羽岳を見ながら登る。
先に述べたように足下には水の流れが多く見られ、木道も所々に設置されている。
写真は祖父岳とワリモ岳 (右)。
その間にある、下ってきた斜面がよく見える。 |
良く整備された岩混じりの道を登る。
草や灌木の中を登っていくと、やがて周囲にハイマツが目立ってくるが、稜線に辿り着くにはもう少し時間がかかりそうである。
左手に見える
鷲羽岳は
写真のように意外と伸びやかである。
しかし、高度を上げるに連れて徐々に小生の好きな姿に近づいていく。 |
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