女峰山 ( 女峰山:2,483m、 三角点は 2,463.5m ) 2013.4.28 登山



【PHOTO & 記録 女峰山 1】

2月10日に雁ヶ腹摺山 (2月10日分は未アップ) に登って以来ずっと山に行かず (行けずではない) 状態が続いていた。
理由は色々あるのだが、身体的には 2月、3月と腰痛に悩まされ、さらには胃の調子もおかしい状態が続いていたために 山に行く気になれず、 さらには両親の 1周忌の法要などもあって結構プライベートも忙しかったことが大きい。

ただ、山に行かなくなると、休みに家にいることも良いかな などと思い始め、 徐々に 山に行きたいという気持ちも薄れかけてくる。
そうした状況の中で迎えたゴールデンウィークであったが、ヤマレコを見ていて久々に登ってみたいと強く思う山が見つかった。
日光の女峰山である。女峰山には過去に 2回登っているのだが、今回のコースは日光東照宮から登るという、 ロング かつ 高低差 (1,860m程) のあるハードなコースである。
実を言うと、日光を代表する男体山に登った際、 男体山の登山口となる二荒山神社 (中禅寺湖畔) が標高 1,300m前後のかなり高い場所にあるため、 そこから登ることに少々後ろめたさを覚え、本来なら日光市街 (標高600m程) から登るべきだ と強く思っていたのだった。 そういう意味では、男体山とほぼ同じ高さにある女峰山に、日光市街から登ることができるのは大変魅力的である。
心配は 2ヶ月半のブランクによる体力の問題であるが、何とかなるだろうと、4月28日の早朝、日光に向かったのだった。

横浜ICから東名高速道に乗り、首都高、東北自動車道と進んで、 宇都宮ICから日光宇都宮道路に入る。ゴールデンウィーク前半の中日ではあったものの、道は空いていてスムーズに進む。
天候の方は、快晴のはずであるが曇り気味。しかも、日光宇都宮道路を走っていると見えてきた男体山、女峰山は、 その頂上が雲に覆われているではないか。
天気予報は快晴のはずであった (午前中快晴。午後から曇りの予報。) のに、それはないだろうと やり場のない怒りが湧いてくる。

日光ICで高速を下り、国道119号線に入って東照宮方面へと進み、 神橋で左折して国道120号線に入る。右手に交番 (日光警察署安川町交番) が見えてきたら、 その先の信号で右折すれば日光西参道駐車場である。
料金は 500円を先払い。時刻は 5時58分。早朝のため、駐車場は空いており、西表参道へと通じる階段脇に車を駐める。


身支度、トイレを済ませ、6時7分、駐車場裏手の石段を登って表参道へと向かう。
石段を登り切ると、日光東照宮へと向かうまっすぐな西表参道が左手に現れる。東照宮に向かって西表参道を進む。
朝の参道を進むのは気持ちが良い。

東照宮の石鳥居の手前で左折し、下新道へと入る。
東照宮宝物殿を左に見て広い下新道を進んでいくと、やがて法華堂。そこから右側にある二荒山神社の塀際に沿って進む。
暫く進むと、舗装道の突き当たりに鉄製の門扉が現れるが、道の方はその門扉の右脇にある階段を進むことになる。
少し登れば、そこからは階段状の石畳が続くようになる。
日光街道の杉並木は有名だが、ここの杉並木もなかなか見事である。

6時半、行者堂の下に到着。
女峰山に向かうには、 道を外れてこの行者堂へと続く階段を登っていかねばならないのだが、それを知らずに行者堂下の道を そのまま先に進んでしまう。
道の方は下り坂となり、下り着いた所で舗装道と合流する。そこにある標識に女峰山は進んできた方向にある と記されていたので、道間違いに気づき、 慌てて行者堂へと戻る。
行者堂へと戻り、階段を昇って堂の裏手へと進む。ここには女峰山を示す標識、そして登山ポストもあったのだが、ポストは用紙切れである。

大きな杉の木の横を通ってヒノキの植林帯へと進むと、すぐに斜面を登るようになる。
先程の道間違いで、慌てて急坂を登り返したため息が上がっているので、ここの斜面がキツく感じられる。
しかし、その斜面も長くは続かず、やがて写真のようなほぼ平らなヒノキの植林帯の中を進むことになる。
途中、右手樹林越しに赤薙山 (霧降高原方面。女峰山へと尾根が続いている。) らしき山が見えたが、 ほとんどガスに覆われており、テンションがグッと下がる。

ヒノキの植林帯の中を進む。
平らであった道にも徐々に傾斜がついてくるが、緩やかである。
やがて、左下 樹林越しに林道が見え、道は暫く先でその林道に合流することになる。
林道の先の方を見ると標識があり、道は再び樹林帯に入るようになっている。時刻は 6時55分。
再び樹林帯に入ると、今度は少々傾斜が急な道が待っている。ジグザグに斜面を登っていく。

少々キツイ傾斜もやがて緩やかになってくると、道の右手に大きな石碑が現れた。7時4分。
写真では分かりにくいが、高さは 3m弱あるとのこと。
石には 『 殺生禁断境石 』 との文字が彫られている。神域内での殺生を禁じた標石であるが、 同じような石がこの山域にもう 1つあると聞く。
それにしてもこんな山の中に、このような大石を持ってこれたものだと感心せざるを得ない。これも強力によるものであろうか。



女峰山登山データ
上記登山のデータ 登山日:2013.4.28 天候:曇り後晴れ 単独行 日帰り
登山路:日光西参道第一駐車場−行者堂−殺生禁断碑−白樺金剛−八風−遙拝石− 箱石金剛−唐沢避難小屋−女峰山−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(首都高3号線)−大橋JCT−(中央環状線・首都高川口線)− 川口IC−(東北自動車道)−宇都宮IC−(日光宇都宮道路)−日光IC−(国道119号線)−神橋−(国道120号線)−日光西参道駐車場(車にて)
交通復路:日光西参道駐車場−(国道120号線)−神橋−(国道119号線)−日光IC−(日光宇都宮道路)−宇都宮IC−(東北自動車道)− 川口IC−(首都高川口線・中央環状線)−葛西JCT−(首都高速神奈川1号横羽線)−金港JCT−(首都高速神奈川2号三ツ沢線)−三ツ沢JCT− (横浜新道)−藤塚IC・新保土ヶ谷IC−(保土ヶ谷バイパス)−上川井IC−瀬谷(車にて)

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