女峰山 ( 女峰山:2,483m、 三角点は 2,463.5m ) 2013.4.28 登山



【PHOTO & 記録 女峰山 7】

周囲の木々には雪が付着し、真っ白な状態。それが青い空に映える。
『 苦しけりされど登りたし 』 の標識がある場所から女峰山を眺めた時には、 このような状況はまるで想像できなかった。
さらには、その後 撤退者と擦れ違い、ガスのかかった女峰山の姿を見た時には、自分も途中撤退することもあるやも知れない と思っていただけに、 喜びは大きい。

一方、身体の方はややバテ気味。急登、さらには柔らかい雪で斜面での踏ん張りが利かないのが辛い。

樹林を抜けると、展望が一気に開ける。
目の前には、男体山大真名子山が大きく、 その間からは皇海山の姿も見える。

そして、写真のように奥白根山もよく見えるようになる。
奥白根山の左には、白根隠山、白桧山、 そして錫ヶ岳が続き、右には、 五色山、金精山、温泉ヶ岳、根名草山が見える。
また、奥白根山手前の大きい山は、頂上に電波反射板を有する小真名子山である。

周囲の木々にはエビのシッポが付き、真冬の山を感じさせてくれる。
中には スノーモンスターばりに雪が付着した木々も見られる。

立ち止まって写真を撮っていると、2人が下山してきた。 まだ頂上には人がいるのかもしれないが、小生の後から登ってくる人はいないはずである。
ユックリと新雪の感触を楽しみながら進む。

そして、先の方に女峰山の頂上標識が見えてきた。
これだけ雪があると、頂上標識がすごく格好良く見える。
ありがたいことに、頂上にはもう誰もいないようである。時刻は 13時を回っているので、それもそうであろう。
しかし、考えたら、駐車場を出発してから 7時間も経ってしまった。頂上までこれほど時間がかかったのは、最近では、 その頂上を踏むまで 8時間を要した奥穂高岳に次ぐ記録であろう。
天候のためテンションが上がらなかったこと、久々の登山、予想以上の雪 などの理由が考えられるが、 この景色を見れば その疲れもすっ飛ぶ というものである。

13時12分、頂上祠に到着。
やはり頂上には誰もいなかった。
頂上祠にも小さなエビのシッポが付着していて寒そうであるが、それにしてもよくもまあ風雪に耐えているものである。

祠のある場所から少し登れば、頂上標識のある高みである。
この標識には 2,483mと書かれている。三角点は、祠のある場所から 霧降高原側に少し進んだ高みにあるようで、そちらの標高は 2,463.5m。
この標識のある場所には三角点はないものの、ちゃんと国土地理院の地図にも 2,483mと記されている。
ここからの眺めが素晴らしいことは言うまでも無いが、ほとんどの山は ここに到達する前に見ており、 また 本来は見えるであろうはずの 至仏山平ヶ岳燧ヶ岳会津駒ヶ岳 といった北西の山々は雲に紛れてしまって判別がつかない。
なお、さすが頂上だけあって風は強く、冷たい。バラクラバが役に立つ。



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