奥大日岳 ( 奥大日岳:2,611m、三角点のある頂上は 2,606.1m ) 2016.10.15 登山



【PHOTO & 記録 奥大日岳 7】

氷の張った地塘の横を通り、ハイマツ帯を少し登ると、 大日岳へと続く縦走路が左に分かれ、そこから少し登れば奥大日岳頂上 (三角点) であった。時刻は 9時28分。 なお、後方の山は毛勝三山。

先程 小生を追い抜いた方は、小生が三角点を見ながら歩いている間に大日岳方面へと進んで行かれ、 頂上には誰もいない。
狭い山頂には岩が積み上げられ、そこに三等三角点が置かれているが、柱石は傾いており、最早 『 故障点 』 扱いに近い気がする。

なお、1991年の地図では奥大日岳の三角点の標高は 2,605.9mとなっているが、 2015年の地図、そして国土地理院の電子国土WEBには 2,606.1mと記されている。標高が改訂されたようである。

ここからの展望は素晴らしく、 やはり一番に目が行くのが大日谷、東大谷、西大谷といった谷を挟んで北東に対峙している 剱岳である。

剱岳については 他の北アルプスの山々から何回も眺めているのだが、北アルプスの北西の端に位置しているため、 こちら側 (南西) から見る機会は全くなく、そのためその姿は新鮮であり、 鋭角に天を突く岩の峰は大変に魅力的である。
来年には是非 再チャレンジしたいところである。

剱岳の右には前剱が続き、 前剱から右へと下った尾根は剱御前に向けて再び立ち上がっていく。
そして、その鞍部近くにある一服剱の後方には 五竜岳が姿を見せている。

剱御前の右には別山、真砂岳が続き、それらの山の手前、 こちらのすぐソバには奥大日岳最高点の高みも見えている。

写真 中央が別山。別山の左奥に見えているのが別山北峰。
別山の手前が別山乗越で、そこには剱御前小舎も確認できる。
そして、別山の右の山が真砂岳。
また、別山の左にほぼ同じような高さの稜線が続いているが、その左端の一番高いピークが剱御前。

なお、写真右手前に見えているピークが奥大日岳最高点。

真砂岳のさらに右には、 立山 (富士ノ折立、大汝山、雄山 が続き、 立山の右には浄土山、そしてその右後方に鬼岳、獅子岳が見えている。

さらに右側は一旦この頂上の隣にある高みに遮られるものの、 その高みの右からは野口五郎岳、 槍ヶ岳奥穂高岳水晶岳笠ヶ岳、そして 薬師岳といった山々が続いている。

薬師岳の手前には弥陀ヶ原の溶岩台地が広がっており、 その右奥には鍬崎山、そしてさらにその後方に 白山が見えていて、 鍬崎山の右には中大日岳、大日岳が見えている。

写真は真砂岳、立山

こちらは 立山の右側にある浄土山。
浄土山頂上に尖った高みが見えているが、龍王岳である。

浄土山の右下 後方に見えている山は鬼岳で、その右側に獅子岳が続いている。

上述のように、このさらに右側の山々はこの頂上の隣にある高みに一旦遮られることになる。

こちらは、頂上の隣にある高みのさらに右側。

上述のようにここからは 水晶岳薬師岳といった山々を 見ることができるようになる。

写真 中央が 水晶岳で、その左に赤牛岳 (実際は 水晶岳の手前) が見えている。
赤牛岳の左には 奥穂高岳槍ヶ岳、 さらに野口五郎岳が続く。
そして、赤牛岳の手前には左から鷲岳、鳶岳、越中沢岳といった山々が並んでおり、さらに手前に天狗山が見えている。
なお、写真右端の山は 笠ヶ岳



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