小生の勤める会社では節電対策期間 (7〜9月) 中、
週休 3日制を導入して対応することになっており、土日の休みに加え、週に 1回休みが増えることになった (年休、休日の振替などで対応)。
そのため、7月4日(月)からの週においては 6日の水曜日が休みに設定され、
この時は梅雨時の合間を縫って、南アルプス深南部の 池口岳に登ったのだった。
そして、11日からの週においては、14日の木曜日が休みに設定されており、
梅雨も明けて晴天が予想されたことから、この日は 前から計画していた 鳥倉林道経由にて 塩見岳に登ることにした。
この塩見岳は 19年ぶり。前回は広河原からテントを担ぎ、北岳、
間ノ岳、
塩見岳と、一度の山行で 百名山を 3山登るという、南アルプスや北アルプスならではのお得な山行を楽しんだのであった。
3日間とも晴天に恵まれ、1泊目は北岳山荘のテン場。2泊目は今や幕営禁止となっている北荒川岳。
そしてそこから塩見岳に登った後、三伏峠へと下り、13時半のバスに間に合わせるべく、
塩川土場までかなりのスピードで下山したのだった。
その三伏峠から塩川土場への道は、現在 村道崩落のため通行止めになっているとのこと。いずれ復旧するであろうが、
今回は前から気になっていた鳥倉林道からの道をトライする。
夜中の1時に起床。
梅雨明けしたとは言え、この時期、山は午後からの夕立があることを考え、なるべく早く登ってしまいたい という目論見によるもので、
睡眠時間は 3時間ほど。
ところがである、1時半に出発しようとしたところ、どうも車の左前輪の空気が少ない。
先日の丸盆岳登山の際にパンクしたため、
タイヤを 4つとも換えたばかりであるので、これには愕然 (詳細は こ こ)。
登山を中止にして不貞寝しようかとも思ったのだが、せっかく登山に対して盛り上がっている心を鎮めることはできず、
急遽もう 1台の車で行くことにしたのだった。
そのため、荷物の積み替えなどで時間を食ってしまい、結局 横浜の自宅を出発したのは 2時近くになっていた。
先週の池口岳登山と同じく、国道16号線にて中央高速道八王子ICへと進み高速に乗る。
国道、高速道とも平日だけあって、輸送用トラックの数がものすごく多い。トラック輸送も曲がり角と言われているが、
それでも間違いなく日本経済を支えているのは確かであることを実感する。
高速を順調に進むが、夜が明けかかっても青空は広がらず、どんよりとした雲が上空を覆っている。
岡谷JCTを過ぎても依然雲が多く、先週青空に浮かんでいた中央アルプスも雲に覆われてはっきり見えない。
それでも、こちら側は雲の切れ間から青空が見え始めているから良いものの、左側の南アルプスは完全に雲とガスで山の姿も見えない状態である。
天気予報では、塩見岳の位置する長野県の大鹿村、静岡県の静岡市葵区とも晴れマークのオンパレードだったはず。
出発時のパンク騒ぎのこともあり、悄然として松川ICを下りる。
松川ICからはそのまままっすぐ進み、大鹿村を目指す。
高速を下りてコンビニを探したが、進む道路の周辺には見当たらない、というか、あるような雰囲気の場所ではないのである。
ちょっと慌てることになったが、道は伊那大島駅の横を通るはずなので、そこにコンビニがあることを期待してそのまま進む。
すると、東浦の交差点を通過した際、たまたま右を見ると少し先にセブンイレブンの看板を発見。
慌ててUターンしてコンビニに向かい、水、食料を仕入れて安心したのであった。
なお、伊那大島駅周辺にはコンビニはなかったようなので、セブンイレブンをたまたま見つけることができ ラッキーであった。
天候の方は一向に良くならず、どんよりとした曇り空のままである。山の方は依然ガスに囲まれて、全く見えない。
さらには、走行中に小雨がフロントウィンドを濡らし出す始末。ドンドン気持ちが沈んでいく。
しかしである、大鹿村から鳥倉林道に入り、山道を進むにつれ、天候の方はドンドン良くなり、
ついには雲一つない青空に変わったのであった。本当に今日は いろいろなことでヤキモキ、イライラさせられる。
林道の方は、狭いところはあるものの、良く舗装されており、対向車にさえ注意すれば快適進むことができる。但し、あまりにも長い。
なお、ナビでこの場所を設定する場合は、鳥ヶ池キャンプ場とすれば良いかもしれない。キャンプ場の分岐を過ぎても さらにそのまま進めば、
ゲート前の駐車場である。
その駐車場に着いたのは 6時10分。平日であるにも拘わらず、20台ほどの車が駐車しているのには驚かされた。