奥大日岳 ( 奥大日岳:2,611m、三角点のある頂上は 2,606.1m ) 2016.10.15 登山



【PHOTO & 記録 奥大日岳 10】

新室堂乗越には 11時17分に到着。
右に曲がって岩と砂礫の斜面を下る。

急斜面を下り終えれば木道が続く (写真)
周囲は黄色や茶色の草原、そして正面には 立山、 浄土山が見えている。
しかし、先にも述べたように地獄谷から上がるガスによって 立山は少々霞み気味である。

緩やかに下り、 剱御前への分岐点には 11時31分に到着。
浄土沢沿いに進み、木橋を渡って雷鳥沢キャンプ場に入る。

平らなキャンプ場を過ぎると、石畳、階段の登りが始まる。
今朝ほど懸念した通り、やはりこの登りはキツく、息が上がる。

雷鳥沢ヒュッテの横を通り、漸く登り着いたところが大日展望台。
ただ、その名に反して見えているのは奥大日岳で、その左方に中大日岳が少し見え、 肝心の大日岳はその頂上部分がほんの少し見えるだけである (写真)。時刻は 11時54分。

そこから再び階段を昇っていくと雷鳥荘で、 その前を通過してその先にあるベンチで休憩する。時刻は 12時1分。

地獄谷からの火山ガスの量はかなり多く、雷鳥荘の左手下方は時々ガスで真っ白になる程である。
そして、今朝ほどと比べて周囲にはかなりの硫黄臭が漂っており、心なしかノドも痛い。

12時5分に出発、石畳の道を進む。
その道がヘアピンカーブのように大きく曲がるところからリンドウ池、そして奥大日岳方面が見えるが、 時折 地獄谷から上がってくる火山ガスが視界を遮る。写真の建物は雷鳥荘。

道は血の池の上部を通過。
日が当たる中、今朝ほど池に張っていた氷は融け、池は血の色とは言わないまでも茶色く見えている。

ここの登りも辛いが何とか登りきり、 火山ガス情報ステーション前 (エンマ台) を 12時19分に通過。立山室堂山荘方面へと向かう。

今朝ほどとは違い、 ミクリガ池 (写真、なお後方の山は浄土山)、ミドリガ池にも日が当たっている。
ミクリガ池の水は縹色 (はなだいろ)、ミドリガ池の方は透明度が高い。
ただ、ミドリガ池の水面には波が立っており、そこに映る 立山の姿は 今朝のようにははっきりとしていない。

観光客の間を抜け、立山室堂山荘には 12時32分に到着。
思惑通り 一番風呂を独占できたのであった。
風呂の窓から見える 立山が素晴らしい。

入浴後、 多くの観光客の間を縫うようにして進み、13時26分に室堂ターミナルに到着。13時45分発のトロリーバスにて大観峰へと進む。

大観峰より乗ったロープウェイから下方に広がるタンボ平に目を凝らし、 昨日歩いた登山道を探しているうちに黒部平に到着。

黒部平からはケーブルカーにて黒部ダムへと下り、ダム堰堤を歩いてトロリーバスに乗る。
流石にこのバスは混んでいて座ることはできなかったものの、15時51分、無事に扇沢に戻り着いたのであった。

写真は室堂ターミナル付近より 立山を振り返ったもの。

昨日の 立山に引き続き、 本日は奥大日岳に登ったが、残念ながら紅葉は終わっていたものの、両日とも晴天に恵まれ、晩秋の山を大いに楽しんだのであった。
やはり晴天の下で登る山は2倍楽しめる。

写真は室堂ターミナルへ向かう途中から見た奥大日岳。



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