そして、特に目を惹くのが地獄谷で、 多くのガスが立ち上る中に今は通行禁止となっている道が見えている。 この立山について気象庁は、 現在 『 活火山であることに留意 』 のレベルとしているが、こういう状況を見ると、 けっして気を許してはいけないのだとつくづく思う。 | |
ほぼ平らな道が続いていたが、 やがて道は緩やかな登りに入る。 少し登ると、前方には天狗平の溶岩台地、そしてそこに建つ立山高原ホテルが見え、 さらにその右後方にはなかなかよい形をした鍬崎山、そしてその後方にうっすらと 白山 (写真中央 最後部) が見えるようになる。 |
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右手にはこれから越えねばならない 2つの高み (2,440m峰、2,511m峰) も見えてくるが、ありがたいことに手前の高み (2,440m峰) はその左側を巻くようである。 ササとハイマツの小さな高みを乗り越すと、先の 2つの高みの右側に奥大日岳も見えてくる。 そこから少し進むと小広い場所に至るが、ここが室堂乗越のようである。 | |
ここから見る奥大日岳はおむすび型しており、
その東側の斜面はかなり急峻で、下方のカガミ谷に一気に落ち込んでいる。 無論、登山道はそのような斜面に作られるはずもなく、
左側にある 2つの高みを越えて南東側から登ることになる。 なお、見えているのは奥大日岳の最高点であり、
かつては尾根通しでそこ迄行くことができたらしいのだが、今は廃道になっている。 |
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また、この室堂乗越から振り返れば、剱御前から左に下る斜面の後方に
剱岳が姿を現している。 さらには、剱岳の左方に毛勝三山も見えている。 | |
道の方は暫く緩やかな登りが続き、 目の前に見える 2,440m峰の左側を巻いていく。 すぐに 2,511m峰が見えてくるが、その取り付きまでこのまま緩やかな道が続いてくれれば良いものの、
2,440m峰を巻く道は途中から岩場を登って一段高く上がってから先へと進むようになる。 |
奥大日 1、  奥大日 2、   奥大日 3、  奥大 4、   奥大日 5、  奥大日 6、   奥大日 7、  奥大日 8、   奥大日 9、  奥大日 10 もご覧下さい。