時刻を確認すると 8時30分を回っている。 素直にここで休めば良かったのだが、 後ろから人がやって来ているのでついつい先に進んでしまう。 | |
道は 2,511m峰への登りに入る。 途中で周囲を見渡せば、左手下方には立山道路が走る天狗平の溶岩台地が広がっており、 その手前側は称名川に抉られたのであろうか、深い谷となっている。まるで平らな天狗平がテーブルのようである。 天狗平の後方には天狗山が見え、さらにその後方には 薬師岳の 頂上部分が見えている。 少し高度を上げていくと右手に再び 剱岳も見えるようになる。 |
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息を切らせつつ斜面を登る。 喘ぎつつも漸く登りが終わると、ここは 2,511m峰のすぐ下で、
恐らくカガミ谷乗越であろう (この先にある鞍部がカガミ谷乗越という説もある)。 目の前には再び奥大日岳最高点の高みが見えている。 | |
道は少し右へと曲がり、奥大日岳最高点と 剱岳を見ながら進む。 先程見たとおり一旦下った後、少し登って奥大日岳最高点から下ってくる尾根を横切り、 最高点の南斜面の下に入っていく。 先に述べたように、かつてはここから尾根通しに最高点まで行けたようであるが、 今はハイマツに囲まれていてその痕跡は確認できない。 |
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振り向けば 薬師岳がかなり迫り上がってきており、 その左には 笠ヶ岳が少し顔を見せ始めている。 また、左手前方には、この奥大日岳を含めて 大日三山を形成する中大日岳と大日岳が見えるようになり、 その鞍部には大日小屋の赤い屋根も見えている (写真右側の山が大日岳)。 | |
奥大日岳最高点から下るハイマツ帯を横切り、
少し登ると、奥大日岳最高点の斜面とその下方を横切る登山道が見通せるようになる。 左手には中大日岳と大日岳、さらに左方には 薬師岳、 笠ヶ岳、そして 水晶岳 (黒岳)、 奥穂高岳も見え始める。 写真 右奥の山が 薬師岳。 |
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