丸盆岳( 丸盆岳:2,066m ) 2011.4.29 登山



【PHOTO & 記録 丸盆岳 1】

東日本大震災のショックからようやく抜けだし、 4月2日に 北八ヶ岳の北横岳、縞枯山に登ってきたものの、 その後 花粉症が酷くなり、その上 風邪を引いてしまったものだから体調は最悪。ズルズルとゴールデンウィークまで山に行けない状態が続いてしまった。
おまけに、ゴールデンウィーク直前の 4日間は仕事が結構忙しく、加えて不摂生の夜更かしなどもあって、 睡眠時間は毎日 6時間以下。万全とは言えない状態のままゴールデンウィークに突入してしまったのだった。
身体の疲れはかなりあり、従って ゴールデンウィークの初日となる 4月29日は自宅で休養と思っていたのだが、 天気予報を見ると 5月1日は雨。これでは 4月29日を休養に充ててしまうと、活動の時間がかなり制約される。 散々考えた挙げ句、少々キツイが 4月29日に山に行くことにしたのであった。
行き先は 南アルプス深南部の 丸盆岳、黒法師岳。 黒法師岳は昨年の同時期に既に登った山であるが、その時は バラ谷の頭と組み合わせたので、丸盆岳は時間的にパスせざるを得ず、 宿題をやり残したという思いをずっと持っていたからである。
加えて、この山は、家から近い 東名高速道を使うことができるので、 時間的に中央道よりも ゴールデンウィークの渋滞を避け易いというメリットもある (尤も 本来は 中央自動車道を使うのが正しいようで、 ナビで水窪町と入れると中央自動車道経由のルートが推奨される。)
そしてさらには、丸盆岳、黒法師岳を登った後は、水窪町から飯田市まで進んでそこで一泊し、 次の日は 広河原から恵那山を狙おうという目論見もあるのだった。

ということで、4月29日は 3時10分に横浜の自宅を出発し、 横浜ICから東名高速道に入る。
しかし、考えが甘かった。世の中、 ゴールデンウィークも自粛ムードという訳にはいかないようで、 この時間 既に渋滞が発生しており、大井松田〜富士IC間で 渋滞 30kmとか・・・。 その電光掲示板の表示を見た時は 思わず絶句。どこか手前のICで下りて、付近の山でお茶を濁そうかなどといった考えが頭をよぎる。
しかし、折角 身体に無理をさせ、こうして出てきたのに目的地を変えるのは悔しい。開き直ってそのまま進むことにする。
さて渋滞だが、実際は 御殿場ICが分かれ道で、御殿場ICを過ぎるとすぐに渋滞、ノロノロ運転が始まったのであった。富士ICを過ぎても、 断続的に渋滞が発生し、結局 目的の袋井ICを下りたのは 6時40分過ぎであった。
ナビに従って袋井ICを下りてから左折。県道 61号線そして県道 40号線を使って北上し、やがてお馴染みの秋葉街道 (国道152号線) に合流。 後は過去に 2往復している道であり、 全く迷いもなく進むことができたのだった。
そして、水窪ダムを過ぎ、戸中山林道に入り、林道ゲート前に車を駐めたのは 8時30分であった。
前回 黒法師岳に登った時はこのゲート前に 7時45分に到着しており、 また 不動岳に登った時は 6時53分の到着だったので、 ちょっと今日はかなり厳しい状況である。
ガソリンスタンドが閉まらないうちに下山してガソリンを補給したいし、飯田市まで行って宿も見つけなくてはならないからである。 従って、水窪町には 18時前に戻りたいところであり、そのためには17時前にここに戻って来ることが必要との目算を立てる。

身支度をして、8時38分に出発する。さすがに雪はないとは思ったものの、 念のために ロングスパッツを着け、さらにシナノのストック 2本を持って歩き始める。
お馴染みとなったゲートの横を通り抜け、林道を先へと進む。
ゲート前には 2台の車が駐まっており、1台は三河ナンバー、もう 1台はとちぎナンバーであった。 前回 不動岳に登った時には、小生と同じ 横浜ナンバーの車が駐まっていたので少々驚いた記憶があるが、 さらに遠くの 栃木ナンバーとは・・・。唖然。さすがゴールデンウィーク。
栃木県からなら前日に出発せねばならないはずであり、車中泊したに違いない。ご苦労様である。


歩き慣れた林道を進む。登山口までこの道を 6km歩かねばならない。 道の脇には1km (時には 0.5km) 毎に標識が立てられているが、これが時には鬱陶しく、 時には励みになる。
6kmという距離は平坦な道なら 1時間程。しかし、この林道は緩やかとは言え ずっと登りとなっており、6kmで 400m程登ることになる。 結構キツイが、出発が遅いだけに自然に早足になる。

やがて林道の先にプレハブ小屋が見えてきた。 小屋の向かい側にはなかなか見事な滝があるのだが、まだここからは見えない。しかし、小屋の窓ガラスに滝を流れ落ちる水が映っていて、 滝の存在を知ることができる。時刻は 9時丁度。

見事な滝を過ぎると、 林道の先に形の良い山が見えてきた。
その山の右斜面下には見覚えのある鎌崩の岩峰が見える。ということはあの山は鎌崩の頭に違いない。
黒法師岳不動岳の時には、 林道を歩いていて このように山が見えても、山の名など全く分からなかったのだが、さすがに この山域も 3回目となると、 一応 山名のもある程度目星がつくようになる (尤もあまり自信がある訳ではないが・・・)

さらに進むと、先程の鎌崩の頭、そして鎌崩の岩峰の右側にある山も見えてきた。 その山の右側には、黒法師岳とバラ谷の頭を結ぶ稜線と同じように、 ササ原の綺麗な稜線が見える。
ということは、あの山が本日目指す丸盆岳ということになろう。
遠目に見ても、ササ原の稜線が素晴らしい。カモシカ平と呼ばれるそのササ原は、 不動岳の鹿ノ平、 黒法師岳−バラ谷の頭の間にある黒バラ平を想起させ、期待が高まる。

林道脇には先程の滝の他、いくつもの滝が現れる。
水に勢いがあり、左下に見える東俣沢の水の流れも、前回、前々回よりも水量が多いようである。

道脇にある 標識も ようやく 6kmになると、 右手に戸中山林道の支線が現れる。黒法師岳登山口まであと少しである。
そして、9時54分、黒法師岳登山口に到着。登山道は写真の様に歩んできた方向に戻るように登っていくことになる。
ここで、山に取りかかる前の腹拵えをすべく、持参のパンを食す。袋井ICで下りてからコンビニで食料を仕入れ、 車を運転しながら朝食はとったものの、もうあれから 3時間経っていることになる。

と その時、不動岳方面から人が歩いて来たのでちょっとビックリ。 聞けば、水を補給するためにこの先まで行ってきたとのこと。その人は最近 不動岳に登ったので、 今回 黒法師岳に登るとのこと。 三河ナンバーの車の持ち主であった。

その方には先に行ってもらう。自分もパンを食べ終わってから後を追うが、ドンドン引き離される。
その方の足が速いこともあるのだろうが、小生の調子も悪い。身体がかなり重いのである。林道を歩いている時には気づかなかったのだが、 こうして斜面に取り付いてみると、いかにも身体が重く、怠いことに気づく。はてさて、今日はどうなることやら・・・。

暫くは灌木帯を登る。両側に生えた木々の枝が上方で合わさり、 新緑のトンネルを作っている。
視界のない中を暫く登ると、やがて尾根上に飛び出すことになって、視界がグッと開ける。左手には鎌崩の岩峰、丸盆岳、 そして気持ちの良さそうなササ原の稜線が見える。

その後 樹林帯に入ると、 暫くはヒノキ ? の植林帯を進み、途中から ツガなど 自然林の中の登りとなる。これは記憶通り。
暫くは ツガなどの巨木の間を進み、少し先から急登が始まる。
ここには下草が生えておらず、土と木の根がむき出しになっていて、しかもその土が崩れやすい。足下が緩い急斜面をジグザグに登って行く。
登り着いた所で暫く緩やかな斜面が続く。
この頃になると、どういう訳か身体が怠いことに加え、腹も減って力が入らなくなってきた。前回と同様、 休憩に適した場所を探しながら先へと進む。



丸盆岳登山データ

上記登山のデータ登山日:2011.4.29 天候:晴れ単独行飯田市泊 翌日恵那山登山予定
登山路:戸中山林道ゲート前−黒法師岳登山口−鞍部−弁当転がし−主脈尾根(等高尾根)出合−カモシカ平− 丸盆岳−カモシカ平−主脈尾根(等高尾根)出合−弁当転がし−鞍部−黒法師岳登山口−戸中山林道ゲート前
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−袋井IC−(県道61号線)−大当所−(県道40号線)− 双竜橋−(国道152号線(秋葉街道))−水窪−水窪ダム−戸中林道ゲート (車にて)
交通復路:戸中林道ゲート−水窪ダム−水窪−(国道152号線(秋葉街道))−矢筈トンネル− (県道251号線)−(県道83号線)−弁天橋−(県道16号線=伊那街道)−新飯田橋−(国道153号線)−飯田市 (泊)− (翌日 恵那山 広河原登山口まで行ったものの、雨のため登山断念 : この経緯は こちら をご覧下さい )−飯田山本IC−(中央高速道)−相模湖IC−三ヶ木−半原−瀬谷 (車にて)

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